夏の田舎ゲーを求めてプレイ。全4章のオムニバス形式のうち、1章と3章はかなり面白く、2章と4章はあまり楽しめなかった。最かわヒロインはおまけ短編「夏休みのクリスマス」の上代萌さん
実プレイ日数:12日
総プレイ時間:31時間10分
※ネタバレ注意!!!!!!
※ 以下のnoteにて、スクショも載せたプレイレポートを投稿しています。
【夏はエロゲ】『水夏』プレイ日記 | kqck | note
https://note.com/kksk/n/n64fb7112626a
(文章は基本的に以下と同じです。)
・まとめ
1章と3章は面白かった。2章と4章は好きじゃなかった。
1章……ベタだがよく出来たシナリオで、こういうのを古典的名作というんだろうな、と感じた。田舎の村、神社という要素をちゃんと扱ってくれていたのも個人的に最高。歪な父娘関係とか、主人公のヒロインへの罪悪感とか、細かな要素まで見事としか言いようがない。
2章……芸術家で喧嘩も強い、的なイキリがかなりきつかった。歪な父娘関係を最終的にあっさりと大団円に持っていくのに戸惑った。さやか先輩のキャラは好き。(初見ではただのモブだった美絵に√が用意されていたのには驚いた。お話は大したことないけど美絵はそこそこかわいいんじゃないでしょうか。)
3章……物語開始時点で男子主人公に彼女がいる設定のエロゲに弱い。浮気、三角関係、不能……最高!!! お爺ちゃん医師と少女の病室パートも良かった。でも透子さんはさすがにヤンデレ過ぎて引きました。。
4章……満を持してのメインヒロイン登場なのに、いちばん「これでどう感動しろと?」と引いたままダラダラと終わってしまった。死神という人外ヒロイン(しかもロリキャラ)を「可哀想」属性にして、それと病弱な妹を天秤に掛けようとするプロットとか、メデスや千夏の存在とか、実は主人公が昔一度死んでて命を分け与えられていた設定とか、要素を詰め込むほどに自分の苦手なものばかり増えていって白けた。お嬢にそんなに同情できなかった時点で終わり。
おまけ(追補)……0章の死神少女のデザインはやや好みだがシナリオは虚無。短編「夏休みのクリスマス」の主人公:上代萌さんが可愛かった。以上!!!
20年以上前のゲームということで、シナリオ分岐の回収が面倒くさかった。既読スキップ機能とか無いし……。その代わりなのか、既読シナリオを読むときに「あらすじで読む」機能が付いているのは初めて見たのでびっくりした。サーカス作品では一般的なんだろうか。この機能の有無は、シナリオとは、ノベルゲームとはなにか、という点で地味にかなり重要だと思う。
夏の田舎ゲーとしては……1章だけでやる価値はあったと思う。
同じ村、同じ時期を舞台にしたオムニバス形式というのも珍しくて良い。
褒めたいんだけど面白くなかったところも多過ぎるので、微妙な評価にはなってしまう。
【プレイ中の感想メモ】
・プロローグ 2007.7.7
おい!!! メッセージ窓非表示にできないやん!! 背景のスクショが取れない! 終わった……
故郷の村に久しぶりに帰郷する男子主人公。いつもの。
常磐村
主人公:稲葉 宏 妹:稲葉 ちとせ(入院中)
華子(かこ)
旅館"なると"に泊まるのは今夏で6回目
父親が危篤? 主人公の稲葉家はこの村の素封家(金持ち)
全画面テキスト表示(ビジュアルノベル)形式で、謎の「わたし」の視点に切り替わった。夜の神社。TVの野球中継を見る予定?
えっ、もう一章おわり!? 20分ちょいしか経ってないんだけど。第1章じゃなくてプロローグってことか。
・1章
2001.7.20
語り手=彰. プロローグとは変わっている!
常磐村は母の実家の風間家がある。両親の離婚によって彰は村へと引っ越す
今度は常にビジュアルノベル形式だ。
彰は浪人生(一浪目)らしい
天然巫女さん
高身長メガネショートカット女子 千夏
また別視点。小夜(さよ)ちゃんと私のふたり姉妹。両親不仲。茜ちゃんは誰? 飼い犬のベス
7.21
昔は神社の石段に手すりなんて無かった。背景の差分が作中で言及される例だ
連城(れんじょう)彰? 風間じゃなかったのか。……あ、やっぱり連城は父方の姓だった。
巫女さん=水瀬伊月 (みなせ いつき) はセラムン好き。「作監は、誰が好きですか?」とかそっち系のオタクだったかw
伊月と小夜は双子
私立 橘学園1年生に編入した(過去に)
主人公のギャグがずっと滑っている。どうしてエロゲ主人公はいつもこうなんだ。
小夜ちゃん事故死しちゃったのか…… これで都合よく双子の片方とだけよろしくできるな……
現在と過去を行ったり来たりでけっこうややこしい
出会った初日にもう伊月は彰に惚れてるやんけ
7.22
小堺:クラスメイトのいじめっこ女子? 立ち絵がない
7.23
過去(学園時代)の伊月視点で彰の立ち絵が出た! すごいモブ顔
小夜ちゃんかわいいなぁ ファッションも好き
家庭環境が劣悪な子供しかおらんのかこの世界は
7.24
お祖母ちゃんいわく、小夜は事故死じゃなくて、母親に連れられて村から夜逃げした可能性?
7.25
中原中也ノルマ達成
7.26
マンガ貸し&猫モヨ子飼始め
7.27
昔できなかった花火をふたりで取り戻す。スチルのライティング差分で線香花火の輝きを表すの良い
双子姉妹だけど、姉妹愛よりも主人公を巡る三角関係の嫉妬心が全面に出ているシナリオは珍しいかな
主人公のギャグは寒いけど、文章じたいはけっこう上手い。情景描写とか場面描写とか
なめらかに初キス!
7.28
マンガの読み方がわからない伊月。絵と文字があるから、先に字だけを読んでしまった。ビジュアルノベルもマンガと似ている
こっわ…… これ父じゃなくて伊月が殺してたパターンか?
7.29
女の死者の土からの蘇りを描いた巻物 モヨ子は復活した?
7.30
なるほど〜〜 お前の仕業だったか〜〜 雨の中、死体を掘り起こす描写がシンプルにうまい
さすがに小夜の言動は身勝手すぎない? シナリオの都合に踊らされてしまっていてかわいそう
伊月の独白うまいな〜 神社の境内の境界線=鳥居(と、雨に当たる傘の下の境界線)をうまく使って悲劇を演出している
そして初シーン。神聖な領域を侵すこと。生霊の肉体性を確かめる行為
っていうか今更だけど現在の伊月とは境内(鳥居の内側)でしか会っていなかったのか。過去回想では学校や自室のシーンとかあるから巧妙に撹乱してたんだな。神社そのものとしての少女 手すりが設置されたのもこれが原因かーい!
双子の入れ替わりトリックをミスリードに使っている
!?!? 双子の娘の判別がつかない父親。そりゃあ病むわ
ややこしいな…… やはり部分的には双子の入れ替わりだったが、しかし目の前にいるこの少女が伊月であることは変わりなく、霊体であることも変わりなく、ただ生霊と死霊のミスリードがあった、と。
神社と対になる空間としての病院。宗教と科学、古代と近代、ファンタジーとリアル。とすると、病院が「駅の裏側」らしいから、村全体の地理もまた考察の対象となるだろう。地図がほしい。駅・線路こそがその境界線か?
