寝取り男同士のヒロインの取り合い(三角関係)がアツい王道NTR抜きゲー
総プレイ時間:6時間40分
pin-point作品のプレイ5本目
【プレイ中のメモ】
姫川美咲。性格が思ってたのと結構違うが良い。天真爛漫で冗談を言うことも多々ある盛り上げ役。訛りはギャグなのか……?
わりと最初っから屈服して従順だ。脱衣シーンが無いの悲しい。
スチル差分での簡易アニメーション時にテキスト非表示になるように進化してる!
私服かわいい。相変わらず胸周りは意味不明だけど
監督の自宅での初お泊り 窃視的な定点観測スチル
監督の知らないところで、2人目の凌辱者(後輩小堀)との関係を結ぶのか。
てっきり監督が他の男子にもヤらせる流れかと。
これどうなるんだ。最終的に合流するのかな。小堀次第で監督すらも傘下に置けそうだが。
校舎の壁に手をついてる体勢を下から見上げる構図すき
フェラや挿入では差分アニメ演出をやるが、胸が揺れるのは静止画で表現。エロ漫画の文脈
四角関係モノとして面白くなってきた。
子供じみた小堀は美咲への支配欲がエスカレートしてより過激なプレイを好むようになるが、そんな小堀と美咲の関係を知らない監督は大人の余裕で優しく接して、美咲は監督に絆されかける。一方の小堀はついに他の野球部員(彼氏含む)にも美咲とのプレイを公開しようとする──
いちばん幼稚な小堀が情報面ではいちばん優位に立っているがゆえの面白さ。監督と小堀という異なるふたりの凌辱者を設定し、彼らが協働せずに個別に美咲を所有しようとする(監督はそもそも小堀とのことを知らない)がゆえの群像劇としての魅力が出てきた。そして徹底的に疎外されている彼氏(主人公)……。
選択肢
>そう言えば、最近……
どちらかというとハッピーエンドっぽいものを先に選ぶ
……ハッピーエンドじゃなくて監督エンドだった。なるほど。小堀エンドとの2つね。
というか、美咲は郷田監督に惚れているのでハッピーエンドといってあながち間違いではない……そして、輪姦されかけているところから優しく救い出した郷田が、そのまま美咲とラブホでビデオカメラを使って淫らなプレイをしても、なんだかチグハグな感じがするな……。もちろん郷田としては優しさもまやかしであり、単純に自分の奴隷をよりによって生徒に奪われるのには我慢ならないから奪い返しただけなんだけど、美咲視点ではけっこう本気で好きになっているので、凌辱の凄惨さは薄れており、単純にいえばそんなにエロくない。。いくら淫語を言いまくっても……
というか、ヒロインが凌辱男に完堕ちしている点がダメなんじゃなくて、もう一人の凌辱男(小堀)に対して、郷田がヒロインを救い出す正義のヒーロー的な側面を付与してしまったことがエロスを減じているのだと思う。彼氏のリョー君視点では確かに監督が卑怯にも凌辱寝取りをした形だけど、小堀視点では彼が野球部員たちの衆人環視のもとに美咲を犯そうとしていたところから救出した良い奴、に郷田がなっている。ちょっとでも正当性があったら真の凌辱ではなく、和姦になってしまう。それじゃあ抜けない!! ヒロイズムを徹底的に排除しろ!!! 卑しくなれ!
絶頂で両足の指がパーに開くのわろた
次の体勢ww これはさすがにギャグだろ……w もはや変態とかですらない。体を張ったギャグ。
恋人へのNTRビデオメッセージは言うが、小堀には一切言及しない……なぜなら、小堀を出すと凌辱Hシーンがエロくなくなってしまうから。郷田監督と美咲のふたりの関係をもっとも脅かすのは小堀の存在であるから、ふたりして必死にそれを忘れようとしている。
そして、あの日以来退学してしまった小堀について深く考えているのが立花涼太(リョー君)である。しかし彼は美咲に小堀のことも隠そうとする。彼はあの女性が美咲本人だとは知らないから。こうして涼太は美咲に「秘密」を抱えたつもりになる……
美咲は小堀が自分のせいで退学したと考えて罪悪感を覚える…… おもしろい四角関係だ。
まだ続くんだ。
合宿の温泉旅館にて、郷田の「お世話になった」中年男性たちに「自慢」のため貸し出される美咲は、郷田の自慢の女になることに悦びを覚える。ここでも美咲-郷田-モブ中年男性たちという三者関係(第三者の目が介在する場)で恋愛/プレイが行われているのは示唆的。
尻文字すごいな。ボイス、ちゃんと一文字ずつ書くスピードでゆっくり読み上げているし、その後でスチル差分を使った簡易アニメーションも相応の尺を取っている。めっちゃ時間かかるけど。(本当は台詞中に差分を動かしてほしいが、それはピンポイントの限界を越えている)
尻文字と言語記号のエロスで何か言えそう まさに文字の形が身体運動に直結しているし、それを見ている人は「ちゃんと上手く書けているかどうか(言語表現として成立しているか)」よりも、単純にその動きの惨めさをエロティックに消費して楽しむだろう。つまり「意味」は伝わっていない。
尻から野球の球(ゴムボールだけど)を幾つもひねり出すシーンの迫真性やばいな。これが今作のクライマックスだと瞬時に確信するほどには。美咲の表情、眼がキマり切っていて素晴らしい
「出し物」……
てか、アナルセックスで中出ししたあと、更に奥に潜んでいた野球ボールを精子と一緒に出すのおもろいな。ある意味で、ボールが彼女の体内から「中出し」をせき止めていたといえる。(もちろん腸の先に子宮などは無いが)
10個!?!?
