雪女は日本ではお馴染みの妖怪だが、海外では雪女のような類話はあまりない。主人公は雪女という設定とゲーム性、ストーリーがしっかり噛み合っていて、作り方が上手い。
西の地に流れ着いた雪女が、故郷へ帰る渡航費を稼ぐ為に、仕事をこなしたり
冒険したりする内容のRPGツクール製エロゲ。
RPGとしてのシステムは、敵を倒してレベルを上げ、ドロップアイテムを売ったお金で
装備、アイテムを買いそろえて強くなっていくというオーソドックスなもの。
モンスターとの戦闘で敗北したり、特定のイベントで人間に捕まるとHシーンになる。
ボスモンスターに敗北すると、一部を除いてHシーンの後ゲームオーバーになってしまうので
先に進むには、ある程度のレベル上げは必要になるが、経験値が貯まるスピードは速く、
ダンジョンの中に回復ポイントも設置されているので苦にならない。
逆にわざと負けてHシーンを見たい場合も、敵の拘束攻撃(抱きつく、絡みつく等)を喰らうと、
どんなに守備力が高くても一定の割合ダメージを受けるようになっていて、適当に通常攻撃していれば
すぐ負けられる(自分のHPを減らす自爆アイテムも有)。
難易度はかなり易しめで、ストーリーイベントを全てこなさなくても、
お金を30000稼いで船に乗ればエンディングになる。
さらに、どれか一つでもエンディングを見ると、強くてニューゲーム、
CG閲覧とHシーン回想の全開放ができるというストレスフリーな設計。
難しくてやりごたえのあるRPGを求める人にとっては物足りないが、
主人公のキャラが気に入ってお手軽にHシーンを楽しみたい自分にとってはベストな仕様だった。
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Hシーンはスライム姦、オークに種付けされる、触手に絡みつかれるといった
定番の物から、女魔物との百合、おねショタといった変り種も。
CGの良さもさる事ながら、テキスト、シチュエーションが「西の国に流れ着いた雪女」という
設定が存分に生かされていて非常にエロい。
主人公は雪女なので、氷の魔技を使えば戦えるが、封じられたら非力な女性でしかない、
むやみに人間を傷つけて、公に正体がバレたら町に居られなくなる、
西の地では希少な存在ゆえに、交尾の相手を求めるモンスターや、
捕らえて売り飛ばそうとする奴隷商人から狙われてしまうといった展開も、
世界観がしっかりしているので説得力があり、どのシーンも違和感なく自然に楽しめた。
個人的には、サキュバスに呪いをかけられたハインツを救う為に、恥じらいながらも
騎乗位でリードしてあげる和姦シーンが特に良かった。
エンディングは妊娠エンド(人間)が味わい深い。