〈これ以降、日付が表示されていない〉 ←解釈を誘う……
うわ〜〜 ここで父娘の関係にまで主人公がしれっと踏み込んでいくのか。中也の回収の仕方が憎いな…… 眠ったきりのもう一人の娘を置いていくのかクソ親父、とは思うが。
巻物の蘇生効果の真偽(非リアリズムか否か)は宙吊りにするのか。それも憎いな〜
ひとりの男に振り回されて破滅する姉妹を描いてきて、最後の最後に、その男=主人公の、ふたりからひとりを選ぶこと(「愛」に優劣をつけること)の残酷さの自覚に焦点を当てる。どちらかが生きているならばもう片方は死んでいることが決定する。排中律。論理の世界(病院)が幻想の世界(神社)を侵食し、彼はまた神社の境内へと還る。
!!! 生者のほうがよほど非現実的な輪郭を帯びる逆光仰角構図のスチル。(≠立ち絵) かつての彰のひょうきんな言動までをも回収して来やがった!
花輪と押し花。あの頃で記憶が止まっている眠り姫。
ラストは回想。伊月からの手紙。果たされなかった約束と、果たされた約束──
おわり!!! いやぁ〜〜〜 よく出来てた話だった……
幽霊ヒロインとか、双子両方に愛されて姉妹仲を破滅させてしまう男主人公ハーレムとか、劣悪な家庭環境(毒親どころではない親)とか、双子入れ替わりギミックとか、各要素はエロゲのテンプレートなんだけど、それらを掛け合わせて、それほど壮大ではない、巧みによくまとまった中規模シナリオとして完成度が凄かった。
夏の田舎モノだけど、「神社」をここまで主題として扱ったエロゲは初めてだったので、その点でもっとも興奮した。石段・鳥居・境内・社・社の裏の池・森の先の高台──神社のなかでもこれらの要素をちゃんと分解して、それぞれ物語/演出に組み込んでいるのが素晴らしい。幽霊ヒロインというのも、単にそれだけだったら苦手だけど、ここまでしっかり神社を描きこんでくれた上で、その象徴としてデザインされているキャラクターなので認めざるをえない。
常盤村のなかで神社と対になる病院の存在もよかった。双子の姉妹の対比とオーバーラップしている。また、信仰と科学、ファンタジーとリアル、不条理と条理……などの対比をも象徴しており、その意味が、2人のヒロインのうちどちらかしか愛せない、というエロゲ的三角関係における排中律(此岸の論理)にまで到達するのがすごい。主人公・昭は此岸にいる。
そして、最後に眠りから目覚めた "生きている" 小夜の立ち絵を出さずに、あの仰角で逆光の構図の、幻想的な輪郭をつけたスチルでのみ登場させたという生者と死者の逆説演出もめちゃくちゃ気が効いている。ノベルゲームにおける「立ち絵」と「スチル」の関係を、生と死の鏡像=双子ヒロインに割り振ってシナリオを構築するアイデアと手腕よ!
結局、双子から愛されて、仲を壊して物騒なことになってもなんやかんやで両方とHできるように仕組まれた話じゃん!キモ!というのはあるが、しかしラストで彰が小夜に背を向けて石段を下っていったのが、彼なりの決意の現れとして評価できるだろう。
ようするに、死者(幽霊)とエッチして生者とはエッチしない(できない)物語ということで、エロゲのHシーンにおける肉体・肉感のリアリティと、キャラクターの虚構性にかんするかなり批評的なシナリオだと思う。
現在時制と過去時制(何年前なのかはわからない)の話を行ったり来たりして、次第に過去に起きた悲劇と、現在の真相が明らかになり繋がっていく──というシナリオ構成で、ふたつの時制の切り替えはやや唐突であったり不親切であったりする面はあったが、最終的には、この構成で物語る必然性が納得できた。現在の伊月とは実は境内でしか会っていない、という重要事を目立たなくするための過去回想がうまい。
死んで埋葬した猫が謎の巻物によって生き返って土から抜け出している!?と見せかけて普通に人が掘り返していたくだりは、自分好みの「非リアリズムかと思ったらリアリズムだった」展開で興奮したが、結局ヒロインは幽霊だったので非リアリズム要素はガッツリある、という何重ものひっくり返し。幽霊が死霊か生霊か、というところまでバタバタするのは笑ってしまいもするが。そして、肝心の謎の巻物の真偽に関してはいくつかの匂わせやヒントは提示するものの、決定的な説明を排して宙吊りのままに留める塩梅もおしゃれでいい。これは逃げではなく技だろう。ファンタジーとリアルが、すなわち神社と病院が駅(線路)を隔てた両側に存在してこその「田舎」なのだから。本章のラストシーンは回想内で主人公が「電車でこの村を離れる」場面であったことを見よ──。
双子姉妹に愛される男子主人公の三角関係ハーレムと、姉妹関係(嫉妬しあい憎しみあいながらも愛しあうふたり)、それからヒロインの親子関係(特に父娘関係)という3つの人間関係を扱っていて、ごちゃごちゃしそうになるところを上手く捌き切っている。春日狂想というエロゲ界で使い古された(といってもサクラノ詩より古い作品だが)モチーフを用いて、これらの関係を繋いでいる。このくらい見事な使い方なら許す。
シナリオの質しか褒めてないけど、テキストの質も相当に高い。それほど装飾的ではないし、丸戸のように「上手いこと」を言おうとするのでもない、もう少し正統派な文体で、情景や動作、場面の描写が見事だった。雨中に猫の死骸を掘り返す場面とか、ヒロインの病み気味な心情とか、それから「夏」の「田舎」の情景とかの描写はたしかにこの物語の完成度を根底から支えていた。
男子主人公のいかにもエロゲといったギャグ描写は滑ってんなーと鼻白んでいたが、それさえも最終的には、彼の過去と現在の差異を描くという意義があったことが明らかになる。
全体的に、泣かされるとか感動するとかは特にないけど、ひたすらに、シナリオと文章の巧みさに感心させられた。
およそ4時間30分くらいのボリュームの短編として傑作のシナリオだったんじゃないでしょうか。
83点
ところで、プロローグとは語り手・主人公が異なるけれど、もしかして1章ごとに主人公が入れ替わるオムニバス形式なのか? 黒髪メガネのお姉さんとか、鈴つき帽子の少女とか、黒髪長髪ボロボロ服お姉さんとか、明らかにこの後の章の重要人物が顔見せ的に登場してはいた。
立ち絵とスチルの使い分けについて言及したけど、ADV形式(メッセージウィンドウ形式)と全画面ビジュアルノベル形式の使い分けについても気になるところ。前者はプロローグで、後者は本編第1章(とプロローグの最後の一部)で用いられており、この文章表示形式の違いもまた本作の理解には必須だろう。楽しみだ~~~
・二章
よし!! 今朝もエロゲやっていくぞ!!!
2001.7.18
本章もビジュアルノベル形式か。時系列はほぼ第一章と同時進行。いろんなことが起こってる村だな。最後に各物語・ヒロイン・主人公が収束/集結したりするのか?
あっ! 二章のヒロインはあの黒髪ロングのネッカチーフ&でかリボンさんか。よく見ると髪色が少し紺色というかやや紫がかっているが。
「さやか先輩」/「蒼司くん」 年上ヒロインだ
日射病の常習。外では帽子が手放せない。露骨な伏線はいりました。
さやかの父親=白河律は美術講の経営者兼唯一の講師。白河さやかさんってことか。
ふわふわ天然系ヒロインしかいないのかこのゲームは。最高だな
男子主人公を「君」と呼んでくるタイプのお姉さんヒロインだ!!
