幻想的でダウナーな独特の雰囲気が心地よかった。ADVじゃなくもっとノベルゲーム寄りならさらに好みだった
2025/4/5(土)
総プレイ時間:3時間30分
ネタバレ注意!!!!!!
(steam版をプレイ)
・プレイ中のメモ
海外の幻想文学のような読み味。ビジュアルノベルではなく、画面上の人やモノをクリックしてフラグを回収していく、広義の脱出ゲーム(ADV)のようなものか。永遠のファミレス「ムーンパレス」に迷い込んだ主人公。脱出ゲームから推理要素を抜いて幻想みで覆った作品。
ガラスパンさんは同棲していた女性ラテラと共にここに来たが、その人はいなくなった。それから色々あったらしい
セロニカ曰く「私だけが男性」てことは主人公も女性なのか。しかも不躾な質問お喋り好きとか、かなり性格が設定されている
ガラスパンさんの雑談すき。14種類の厳選された掃除機のアイデア、駅のホームにいた黄金のカブトムシ、……
なんか徐々にこの雰囲気に慣れて心地よくなってきたかも(30分経過) セロニカの前後盲のやつ(サブドワーフ)、カスの嘘の類だけど好き
2番目の間違い探しあと一つ見つけられん。これある? 無いパターン? あ、できたわ(←3番目以降があることにしばらく気付かず、気付いてからも最後までは自力でクリアできなかった)
ツェネズにコーヒーのおつかいを頼まれた。「嫌な予感がする」て何だ。セーブしても、これ複数セーブ機能無いよね?
コーヒーが溢れ出す。バッドエンド直行かと思ったが、続いた。アニメーションが地味に良かった。
ツェネズが消え、彼女が立て籠もっていた部屋から「有事対処要項」なる書類が発見される。なんだか推理パズルゲームめいてきたのと、SFめいてきた。ツェネズが「管理者」で、主人公を含むその他が「漂着者」。ツェネズは「非成形」だったので姿を見られないようにあの部屋に籠っていたのか。
3つのボタンを押したらキッチンが現れ、冷蔵庫内に眠っていたツェネズを発見。あれで元の世界に戻っている最中だったのか
王様から16桁のダイヤル錠を貰った。がぜん脱出ゲームめいてきた
これほんとに総当たりじゃあないよな…… 数字の表記がオシャレ
まだ実績が2/9だよ~~ もしかして詰んでる??
設定でBGMをchiptune調からピアノ調に変えられた。
ネタバレ感想をみて、16桁パスワードの攻略法を知った。
「総当たりをする」ではなく「総当たりを始める」ことで、あとは強制ムービーパートに入って、早回しで主人公が途方もない総当たりしているところを流す演出になる、と。なるほどね~~ プレイヤーのある種の「覚悟」を試されるギミックではあるものの、それすらもネタバレを見てしまったので何とも……何も言う資格がない。そんな身で恐縮だが、この「永遠性」を擬似的にゲーム内で体験させる仕掛けは、わたしの大嫌いなループものや輪廻転生ものの、何回も挑戦を繰り返して遂に成功を掴みとる展開をフィクション内で圧縮してパッケージングするやつの類似であり、なんだかなぁと思ってしまう節がある。こんな程度の演出で表現されてしまうくらいの「永遠」性だったのか、このファミレスの永遠さは。……いや勿論、永遠ではない、有限時間である点こそ重要なのはそうなんだけど、にしても、実質無限にも思える時間をこうして圧縮してズルをしていることに変わりはない。まぁ、主人公≠プレイヤーであり、あくまでプレイヤーは主人公のやべえ行為を客観的に眺めていればいいのかもしれないし、ある種の「ズル」、つまり永遠の圧縮が許される点こそ「ゲーム」の本質なのかもしれない。そうだとしたら、わたしはそんな「ゲーム」が合わないというだけだ。
他の連中TRPG初めてて草 たのしそう
金のストローで飲んだら眠りに落ちてクライン(再現)に会った。R・スパイク王の従者か。あのファミレスは王のためのもの??
クラインは王の書庫番だった。主従百合か
あのストローでドリンクバー飲むと薬やミルクなどを自分が吐くの嫌すぎる 自分自身が生成装置になってるってこと?
