スカトロとかあんま好きじゃないんですけど…
男ならば一度はうんこを食ってみたいと思ったことはあるでしょうし、女性の方ならば殆どの方が一度はうんこまみれになってみたいと思ったことがあるでしょう。その双方の欲求を叶えて食えるのが、もといくれるのがスカトロゲーというもので、この作品においてはその設定は学校内と若かりし頃クラスの片隅でそういった妄想を繰り広げた方ならば間違いなく満足のいく出来であると言えると思います。
何が良いかと言えば、この頃のアイルの作品に出まくっていたダイナマイト亜美さんの絶妙なる演技につきると思います。彼女の声は声優として抜け切っていない感もあるのですが、それが逆に功を奏しこういったマニアックな世界と大変相性がよく、またご本人のエロゲ声優としての大変に高い自覚と職業意識に裏打ちされた演技は、今まさに脱糞をしようとしている様々なシチュエーションに見事に対応し、「我慢している感」「今出る感」「開放感」などスカトロゲーにおいての重要なファクターをことごとく自分の物にしております。そして内容も徹底して肛門をいじり倒しており、下痢便太便食糞とその手の趣味に殆ど完璧に対応しております。さすがアイルといいましょうか、まさにこのゲームは「ザ・うんこ」と言える出来ばえではないかと私は思います。
映像で見る三次元のうんこは、全てがキレイであるとは思いません。またそのシチュエーションも大変萌えるものから、あたかも動物の排泄であるかのような萎えるシチュエーションまで様々なものがあり自分のベストを探し出すのはなかなか困難です。しかし二次元のスカトロものはうんこ自体よりもそれを出す、またそれを出さざるを得ない状況に至ってしまったプロセスが重要視されており、視覚的な嫌悪感を感じることなくその恥ずかしくも美しいさまを楽しむことが出来ます。
メーカー様においてはこの路線を是非捨てることはなく、さらにまた新たな機軸を打ち出していってもらいたいと思いました。また意欲的なメーカーならば、普通の萌えゲー・キャラゲーと呼ばれる作品にこういったルートをぜひ設けてもらいたいなあとも思う次第です。