7.19
さやかパパのほうが天然で草
白河律の描く裸婦画。前章の巻物にも裸婦が描かれていたが…… あ、やっぱこの人の作か。前章で禍々しい効果があると噂されていたアイテムが実は大したものではなかったと明かされる展開? 奇才ならほんとうに何かあるのか
まーた母親が死んでいてやべぇ父親とふたり暮らしのヒロインだ。
>村の西側は街頭もまともにないからね
常磐村の地理情報来たな
>幽霊という単語もあるが、あいにくそこまでロマンチストではない。
>そんなモノがこの世に存在していたら、一日かかしをやってもいい。
けっこう章ごとの暗の繋がりがあるというか、互いに互いを皮肉り合うような構図になってるのね
7.20
夏休み初日 こいつら学園生なんだよな
あ、そういえば選択肢が1章にもあったの忘れてた。マルチエンドだったのかな。あとで確認しなきゃ
「村を東西で分断する川」! 川自体は南北に流れてるってことでいい?
>草原や僕の家がある村の西側からでは、美術講はこの坂を往復しなければならない
なんか俄然、地理情報が小出しにされ始めたぞ
草原(くさはら)……誰かの私有地
先輩は風景専門の絵描き。動いてない人間を描くのは好きじゃない
からかい上手のさやか先輩……
絵の題材としての現実と虚構。さやかは現実にはない風景を、父は極端な写実主義か幻視か。蒼司はその境界にいる。
描かれていることが現実的か非現実的かは、現実のほうを書き換えてしまえば変わる、というラディカルな思想
不穏だな〜。蒼司は殺人衝動持ち? まずさやかが父のことを「あの男」と呼ぶのからしてやばい。近親相姦疑惑でも持たれてたのか、なんなのか。
7.21
蒼司と妹は両親を交通事故で亡くしたあと、風間のおばあさんに引き取られた。
まだ妹のビジュアルが出てきてないのが意味深だな
>お日様がなければ、暑さそのものには強い先輩である。
>熱に強く、直火には弱い発泡スチロールみたいな人だ。
発泡スチロール系ヒロイン!
年上から家庭教師を依頼される
7.22
蒼司の家の背景は彰と同じアパートっぽいけど、風間のばあさんが大家を務める同じアパートの別室に妹とふたりで住んでるってこと? あ、隣の部屋に風間のおばあちゃんが住んでるってことは、彰とも隣ってことか。エロゲ主人公専用アパートか?
日本舞踊を習っている妹
おっ、さっそく彰と蒼司が邂逅した。浪人生の彰より現役学園生(≒高校生)の蒼司のほうがやや年下。
えーと、彼らの家であるアパートも、神社も、崖の上の草原も、より寂れているという「村の西側」にあるってことでいいんだよね。てことは、川(や坂や駅/線路?)を挟んだ東側に、商店街や美術講(さやか先輩の家)や病院などがあって比較的栄えているということか。よし、段々と村の地図が描けてきたぞ。たのしいな 海がどの方角なのかがわからない
新しい女の子が出てきた! 茶髪ツインテおどおど系後輩女子 いきなりキス仕掛けてきたんだけど!? おどおど系かと思ったらグイグイ系だった。
7.23
上代 蒼司(かみしろ そうじ)。ようやく主人公のフルネームがわかった。
大の大人の画家の喧嘩最強イキリきつい……
自分の娘を「俺の作品」と呼ぶ画家の父。こわいよ〜
7.24
夏の雨。湿気
さやか先輩の夢─母の死を見つめながら娘の死を描き込む父親。こっわ……
悪夢からの寝起き慰め初シーン
えっ、蒼司は(複数の)元カノと経験済みだったんだ。そして振られている。エロゲ主人公としては珍しい
えぇ……BAD ENDみたいなシーンの終わり方! ナイフを持った少年と雨の中対峙して、どうなったんだ!?
7.25
白河律視点! 鈴帽子の少女と会話 眼の前で車の事故が起こるが平然と続きを話す
やっぱ昨夜の蒼司のあれは救急車沙汰になってたのか。やり合って勝ったんか
先輩かわいいなぁ
7.26
アパートのもう一方の隣人、京谷透子さん。初めて出てきた。二十歳そこそこの大学生
しかも彼氏持ち! 時折、ベッドの音が隣から聞こえてくる!! これは別の章の男主人公とヒロインってことでいいのか?
冬虫夏草。パパ、かつて亡き妻を描いたように、娘の冬虫夏草のひまわり絵を描こうとしている? すでに描いているから先輩は日によってやつれている?
自分の部屋という聖域に憎い父が入ってくる恐怖。そこで初シーンが行われたのは象徴的。
……ようは、1章とかなり似ていて、娘を抑圧する邪悪な〈父〉からヒロインを助け出す話ってこと?
あーびっくりした。庭の木で揺れているのがハンモックで良かった!!
1章では1度しかなかったのに2回目!?と思ったらスチル使いまわしだった
と思ったら新規スチルあった。 これ、選択肢テキトーに選んでるけど分岐は大丈夫なのだろうか。BADエンドとかないのかな
7.27
8年前に出会った頃から蒼司は絵で金賞を取るくらい上手かったんだ。
絵の上手い男子主人公が可哀想な家庭環境の女子を救う英雄譚……サクラノ詩的な嫌らしさがあるな
>「さて、この物語を終える、長い長い48時間がはじまり、物語の語り手は、わたし──白河さやかへと移ります」
>「それは……本来の語り手である蒼司くんが、この物語の結末を見ることが出来なかったから……」
!?!? 急にどうした。やはりBADエンドに入ってるのか? でもTRUEっぽい語りだぞ
茶髪ツインテツンデレ後輩少女の名前は若林美絵。みっちゃん。空手部
年下のみっちゃん。年上の透子さん。さやかがふたりに続けて合うことで、彼女の多面的な姿を見せていく展開
>みっちゃんといい、透子さんといい、女の子って凄い。
おま女の子
テキストなしの連続スチル演出。ただし1クリックごと待ってくれる
お絵かきかくれんぼ。〈風景〉の発見。彼を見つけるために絵を練習し、絵にかくために村を散策して観察する……
屹立するひまわりを見上げる縦長のスチル。一瞬でスクロールした
>今、自分は最も恋愛から遠い表情をしているだろう。
>誰も心に寄せ付けないが、半径2メートル以内に異性を惹きつけるのには、最も適した顔のはずだ。
>「さっき、殺させない……そう言ったね」
>背後に声をかける。
>無意識に、男っぽい喋りになっていた。
いいですね。「異性」⇔「男っぽい」
ところで申し訳ないけど最初の「最も恋愛から遠い表情」で脳内に藍染惣右介が出てきちゃった……
麦わら帽子にTシャツにズボン、「髪切ってさよなら女の子。こんにちは夏休み」スタイルめっちゃ見たい
さやか先輩の一人称モノローグとても良い。雑にくくってしまえば、病んでいる少女の独白の上手さなんだけど……
白河律こわいよ〜〜 ヒロインのやべぇ父親という点では1章の伊月パパと同じだけど、律は明確に主人公と敵対する章ボスとして描かれている。(伊月パパは立ち絵も無かった) 天才画家だから肉弾戦も強いとかいうギャグみたいな設定なのに、言動がちゃんと恐ろしいので格落ちしていない。
7.28
隣町にはファーストフード店や映画館もあるのか。
>「駅ッ!?」
>思わず声を上げてしまう。
>まさか家の裏手が、ここに繋がっているとは思わなかった。
ええ……そんなことある?
シリアスな状況のはずなのに、蝉しぐれSEに相変わらずの日常のんびりBGM
ここで1章の彰と会う「ガレージ・セール」のシーン
日焼け必至のノースリーブ眼鏡お姉さん、「花の精」? ひまわりと会話をする。「野球の応援歌」! プロローグ最後の語り手はこのひとか。鈴帽子少女の大人形態?
