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oldreavesさんの恥辱アイドル 咲希はるかの長文感想

ユーザー
oldreaves
ゲーム
恥辱アイドル 咲希はるか
ブランド
4H
得点
67
参照数
129

一言コメント

サークル4Hの「全裸登校シリーズ」のスピンオフ。 シリーズ作品ではなくあくまでスピンオフということで、「全裸登校」との距離の取り方が上手いともいえるし、逆に凡庸な抜きゲーに堕してしまったともいえる。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

総プレイ時間:8時間15分
実プレイ日数:5日


・BADEND2「全裸アイドル咲希はるか」
全裸登校の最中に通行人にレイプされるのを全国放映される、というもので、全裸登校シリーズのコンセプトとちょうど真逆なのが興味深い。
「一般人の美少女」が、ごく限られた地域・校内で全裸になって羞恥プレイをするのが全裸登校なのに対して、やる前から全国的に有名で、すぐに「全国」のスケールへと羞恥視姦対象が拡大する超有名アイドルは真っ向から反する。だから駄目なのではなく、その「真っ向から反する」性じたいを上手くお話・プレイ内容に盛り込んでいるので良い。


・tears復帰ライブ
> "本当はこのままはるかが男にレイプでもされれば一番なのだが、こんなに大勢のファンの前でそんなことをさせれば、怒り狂ったファンが詰めかけ、間違いなく暴動騒ぎだ。"

おもしろい。はるかに課されてきた恥辱の試練の最後の関門として用意された「大勢のファンが詰めかけたライブ会場」が、最終的に恥辱の極地であるレイプを阻止する役割を果たす、という皮肉な両義性!!
これはアイドル恥辱モノだからこその展開だなぁ。これまでもはるかは幾度もレイプ(男性器挿入/射精)されてきているが、あくまで大衆には知られないに留まるか、知られてしまったらBADエンド直行である。ここではるかを何としてでも貶めようとするtearsメンバーの夏未が、アイドルが舞台上で全裸になって性器を露出して踊るまではセーフだが、男にレイプさせたらファンが許さないだろう、と判断することの趣深さよ。やはり夏未もアイドルである限りはアイドルをとりまく構造の本質を理解しており、会社とかオーナーとか有力者/権力者たちに囚われているよりもずっと直接的に、舞台上のアイドルは「ファン」によって監視・管理されている。言い換えれば、アイドルが自らの支配者をファンに直接明け渡す折衝の場こそが「ステージ」なのである。