ノーマルエンドかな ガラスパンはラテラに再会できなかった
エンドロールの「キャスト」がCVとかじゃなく普通に登場人物・キャラ一覧でちょっとおもしろい
これで5/9 いちばん達成率の低い「おしゃべり」(すべての話題を入手)を取得していた。これ以上は会話ないってこと? というかあれらは進行に必須ではない寄り道要素だったのね ここの「総当たり」は自ずとやっていたようだ。
これ日本のゲームだったのか……
王に薬を二回飲ませて記憶を復活させてもノーマルエンド。ただし現実に帰った後の王がスーパーで買い物しているシーンの台詞が微妙に違った。王だった記憶を持っているので。
https://inlady-log.com/enjoy-the-diner-guide/#index_id4
なるほど、セロニカは月の処刑人で、クラインも月の人間。休暇でフォースプーン王国へタイムスリップ?していたが、そこで王に肩入れして、月の技術を用いてファミレスへ逃がしてしまった。よってセロニカは「流刑の月」行きとなる。
ツェネズの「非成形」状態こんなドロドロしてたんだ。『沙耶の唄』の例のエンドを思い出す構図
ラテラもともと実在せんのかーい ガラスパンのイマジナリーパートナーか。。 失踪後にも脳内で会話してるのかと。
月の人ではなく「人間」なのは主人公とガラスパンのふたりだったってこと? あ、王様もそうか
にしても月人SF(&百合?)ということでどうしても『宝石の国』を連想してしまう。あと月の魚みたいなやつとか、絵柄がつくみずっぽい
https://ikura-life.com/enjoy-the-diner-point/#index_id15
こっちのサイトじゃないと「セロニカの正体を追及する」が書いてなかった
すでに他3人の記憶を見てるけど、やり直さなきゃダメか~ スキップ機能ないのつらい
一同結集 主人公「ラーゼ」っていうんだ!
ラーゼだけ特筆すべき過去も謎もないの草 でも、趣味で第一級総合無線通信士の資格を取ろうとしている、ASD的な過集中気質のひとだとは分かった。
まさか王様も流刑の月へ行って、クラインとふたり永遠の百合エンドか・・・?
いや、これはセロニカが法律を変えてクラインを永久流刑から恩赦してくれた? でもエンドロールではふたりで月面っぽいところにいるし、ラストのラーゼとガラスパンの会話もそんなかんじだ。
永遠のファミレスを享受したもの同士、ラーゼとガラスパンが現実でも仲良くなってる! そりゃそうなるか。調べればすぐに再会はできそうだもんな
おわり!!!
サウンドギャラリーの表示おしゃれ~~
うわっイラストギャラリーのテキスト量すごい! 設定資料集じゃん
セレニテスくん「趣味:自転」「特技:公転」←すき
月の民は2000年前に宇宙舟で地球にやってきて月に移住。月の内側に住んでるんだ・・・
「セロニカとクラインはふとした思い付きから互いに名前を与えたようです」←クラインとスパイクの百合が好きな人はウッってなりそうな設定
ツェネズがTRPGから演技に目覚めたのほっこりするなぁ キャラデザ的にいちばん人気ありそう 地球人に紛れ込むことでいくらでもスピンオフ作れそうだし。クラインのTRPGも商品化できそう……いやボリュームありすぎて無理か
そうかガラスパンのことを、彼女が話していた掃除機から突き止めたのか
ラーゼ、変わり者だから就職以降初めてできた友達としてガラスパンに懐いてるの良いな
クラインにセロニカ贈り物までしてるのかよ~ これはヘテロ百合三角関係なるか? 月の民にそういう感情があるのか知らんけど。
それぞれのキャラの設定が練られており、個性的で、この短編ゲーム一本で終わらせるのが勿体ないくらいだ。
絵柄・音楽・ノリ・雰囲気はよかった。簡易的な推理脱出ADVっぽい作りと、ガッツリSFだったことは個人的にはややマイナス
深夜のファミレスに行きたくなるゲームでした。ムーンパレスには行きたくないけど!! あれは苦痛でしかない
ダウナーなノリの同人短編ゲームとして『限界OL海へ行く』はやや近い気もするが、こっちがSFなのに対してあちらは徹頭徹尾、リアル志向なので大好き。ファミレスもSF要素とADV要素が無くて、もっとノベルゲーム寄りだったらめっちゃ刺さっていた可能性がある。あ、あと『暗がりビオトープ』にも雰囲気似てると思った! 深夜のゲーセンとファミレスという共通点。ファミレスが架空のSF設定に凝っているのに対して、暗がりビオトープは実際のゲーセン豆知識をTipsとして入れるのに凝っていた。