ただの痴漢馬鹿が一人。なのに、なんでこんなにかっこいいのか。
ともかく、主人公の生き様がバカバカしくてかっこいい。
痴漢なのに。
本人は自分が世間では疎まれる存在だと分かっている。
正しいことしてるなんて思ってない。
クライマックスで彼自身、改めて思い出すのだが、ただ己の欲望に忠実なのだ。
その一念も突き詰めればあの境地になるのか、という話。
つまりは女の意思など無視して、ただただ自分勝手な欲望を叩きつけるだけの行為であるのに。
ただ、最後のターゲット、カノンは別として、それ以外のキャラに対してはある種紳士的といってもいい態度をとっている。
もちろん変態という名の紳士だが。
女たちを悦ばすことができなければ彼のポリシーには反するというわけである。
お互いが必要として行為にふけるのであれば、それも一つの愛の形なのかもしれない。
…ああ、だいぶこの作品に毒されているようだ。
最後の痴漢バトルに向かう流れは厨二ラノベかと見紛うノリで進行するので、なんだか可笑しかった。
犯罪者どものリーダーの筈が、まるで世界を救う最終決戦に向かう勇者のようではないか。
フィクションだからね、これ? 念のため。
攻略に関しては自力では少々難しい所があったため、作品スレ・攻略サイトのお世話になった。
データ引継ぎができるので、まずはレベル上げ、そして必殺技の習得。
トゥルーエンド(カノン攻略)に行くためにはかなり効率よく他のヒロインたちを堕としていく必要があるので、他の協力者に頼んで敵の妨害をしながら進める必要あり。
完全に詰め将棋的な攻略までは必要としないので、そこまで極悪な難度ではない。