ええ……田舎ってほんとうに物騒なところだな。血生臭いことを持ち込まないとお話が作れないのか
8.1
でた! 「これまでの話はすべて患者が精神科医に語っていたものだった」パターンだ!
精神科医の若林先生。いっしゅん彰かと思ったけど違った。
8.2
ファ〜〜ww 茶番だ……
第2章(さやか編)おわり!
最終的にはめっちゃ嫌いなおはなしだった。
「ヤバそうな父親、実は娘のことを愛していたいい父親でした〜死に際の感動の和解〜」←あっそう。
第1章の父娘まわりの描写はほんとギリギリのところでバランス取りが上手かったんだな。父から娘への愛情?的なものは、中也の詩に掛ける形で仄めかされるが、当の娘(伊月)側は知らない手遅れ過ぎるところで勝手に死んだだけだし、しかももう一人の娘(小夜)を天涯孤独の身で遺しているしで、到底肯定的なものではなかったのが良かった。対してこっちはなんだ。
絵描きモチーフもやっぱ苦手に転ぶことが多いと再確認。「芸術家と父親の相克・調停」みたいなテーマほんとしょうもない。
律が描いていた娘の絵はあのひまわりのスチルってことでいいの? なにがそんなに感動的なのか単純にピンとこない。
あと、ヒロインの恋人である男子主人公:蒼司と、ヒロインの父親:律が敵対すると見せかけて実は協調する……という展開もすげぇ嫌だ。ヒロインを扉の向こうに締め出して、男同士の絆を深める…… そうして父親は死に、彼氏に「娘をよろしく」と託して所有の系譜(父権制)は続いていく……
終盤で語り手が蒼司からさやかに移ったところは良かったんだけど、それも最終的には、「さやかが書いていた小説」と枠に入れる形で蒼司に戻ってきてしまう。蒼司、あのまま死んでてもムカつくし、生きてたら生きてたで一層イヤだ。
蒼司は死に、新たな友人みっちゃんとの女性ふたりの関係で終わってくれればまだ良かったんだけどなぁ。
さやか先輩というキャラクターはけっこう好きだっただけに、ストーリーが最も苦手なやつで残念だった。
せっかく章ごとにヒロインだけでなく男主人公も変わるオムニバス形式なのだから、ヒロイン脱落式ならぬ、男主人公脱落式(各章の終わりで主人公が死に、次の男にバトンタッチする)だったら面白かったのに。
分岐でまだ読んでいないパートが結構あるらしい!! だからピンと来てないのか。
読まなきゃ……
・2章の読み残しを回収する
→あんま回収できないので、とりあえずメインルートを進めることにする。
・3章
2001.7.14
透子と茜の姉妹との出会い。親同士の再婚で義きょうだいになった?
1章と同じくダブルヒロイン性か 透子さんと付き合っていた男が語り手かな
!? 日焼け跡いいね
あ、3章のラストで出てきた精神科医の診察室だ。若林鏡太郎が主人公「良和(よしかず)」のカウンセラー
精神科医も駅裏のデカい総合病院の中にあったのか。てっきり個人の開業医だと。
入院患者「あたし」視点 誰?
7.16
「毎朝起こしにくる妹」だ!!!
前日(日曜)がまるまる飛んでいたのは、一日中寝ていたから
おはぐ〜(おはよう+モーニング)
頻繁に時間感覚が飛び、精神科のカウンセラーを受けている語り手。これは叙述に仕掛けがありそうですねぇ
物語開始からすでに付き合っている珍しいパターン。
11歳の夏に常盤村の柾木(まさき)家に養子にやられた良和。親の再婚じゃなかった。
真夏でも長袖の透子さん。これは入れ墨ばりばりですわ ……いや、ただ良和が日焼けしないほうがいいと言っただけだった。
健康的に日焼けしている茜と、日焼けしていない透子
肺炎で二宮診療所に入院していた住所不定・記憶喪失の少女:アカネ。浜辺に倒れていたところを「千夏」(あの黒髪眼鏡お姉さんだ)が運び込んだ 茜とは別人?
良和と透子は大学生か。毎日、常盤村から大学まで通っている。バス?電車?
ん? そもそも透子と茜は姉妹じゃないのか。茜にとって「お姉ちゃん的存在」だったってこと?
『夏への扉』
ヤンデレ気味の透子さん。茜にまで嫉妬している
良和の養父(茜の実父)は総合病院の院長/経営者。跡を継ぐために良和は養子に取られたので、医科大に通っていて、透子も一緒に進学した。
お〜 初めから付き合っているから、シーンもドラマチックな非日常や達成の象徴としてではなく、惰性的な日常の一コマとして序盤に描かれる。こういうことを出来るのが、章ごとに主人公が異なるオムニバス形式の長所だよね。
付き合っている(重めの)彼女に対しては不能になってしまい、義妹と寝る夢を見る。やっぱこれじゃあ日常というよりは「日常の崩壊=非日常の始まり」だったわ。再び彼女で勃つようになるまでの復権の物語、ってことだろ?
エロゲでインポテンツが扱われることって珍しめではあるよな。
7.17
欲動。精神分析で解釈するまでもないほどストレートな夢
行動から心理を推測するのが心理学。
おっ。老年まで独身の二宮医師は戦争で南方戦線に従軍した経験から「人間性」や「愛」を信じることが無くなったと語る。お〜〜 ガッツリ戦争(それもおそらく太平洋戦争)の話をぶっ込んでくるお爺さんキャラいいな。アカネが夢見心地に聴く波の音や、浜辺に倒れていたことなども、「南方」と関連付けて解釈できそう。沖縄か、別の離島か。常磐村には海がないのも重要だろう。
>「有るよ。真実の愛って、きっと有るよ」
>「そうか…… お前さんのような若人がそう言うのなら、それはきっと、有るのだろう」
このお爺さん良すぎか? 若い女性の患者に対してもほとんど抑圧的な振る舞いをせず、老害になることを回避している。理想的な老年男性医師。
>「私は……真実の愛とは、酷く畸形的だと思うのだ」
わたしもそうおもいます
>「愛とは──なかんずく性愛とは、ふたりがひとつになる事と、理屈としては理解している。だが、ふたりがひとつとは、いったいどういう事態だろうか? なるほど、肉体は繋がる事が出来る。しかしそれは、比喩だ。ひとつになっている訳では決して無い。そして、精神。精神こそ、比喩的な意味においてすらひとつになれないモノだ。その実態については、言うまでも無い。……ふたりがひとつ。そこには、止揚され得ない矛盾がある。だが現実は、その矛盾に酷く冷淡だ。等閑視して、かえりみる事も無い。
なんだこの爺さん!? さっき形而上のことは苦手とか言ってなかった? 止揚とか言い出してるんですけど。
突如めちゃくちゃ鋭く哲学的にエロゲの本質(純愛・性愛・性器結合イデオロギー)に迫っていく謎のお爺さんキャラ(立ち絵なし)。
アンチ純愛和姦主義にはひどく賛同したいが、物語的にこの爺さんの思想が乗り越えられるかたちで終わりそうなのが心配だな。でもじゅうぶんに検討を重ねてくれたらそれで大満足ではある。
不能なのも、酷く疲れていて先週土曜から時間感覚が飛びがちなのも、自分がその時点で記憶を持って造られたアンドロイドだからなのではないかと妄想する良和。夏への扉ってコールドスリープ・タイムリープ物だけどアンドロイド要素あったっけ? 記憶喪失のアカネとも対比されている。不能と機械。ふたりとひとつ。
恋人には勃たないが自慰はできる良和。
>──自分という恋人が居るのだから、そんな真似は止めて欲しい。
>──あなたから疎外されているように感じてしまうから。
こいつ「疎外」とか言い出しましたよ! 精神分析と形而上学とマルクス主義とSFと戦争体験と…… 思想・批評的な要素が役満になりそうだ。テンションがぐんぐん上がっている
来週月曜23日が茜の水泳地方大会。県大会の日、良和は透子と予定があって応援に行けなかったらしいが本人は記憶がない。
自慰を許さないほど束縛の強い彼女と、自慰にも寛容な妹……と対比されているかたちだが、妹のほうも競技会絶対見に来てよねとか毎朝のモーニングコールとか、かなり踏み込んで束縛してくるのは変わらない。単に恋人として付き合ってるかそうでないかの違い、という気もする。
7.18
電車通学だった。
え〜 透子は茜にキューピッドを頼んで、良和と付き合えるようになった。しかし今ではお互いに嫉妬しあっている?し、良和は透子ではなく茜に欲情している。良い三角関係ですね△
こわっ いきなりBGM止まるんじゃない! 「他の女」ですってよ透子さん恐いですよ
「フィリップ・ディック」を知ってる少女 Kは省略
ハヤカワ青背じゃねえか!! その「猫を覗いている変質者」の表紙はもう新ver.に変わってしまったんですよ……
これだけ夏への扉やら過去へのタイムスリップやらに言及していたら、逆にこれらがミスリードで、特にSF的なことは起こってませんでしたの線もあるか? だったらとても嬉しいのだけど。
良和-透子-茜の△関係パートと、アカネ-二宮先生の病室パートが交互に語られる。いちおうどちらも2001年の7月で、この常盤村で同日に進行している出来事らしい。片方がもう片方の夢だった的なオチでない限りは。
口淫では勃つんだ。やはり反-性器結合主義なのか? 松浦理英子なのか!?
