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oniyukiさんの調子に乗ってるレイヤーでオタサーの姫を教師の俺が騙してハメ撮りしてみたの長文感想

ユーザー
oniyuki
ゲーム
調子に乗ってるレイヤーでオタサーの姫を教師の俺が騙してハメ撮りしてみた
ブランド
ぱちぱちそふと黒
得点
45
参照数
914

一言コメント

買う前にちゃんと体験版やりましょうね・・・

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

ストーリーは「泣いた赤鬼」の赤鬼役と青鬼役を一人二役で演じるようなもので、
主人公はレイプ魔としてヒロイン毬子(鞠子、真理子など、表記ゆれが激しい)
を精神的肉体的にいたぶる一方で、表では救いの手を差し伸べ、
毬子の気持ちを自分に向かせようとする。

主人公は声色を変える特技を持っていて、目出し帽を被っているとはいえ
何度も裸で肌を合わせているうちに、匂い、味、感触、体のほくろ等の細かい部分で
レイプ魔と同一人物だと解ってしまいそうなものだが、
結局最後までばれる事はないご都合主義…は、エロゲではよくある事なので
まぁいいかと思えた。


絵柄は好みだし、公式サイトのストーリーやCGギャラリーを見た限りでは
それほどハードな内容でもなさそうなので買ってみたが、
主人公の行いは「騙してハメ撮り」というより、ガチレイプ&脅迫で、
本格的な鬼畜ゲーと比較すれば生温いものの、かなりひどい。

主人公にすがるしかない程の状態にまで毬子を追い込まないと
野外露出などの変態性欲に目覚めたり、
主人公に好意(というより依存のような感情?)を抱く展開の説得力がなくなるので
仕方ないのかもしれないが、序盤は殴りつけたりスタンガンの電撃を浴びせる、
脅して呼び出し駅のトイレでレイプ等の非道な行いが続く。
そもそも毬子は別に調子に乗ってないし、オタサーの姫として
周囲からチヤホヤされているムカつく女、というような描写もないので、
ただただ可哀想だった。

「僕なら君を守ってあげられる」
「僕の鞠子が他の人間に弄ばれる前になんとかしなければ……!」
という公式サイトの紹介文からして、個人撮影で悪さをしようとする男から
守ってあげて教師と教え子の恋に発展するストーリーだと思っていたのに、
主人公自身が毬子を弄び続ける内容だったので、なおさら不満に感じてしまった。
そもそも購入前に体験版をプレイしておけばよかったのだが。

エンディングは2種類あるが、どちらにしても主人公は毬子の事を
性欲と、レイプ魔から救った恩だけで繋ぎとめていて、
それに妊娠、金といった要素が加わるだけという空しいもの。
これも勝手に恋愛で結ばれると期待していた自分側が問題なのだが。

==

Hシーンは、毬子が主人公に心を許すようになってからの、体操服姿で跳び箱エッチ
メイド服でのエッチ等は甘々な雰囲気で楽しめた。
ただ「レイヤーでオタサーの姫」という割には、コスプレは少なかった。
(リボンつけてオシャレしたバージョンの制服姿でのHシーンが大半だったような)
スク水でのシーンは電話越しにオナニーするだけで本番なしなのも残念。
ふだん地味で根暗な子がコスプレして可愛い感じに・・・という
ギャップを強調した方が良かった気がした。

顔を隠した主人公が毬子をレイプするシーンは、
BGMがやけに緊迫感を煽る落ち着かない雰囲気という事もあり、
なかなか実用しづらかった。