凪咲より他の2人のほうが好みだったのに
街へ引っ越してきたばかりの主人公は、サイクリングの途中、
川へ身投げしようとしている凪咲を止めた事がきっかけで肉体関係を持ってしまう。
その後は凪咲の部下として働く事になるが、元カノの結や、場合によっては先輩の綾子とも
関係を持つ事に・・・というのが大まかなあらすじ。
主人公はとても優柔不断な性格で、ヒロインを愛しているのか付き合いたいのか、
まだはっきりしていないにもかかわらず、その場の雰囲気に流されるままHしまくってしまう。
だがそれは抜きゲーの主人公として正しい行動だし、ストーリーのオチにも関わるので、
特に文句なし。
物語中には二択の選択肢が出る場面が二箇所あり、エンディングは三種類。
ただし、結、綾子のエンディングを見た後でないと、凪咲ルートへ行く事はできない。
凪咲以外の二人のルートは、何度かHを繰り返して、いよいよ本格的な恋人同士になるという所で
「ああああああああああああああああああ」と唐突に後味が悪い終わり方をするので
ストーリー的な満足度は低めになってしまった。
「凪咲を一途に想い続けないと駄目なんだよ」という意図は解るのだが、他の2ヒロインは別に悪くないし
謎を残しつつも幸せになるエンディングでよかったのでは。
凪咲ルートでは、ストーリー上の伏線が回収されて最後までしっかり書かれるが、
主人公が凪咲を救う為にとった手段は、あまりにも普通すぎるので、もうひとひねり何か欲しかった。
凪咲の父親と対決するとか。
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Hシーンは、バック体位はともかく、騎乗位や対面座位でも、
なぜかこちらに背を向けて顔が見えない構図が多いのが気になった。
ロボットアニメのようなカットインで、顔や局部のアップは表示されるが、
個人的には普通に顔、おっぱいを見せてくれたほうがよかった。
CGの出来自体は、ぬらぬらとした質感がエロチックで素晴らしい。
絵とHシーンを楽しむ目的でなら、充分良作だと思えた。