>肉体は問題ない。となれば、残るは精神となる。
>鋭い歯の並んだヴァギナは、僕の心の中に伏在しているのだった。それは、不安の象徴だ。
伊藤亜紗『どもる体』に、「吃音についての語りは構造的に心身二元論をとらざるをえない」というようなことが書いてあったけど、「性的不能」もそれに近いものがあるかもしれない。「人間」のなかの動物的な部分──理性でコントロールできない部分──をさらけ出す装置としての「エロ」要素。物語において人間存在を掘り下げるためのそれ。
>僕は、母の性交というものを、少なからず目撃した。その音を、耳にしたのだ。
いきなり母の記憶が出てきた。母-妹と繋がるってことか。
文章がキレッキレやな
(俗流の)精神分析ゴリゴリの内容
不能・浮気・近親相姦 ←エロゲにおいて、というか物語一般においてこれほど面白いテーマはない。茜は義妹だけど。
1章と3章の話が好きで、2章が微妙なのは、「三角関係かどうか」にあるのかもしれない。単純!! 2章はヒロインの父親が重要になってくるけど、そういう三者関係だとちょっとなぁ……けっきょく素朴な親子愛に落ち着いてたし。あとはあの後輩ちゃんがもう少し頑張っていれば……
というか、2人のヒロインが男子主人公を好きで、お互いに嫉妬し合って牽制し合い、主人公も自己嫌悪に陥る……という図式が完全に1章と3章同じだ。よくある三角関係に弱い。
7.19
目覚ましが苦手だから妹に毎朝起こしてもらっている良和 「音」と「声」の差異、というのは先程の母親の性交の「音」のトラウマとも結びつくか。人間の出す「音」とは、ようするに非-人間的で動物的な(あるいは機械的な)存在へと分解されていく契機ということで、良和の不能とも関係する。
病室の記憶喪失少女、男女の行為シーンを夢に見て涙する。やきもち? 両親のそれだったら反出生主義っぽかったのに。
ラカン的な精神分析というより、もっと古風のフロイト的な夢診断だな
覗き見(窃視)して傷つく、倒錯的な欲望。
>出歯亀は、テレパシーの代償行為のひとつの手段だろうと私は思う」
「出歯亀」って言い方はじめて知った。 良和のトラウマとも似ている。
このアカネちゃんも妹:茜なのか。良和に恋して、気持ちを知りたがる透子。さっきの夢の男女はこのふたりか。
>「私の事……嫌いにならないでね……」
>囁き声が聞こえてきた。
>僕は、安心させるように透子の肩を叩いた。
>そんな真似をしながら、僕は実にねっとりとした自己嫌悪を感じていた。
>──透子より、優位に立っている。
>我ながら、反吐が出そうな考えだった。
>僕は救いを求めるように、透子のほっそりとした身体をきつく抱きしめた。
完璧か?
透子は学園生時代、水泳部のマネージャーでモテモテだった。良和も水泳部員。
7.20
透
若林先生はカウンセリング中、助言などはせずに話を聞くだけ。すげぇまともなカウンセリングだ。
>夢をひもとけば、何かが見えてくるというのは、幻想に過ぎないのだろうか?
いいね
えっ!? 若林さんも昔、透子に恋をしていた!? なんだそれ 気まずすぎるだろ……
海へ行く電車に送れないように全速力でダッシュし、駅前で財布を落とす良和。それを拾ってくれた青年。これ1章のやつだな。
電車で一時間半くらいの穴場の海。
「タイム、イズ、マネー」とか露骨に茜とアカネに同じフレーズを言わせている。CVも同じだよね? また茜は生霊パターンか?
茜が海で溺れる。アカネと同じように浜辺で記憶喪失になるかと思った。人工呼吸シチュ
太平洋側なのか。
えっ!? あ、良和と茜が寄った海辺の診療所にアカネは入院してるのか! ミスリードだなぁ〜〜てっきり常盤村の総合病院かと……。これでアカネと茜が別人であることは確定した? 転生後とか? ほんとにタイムスリップなのか
7.21
えっ、夜中に良和と茜の家に透子さんが忍び込んでる? こわすぎるだろ
7.22
えっ!?!? スペースキーで文字・UI非表示にできるじゃん!!! ずっと勘違いしてたわ!!!! ごめんなさい……
これアカネと茜が邂逅して消えるのか? ハラハラしてきた
>茜を求める
えっ 胸の大きさも伏線? アカネが本物の妹だとしたら、こっちの茜は? 未来から来た? まったくの別人?
こわっ こわいこわいこわい・・・ どういうこと? 茜=透子 ってこと?? 本物の茜(アカネ)は自殺未遂をして、良和たちは死んだと思っていて、その現実を認めたくなくて良和は透子を茜だと思いこんでたってこと? なるほど〜〜 たしかに透子と茜が同時に出てきてないもんな。
すげぇな 2次元キャラクターの身体と記号の問題でもある。われわれは移り変わる"それ"を如何にしてそのキャラクターだと認識できるのか。マンガ論でもありがち。1章の双子ヒロインのテーマをさらに推し進めているとも読める。
とすると、けっきょく透子に対して不能になっていたのは、妹を亡くした喪失感が、妹を求める性的欲望として変換され、透子という恋人へ欲情することは妹に対する裏切り(不謹慎)になると無意識に思っていたからってことか。恋人への裏切りではなく、妹への裏切りの不安。透子さん、恋人がとつぜん自分のことを妹だと認識し始めたらそりゃ鬱になりますわ。
いや〜〜おもしろすぎるな・・・・・・ まさに1章で感じた「古典的ながら完成度が高い巧みなシナリオ」の再来、更にいや増してすらいる。認識反転トリック、統合失調症的な幻覚、人物誤認……べったべただけど面白いよ〜〜 これは章のさいしょから読み返したいと思わせられる。おそらく気づいてない細かい伏線がたくさんある。
さすがに電車で1時間半ほどの病院に入院してる記憶喪失患者と、その近くの海に飛び込んで死んだことになっている人物が結びつかない情報伝達の悪さは非現実的すぎるだろ、とツッコミが入るが、まぁ田舎だしな・・・で許せちゃう。
カウンセラーの先生が良和に催眠・暗示をかけたのか。良和が勝手に誤認していたわけではない
えぇ…… この精神科医が良和に茜の幻覚を見せる狙いのひとつは、透子と良和の仲を引き裂くため? こわい人しかいないよぅ
これバッドエンドだ! こわいよ〜〜〜〜 サイコホラーだよぅ〜〜〜〜〜
なぜ透子より自分を選んだ良和を、茜(本物)は即刺殺したのか? わからん……狂人しかいねぇ……
えぇ…… 二宮老医師も、「畸形的な愛」を密かに望んでいた? こっわいラスト!