徹夜の宴会芸もっと見たかったなぁ……
監督√おわり! ちゃんと甲子園出場してるの草 監督もちゃんと仕事果たしてるのかっこいいな
最後は彼氏と通話しながらの浮気ックス。NTRの王道。電話の「声」というメディア性 映像とはまた異なる。音声作品ではどうなるのかな。
>何も言わない
・小堀√
公開調教に監督が乱入しなかった場合。
窓の外からそれを見て興奮し射精する立花のなかにもどす黒い感情が湧き上がってくる。美咲にSプレイを持ち掛けるのかと思ったが違った。それでも面白そう。
こっちでも合宿には行くんだ。夜に男部屋でマネージャーだと明かして王様ゲーム。あの紙袋を剥がすように、既に超淫乱な状態で正体をバラされる惨めさと興奮もあっただろうけれど、そうではなく皆の前で普段の美咲から痴態を引き出していくのも良いな。王様ゲームは「ゲームだから従わないといけない」というエクスキューズを彼女に与えている。その枠が段々と崩れていくのを見守る。
今度は尻文字ではなく陰部で喋る芸をやらされる 文字と発声(時の身体運動)……
小堀√おわり!!!
最後までNTRが彼氏(立花)に発覚しない監督√とは異なり、小堀√のラストではしっかり生で(ビデオ越しとかではなく)対面/顔見せをした上で「別れてね」と告げる、NTRのど真ん中をやり切っていてこちらも非常に良かった。最後のシーンでは彼氏の一人称視点のスチルとなって、ベールの向こう側、「見たくないけど見たいもの」をまなざすことになる。むろんマンガやAV、音声作品などでも同じような展開は可能だが、やはり選択肢のあるノベルゲームという形式では一層、この演出が意義深くなるように思う。
総じて、NTRモノの王道をきっちりと外さずに描いてくれてとても満足できた。絵柄(ヒロインの顔)は立ち絵やスチルごとにややバラつきがあったようにも思うが、気になるほどではないし、彼女の二面性の表れとも見なせる。
NTRとは本質的に「ボク-彼女-寝取り男」の三角関係モノであって、だから三角関係好きの自分に刺さるところがあるのだが、本作では更に、寝取り男に男主人公の所属する野球部の監督(郷田)と後輩(小堀)という2名を用意し、それぞれに対応するシナリオへと計2ルート分岐制を採っている。つまり主要な登場人物は4人であり、「立花-姫川-郷田-小堀」の四角関係モノといえる。これがまた良かった。
なぜなら、これによってNTRの基本形の三角関係が2種類(監督√と小堀√)生まれる他にも、寝取り男の監督と小堀のあいだにも鍔迫り合いのようなものが発生し、「郷田-姫川-小堀」という三角関係も成立しているからである。
立場や年齢的には監督のほうが当然、いち野球部員である小堀よりも上であり、監督√の分岐点となる、小堀の部室公開セックスショーに監督が介入し強制中止させる場面は、その権力関係がよく表れている。
その一方で、立花から姫川美咲を最初に寝取ったのが監督で、その情事を目撃する形で小堀が「後出し」で重ねて寝取ったという順序関係があることから、小堀は監督の行いを把握しているが、逆に監督は小堀が姫川に手を出していることを知らない、という情報の非対称性がある。すなわち、この点では小堀は監督に優越している。
このように、「郷田-姫川-小堀」の三角関係モノとして見ても非常にスリリングで面白かった。(し、ここで彼氏の筈の立花はもはや三角関係にも参入できない、という形で二重に疎外されている惨めさもある。)
以上を踏まえれば、四角関係はそのうちに幾つもの三角関係を胚胎していることがわかる。そして、単にふたりの寝取り役が用意されているだけでなく、それぞれのヒロインとの関係の築き方(=凌辱の仕方)もまたいい具合に対照的であった。監督はオトナの余裕を感じさせる愛し方で、途中からは本当の恋人のように姫川を惚れさせていた。他方、圧倒的に幼稚である小堀は恋人というよりは玩具として姫川を扱っており、他の野球部員たちにオモチャを自慢する感覚で共有する。こうして、1対1のオトナの不倫関係の色合いが濃い監督√と、性欲盛りの男子高校生たちによる輪姦モノである小堀√の鮮やかなコントラストが分岐制で実現されている。
惜しかった点は、数枚の差分スチルを使った簡易アニメーション演出がところどころにあるが、おそらくシステム上、この演出を台詞(ボイス)と同時に流すことが出来ないため、「ヒロインがエッチな台詞を言う→その後で、その台詞に相当する行為が簡易アニメ演出で映される」という間延びしたシーン展開になってしまっていたところ。宴会芸やチア応援といった、ボイスと行為が連動してこそ意味があるプレイ内容が多かったため、その勿体なさが際立った。pin-point作品に共通の問題ではある。