トゥルーエンド(多分)いくぞ〜
>茜を求めない
えっ!?!? そういうこと!?!?!? 茜の自殺未遂の原因はお兄ちゃんに迫ったものの拒絶されたから、というのが「半分は嘘」なのどういうことだと思ってたけど、茜が真に愛していたのは透子だったのか・・・ああ、さっきのバッドエンドはそういうことか。てっきり、茜は完全に狂ってしまって、透子が自分を良和だと思いこんでいるのに愉悦を感じるために演じているのかと・・・。
じゃあなんであの日に兄に迫ったんだ? 拒絶されて飛び降りたんだ?
あぁ、茜は村の海沿いの崖から飛び降りて、電車で1時間半離れた海辺に漂着したのか。すげぇ漂流してんじゃん
いやいや……これで透子と無事ハッピーエンドで感動はできねぇよ。だって透子さんの超絶ヤンデレ独占欲がこわいもん……
え、良和と茜は実は血が繋がっている本当の兄妹で、それを確かめるために茜は血液鑑定を頼んだが、若林鏡太郎医師は「血が繋がってはいない」という嘘の結果を茜に教えたってこと? 良和と茜をくっつけて、透子を手に入れるために……
いや違うらしい。嘘を教えるよう指示したのは透子だった!
おい!!! こっちのほうがある意味でよっぽどホラーなバッドエンドじゃねえか!!! 狂気的な2人だけの恋人関係。
自身を包み込む透子の愛を良和がそれでも受け入れてしまうのは幼い頃の母親の愛の欠如だった。
えちょっと待って? やべぇやつしかいなさすぎて全然よくわかってないんだけど。けっきょく茜は良和のことが好きだったの? 透子のことが好きだったの?
このエンドで茜は二宮老医師のもとに夏休みじゅう身を寄せているというのも非常に不穏だ。あの病室での2人の空間だけが癒やしだったのに・・・!!
3章のシナリオは全開放されてる〜〜〜 逆にこわい〜〜 これで全部かよぉーー…………
えーと…… ここにきて、素直に感動することはできない、かなり不健全というか狂気的な相互依存なサイコホラー恋愛関係をぶっ込んできてこられて、反応に困っている・・・
「ふたりだけの世界」と彼らが思い込んで終わるんだけど、この作品にとってこの話は単なる一章に過ぎなくて、常盤村では同時進行で別の男女のあれこれも起こっている。物語は次の章へと続く。すなわち、作品構造がただちにこの章の結論を相対化しているところがクールではある。オムニバス形式の強みというかなんというか。
てか、あのバッドエンドでもゲームオーバーじゃなくて、次の章に進めちゃうのやばすぎるだろ。透子と茜のやべぇ同性カップルが手を繋いで闊歩する常盤村でほかの主人公とヒロインの物語が行われているパターンもあるってことでしょ? まぁトゥルーエンドも相当に恐ろしいけど……
とりあえず、最後のほう以外はめちゃくちゃ自分好みの三角関係痴話だった。二宮医師とアカネのパートもものすごく好き。しかし、終盤に一気に登場人物全員狂気のサイコホラーと化してしまい、困惑。『虹ヶ丘ホログラフ』かよ。
あと読み終えて気づいたけど、透子より茜のほうが圧倒的に好きだわ。こういう妹キャラが好みというわけではないけど、透子さんのヤンデレ具合がこわい(わたしはヤンデレキャラが得意ではないようだ)ので相対的に好みだというのと、日焼け跡がナイスなので…… しかし最終的には茜さんもけっきょく何がしたかったのか全くわからん……
このなかでは主人公の良和がいちばんまともで、行動原理が理解できる。まぁ主人公で内面描写が多いから当然ともいえるが。
大人(医師)組の若林鏡太郎はまともなカウンセリングするかと思いきや医師失格も失格の、私情にまみれた未練タラタラ男だったし、唯一の良心かと思われた二宮おじいさんも、戦争体験で純愛を信じられなくなった反動からか、もはや互いに自分のことしか考えていない倒錯的な二者=一者関係を肯定する不気味な役割(バッドエンドのオチ)を負わせられるし……
この章に関してはネットの解説を読もう……
・第4章
2001.7.15
稲葉宏。メッセージウィンドウ形式。常盤村に来てから一週間。序章の続きだ。
7.16
このギャグが滑ってるかんじもはや懐かしいな…… 2, 3章はそういう語り手じゃなかったから。
名無しの少女(お嬢)の腹話術で黒猫:アルキメデスが話していると思い込む宏。お嬢と同時に喋れば誤解は一発で解けそうだけど、「同時に喋る」のはノベルゲームの形式としてかなり難しい。アルキメデスはCVが無いし。
妹:ちとせ 心臓の病気で学校にもいけない。
あっ、巫女さん……伊月久しぶり! 1章は7.20から始まるから、まだ成仏していない
宿からすぐ海が見えるのか。あの神社裏手の崖の草原以外に、常盤村の海の風景を見ていないのだが。
「ぶちむかつく!」 山口弁か。
えっ、この眼鏡のお姉さん、千夏さんじゃなかったか。野球観戦好きで贔屓の球団がある
七条華子(ななじょう かこ)……序章でも一瞬言及されていた。はなこが本名なのか
華子と宏は異母姉弟!? 「だから、攻略対象じゃない。ほんとだぜ?」 メタネタだ
7.17
危篤の父親(稲葉家当主)は正妻との間に子がなく、愛人との子が華子、使用人との子が宏とちとせ。
華子がどこで寝泊まりしているかは不明
7.18
もうすぐ待ち人が来る予感がすると語る伊月。あと2日だぞ
駅前のベンチで寝る華子 ええ……
ヒロインが最後に死ぬアニメを見て放心するお嬢 不穏だ……
7.19
宏は父親の本妻に嫌われていたため、母(父の使用人)の死後、施設に送られた。父は同情的だった。
宿で女将さんを呼ぶ声は誰なんだ。家族?
7.20
ヴィーガンっぽくて野良犬に懐かれるお嬢。動物の命に敏感
お父さん、息を引き取る
7.21
父親が死んだのに悲しくないことに悩むよくあるやつ
7.22
お嬢とちとせで分岐するのか?
7.23
近所の犬、雑に死ぬ
メデスが自分の作られた経緯を少し語る。メデスはかつて、ある病弱の少女のために、その姉によって作られた。姉は不器用だったので火星の猫のようになった。少女はメデスに鎌を作り、死神が来たら先約を名乗って追い払って貰おうとした。しかし少女は死んでしまった。
明らかに、ちとせと華子のよう。華子と千夏の関係も気になるし、生まれ変わり的なもの?
7.24
透子でてきた。華子とは友達らしい。えっ、良和まさか死んでる? 前章のバッドエンドを引き継いでいる?
暗に透子のことを宏に語る華子。前章を相対化していく。
7.25
今度は旅館なるとの女将さんかよ。小沼桐子さん
7.26
BLEACHはじまったな 2001年ってまじで同期じゃん
頭に鈴を付け、いつもちっちゃいマスコットのようなものを連れている死神……十一番隊隊長かな?
妹がじき死ぬってのもブラフか……?
え? バッドエンドってかゲームオーバーやん!! 眼の前のヒロインをないがしろにすると即アウト
うーん……今のところ、正直お嬢にそんなに思い入れないしな…… 女将さんが雑に死んで哀しいのと、妹も死ぬかもしれないってのに、目の前の死神少女への素朴な好意・憐れみを深めていく主人公に共感ができない。お嬢が嫌いなわけではないんだけど……
7.27
>常盤村にも海岸を作ればいいのだが、いかんせん、まともな広さの砂浜がないのだ。
やっぱあの崖沿いの海しかないんだ
7.28
>ちとせの元へ行く
7.29
7.30
風呂場でロリキャラに教えるやつ、こんにゃくの静を思い出すな
7.31
華子ではなく千夏
>ちとせのために手をとる
けっきょく宏も幼い頃にお嬢と出会ってるパターンなんだな。それも、事故で死にかけて命を半分もらって救われている
8.1
8.2
シーンがカットされた。お嬢の選択肢を選んでたら見れるのかな
ええ……終わった。ぜんぜん最後のほうよくわかんなかった。これちとせじゃなくお嬢を選んだほうの√でいろいろ説明あるってこと? 無いとマジでわからないまま終わってしまう。千夏はお嬢の魂の片割れで、宏・ちとせ・お嬢の3人が仲良く過ごしていることに嫉妬と疎外感を覚えていた? 最後、ちとせでもお嬢でもなく千夏の精神を救済するかんじになってて完全に置いていかれた。宏はちとせをお嬢(千夏?)から救うために自害して、代わりにちとせとお嬢はふたりで生き残れたのかな。それとも宏だけが生き残ったのかな。なんもわからん。
スタッフロール後もまだ続くらしい。
華子視点でのエピローグ。ビジュアルノベル形式に戻っている。
他の章の人物とすれ違う。3章の透子と一緒に歩いている人物を見せないところは、どちらの√でもあり得るようにしているのか。
宏、ちとせ、お嬢の3人とも生き残って屋敷に住んでいるようだ。
別エンド回収。
7.28
>お嬢の元にいる
>それでもお嬢のことが好きだ
妹が病気を克服するための一世一代の手術を受けているときに別のちびっこと行為をする。これぞエロゲ
昭和20年!!! ここにきて死神設定と戦争が結びつく
稲葉春樹=宏の祖父。終戦当時はまだ少年だった。
なるほど。まだ人間だった頃に自分を看病してくれた姉の記憶も含めて忘れようと切り離したころで、千夏は華子の姿を取るようになったのか。
よくある、転生して今度は死神ではなく人間として再会エンド
どうやらまだ別の未回収エンドがあるらしい。が、とりあえず4章一区切りということで。
……面白くなかった!! 病弱妹と謎の死神少女、どちらのそばに居てやって助けるべきか、とダブルヒロインを天秤にかける凡庸なシナリオ。特にお嬢がそこまで好きになれなかったので、まったく感動も何も出来なかった。そして終盤ではふたりだけでなく、姉の華子に乗り移った千夏や、そして主人公の宏自身がお嬢の魂・命を分け与えた「忘れ物」だったことが発覚し、さらについていけなくなった。要素としては映画『青春ブタ野郎は夢見る少女の夢を見ない』に似ていた。ファンタジックでスケールのデカいお涙頂戴の設定を足し合わせる、自分がもっとも苦手な展開。最後には疑似タイムリープまでするし、この夏の世界にふたりだけ、とセカイ系みたいなことにもなっててワロタ。
2つのエンドを読んでも、まだいまいちよくわからない部分もあるが、それを知ったところで評価がひっくり返ることはまず無いだろうと回収モチベが失せている。千夏に語りかけていた括弧()の人物は誰なんだ。
http://adusa-ciel.my.coocan.jp/suika/suika.htm
ええ…… ぜんぶで4エンドあって、すべて回収するには1章から2周しなきゃいけないとか……昔のエロゲって感じだ……
追補
・水夏0章
2001.7.1
ビジュアルノベル形式。主人公=三柴亮介。病に伏している。亡き母親の幻影。父親が医者? 看護師新海さん。
僕の中にある「空間」が他のもので占められているため、食欲がない。
深夜の家出。寝たきりだったのによく自転車漕げるな。
え、常盤村の住人じゃないの? 隣村とか? それとも住んでる地名を知らされてなかっただけ?
お嬢とは別の銀髪死神少女(おそらく)。真っ黒のローブを身に纏って暑そうだったお嬢とは対照的に、露出の多いアラビアンな服装。連れているのは黒猫ではなく白いインコ(CVがお嬢と同じ?)
亮介は、早く母の元へ行きたい(死にたい)と自分が深層心理で思っているのではないかと苦悩している。死神の眼差しもまた、母や父のそれと同じ、自分の向こうに何かを透かし見るようなまなざしだった。
表情の乏しいお姉さん風の少女に見下される構図いい。目尻が垂れ下がった表情の立ち絵も好き
うおーー わりとすぐ赤面しちゃうんだけど破壊力がすごい 赤面映えするための白磁器のような肌だったら嫌だな
「ジュース一本120円という世間の推移」……時代を感じる。もう120円でも安いようになってしまったよ
とりあえず7.3まで。
A.Sでの追加エピソードだから短編かと思ってたけど、これ普通に本編の一章と同じ分量だな
内容的にも、新しい男主人公に新ヒロインで、ふたりが出会って共感しあい仲を深めて……という、めちゃくちゃお決まりの展開をお行儀よくやっている。ヒロイン(名前がない)さんのキャラはかなり好みだけど。
7.4
母は自分を別の誰か(母の想い人?)の生まれ変わりだと見ている。ナイフを取り出す。自殺もしくは亮介が殺したのか。
死神視点。彼女が亮介を透かし見ているように、亮介も彼女の向こう側を透かし見ている。
そういや家出少年なんだった。忘れてた。よく見つけたな。
逃げる途中の夜道でナイフを拾う。すごいトラウマ。
初キス→シーン。「檻」の比喩が陳腐だ。
亮介は死神少女に別の誰か(母親?)を見ているのだと指摘される。みんな同じことをしている。
少女は亮介に「死者たち」を見ている。亮介のなかの「空間」は死者の国に繋がっている?
7.5 帰宅。……拾ったナイフで誰を傷つけるつもり?
>自分を
えっ、母の想い人って看護士の新海さん!? そういうことか……。
父は、妻が死んでから理想化して愛せるようになった。同じように、どうしても憎い妻の想い人を透かし見てしまう息子を理想化して愛するために、父は亮介を毒殺しようとしていた?
7.7未明、亮介は母の命日に父と決別した。
「僕は、母さんと一緒になりたいのか──?」
>そうだ。
少女が亮介を殺してBAD END...
>違う。
おなじEND。
このサイトのとおりにEND2を見てみる。
https://suikaas.gorillawiki.jp/entry/25
TRUE ENDおわり。「死にたがり」を恋愛で克服して、そのことで死神少女とは一時的に別れなくちゃいけなかったけど、筋トレをしながら前向きに生きていたら再会できました。そ、そうですか……。
再会した彼女は死神ではないのか?同じ服着てたけど。まぁどうでもいいくらいに虚無なシナリオではあった。お仕着せのトラウマ的マザコン話も陳腐なら、それを乗り越えてヒロインと幸せになるハッピーエンドの作り方も軽薄すぎる。
・夏休みのクリスマス
上代蒼司の入院手記より抜粋? 誰だっけ、本編に出てきたっけ。
上代萌。かわいい
兄妹2人だけの生活。やっぱ新キャラか。
……いや、上代蒼司って2章の絵描きの主人公じゃん! なんか最終的に死にかけて入院してるってことか。
そういや妹と二人暮らしだったな! 電話越しにしか出てこなかった彼女がこの萌か。「兄様」呼びしてるブラコン。
蒼司とさやかの子供、上代三田(さんた)!?
まじで上代萌さん最萌キャラなんすけど。表情差分も豊富だし、良すぎる。ブラコン設定だけいらないが、どうやらこの外伝では兄の息子?との関係に焦点を当てるっぽいので、妹キャラではなく"叔母"キャラのおねショタみたいになってて素晴らしい。
あとそもそも女性視点/主人公なのがいい。
おわり! 35分くらい。シーンは無いけど、いいですね、こじんまりしたおまけ短編で。
神社の賽銭箱にあつめた「みんなの力」とか、一万円札の短冊とか、4章ともけっこう繋がっているっぽい。暴走バス運転手は華子だろうし。
・本編未回収√を見る
【2章 美絵√】
2章であのツインテ後輩(若林美絵)にキスされる選択肢が新たに発生している! そして萌の立ち絵も出てきた。ここ明らかに追加要素だよな。美絵√入ったか。美絵より萌√ないの?
蒼司が美絵とキスしたことでさやか先輩とあのヤバい父親(白河律)との関係が知らん間にあっさり解決してて草
先輩こっわ!!パニックホラー演出じゃん
若林ってあの3章の精神科医の妹か!!!
美絵の散らかった部屋いいな
一家団欒。美絵のさらに下の妹さんのマセ具合がすごい コメディ調
白河律は千夏(死神)と延命の契約をしていたのか。でも娘と仲直りできたのでそれを打ち切った、と。
美絵の母親が8年間寝たきり。
美絵と蒼司との昔の出会いのエピソード。後付け感がすごい! ひとつ年下の子に「あたしの弟になる?」と言われる。
画家(男性)が二人と、モデル(女性)が二人。律が蒼司に「どちらを選ぶ?」と持ちかけて、蒼司が律にこれまでのことを感謝しているかんじが典型的なホモソーシャルってかんじでキツい。
美絵の首を無意識に締め上げようとする蒼司の手。こわ
やっぱ蒼司視点で客観的に見る萌よりも、萌視点でのほうが魅力的だな。
蒼司の両親が交通事故で殺した相手が、美絵の母親ってこと? プリリズRLで見た展開だぞ
また二重人格・統合失調症持ちの主人公か? 「上代蒼司は若林美絵に嫉妬していたのだ」
美絵の年下幼馴染ガキ大将の結城くん、本編だとモブ悪役だったけど良いキャラになってるな。
4章のちとせが着物姿で通院してるところに出くわした。
自身のシリアスな物語を精算して、脇役に徹したさやか先輩はやっぱり魅力的だ
美絵の妹と弟も、この母親の子なのか。8歳以上には見えないけど……
2章 美絵√おわり!!! 長かった……これ元々のバージョンでもあったのか、A.S+での追加シナリオなのか分からん。
すごいベタなプロットだけど、文章は上手いし、深いことをやっている気もする……が、わたしにはよくわからなかった。
結局、美絵の母親が事故の加害者というわけではなかったのか。ただ巻き込まれただけで。よくわからん。
これでもまだ2章の未回収ENDがある…… 普通にさやか√のほうだよなぁ
>二択はちょっと……
>さやか先輩の絵を描く
あー、蒼司の親の過失だったのか。なるほど〜、それで慰謝料を若林家に払ったから、上代家は貧乏で若林家は長男が医大に行けるくらいには余裕があり、そのことで蒼司は逆恨みのようなものを若林母(被害者)に対して抱いており、その自己嫌悪もあるのかな。
この選択肢だと美絵ではなくさやかを愛していることになっている。
病院から出たあと夜の駅前で蒼司が会ったのって彰か。
すげえ適当なかんじのさやか先輩ENDだ……
これで、多分残りの2章の未回収はすべて、もとの さやか-律√のほうだと思う。
http://adusa-ciel.my.coocan.jp/suika/natu-gaku.htm
2章 BAD END(朱い月エンド)おわり 少年からさやかを助けた蒼司が出血多量でそのまま死亡
4章
【学生服の少女END】はもう開放していた。
【夏祭りEND】
7.28 メデス曰く、やさしい魂が死後きちんと彼岸に運ばれなかった場合、死神になる。
8.2 華子も宏もちとせも無事。お嬢との思い出は夢かと思われたが、神社の七夕の短冊には今年の夏に会おうと伝言が描かれていた。お嬢(亜季)は夏休み明けからちとせと学園に通うことになるらしい。……ふつうの人には見えないってことはまだ死神ではある? なのに学園に通うってどういうことだ。全然よく分からんけど、まぁなんかお仕着せのハッピーエンドって感じで好きではない。
http://adusa-ciel.my.coocan.jp/suika/omi-kise.htm
この「鬼籍」エンドが未回収。【鬼籍END】 お嬢行方不明バッドエンド。
2章と4章がなんかまだ微妙に回収できてないけど、「閉幕」が開放されてるし、いいか!
・閉幕
え、亜季ちゃんじゃなくて水夏ちゃんなの? そうですか……
いっしゅんで終わった。主題歌付きの真スタッフロール
・外伝・始まり 18:15-19:00 約45分
語り手の女性誰だ? 声聞き覚えがすごくあるのだけど。
お嬢(水夏)の姉? まだ死神になっていない前世の話か。川が真ん中に通っている町。
アルキメデスを裁縫でつくっていた、手先が不器用な姉か。
実の姉じゃなくて、このひとも死神だったのか。
お嬢は名家の娘なのか。両親は自分を気にかけてくれない。
地震が頻発する。
この青年も意味深だな。死神が見えているのでもうすぐ死ぬのか。語り手は青年のことが好き。
「この地方の習わしから、"お嬢"という呼称も不自然ではなかった」
メデス視点の語り。お嬢が鎌をつくって渡す。
青年追い剥ぎに遭って死亡。お嬢への新薬はなんとか守り抜いて死神に託した。聖人すぎる
お嬢はあくまで自分の意志で死神になることを選んだ? この世に留まるために。
お姉さんの生前の妹と、お嬢は生き写しだった。だからお嬢に固執して、妹のようにそのまま成仏させてしまっていいのか悩んでいた。
お姉ちゃん死神が、死神の証である時計をメデスに渡す。「死神を終えて……天使になるまでの時間の長さ」を表すもの。4章の最後に千夏が持っていた壊れた時計やね。やっぱりこの人が千夏の前世みたいな存在か。
死神は天使に昇華する際に、メデスに宿る。そうして新たに死神になったお嬢を見守る。
「人を好きになる気持ち」を探しにいく、という設定が気に入らないんだよなやっぱ。しかもそれをお嬢というロリキャラにやらせるのが……。あと、アルキメデスとお嬢(と千夏)の絆、みたいな感動要素もピンとこない。メデス、「そういう風」に造形されすぎててな……。『吾輩は猫である』の諧謔性みたいなのは骨抜きにされてるし。
お嬢が日本に行く理由もなんもなくて草
挿入歌エンドローーーール!!
とりあえず画像は全部回収したし、グランドEDも流れたのでおわりでいいだろ。おわります。