挿入などの直接的な行為はいっさいナシの「調教ゲー」
クリア日時：2020年12月12日
プレイ時間：7時間
web小説投稿サイト「小説になろう」（のR18版「ノクターンノベルス」）にて連載されていた原作小説が好きで、かつゲーム化された本作の評判も良かったため、購入してプレイした。
「vol.1」と銘打たれており、実際、調教がいよいよ本格化してきた良いところでスッパリ終わってしまう点は非常に残念（続編はいまだナシ……）だが、原作の良さを殺さずに、美麗なイラストとキャラにあったボイスを付けてエロゲ化した本作はとてもクオリティが高くオススメできる。
とはいえ、主人公はあくまで「マッサージ」の練習としてヒロインに性的な行いを施しているために、狭義の性行為はいっさい出てこない。男根がまったく登場しない。
それが受け入れられない人々も多いであろうから、その点は注意されたい。
しかし、個人的には、そっちのほうがむしろ好ましいため、本作の評価は必然的に高くなる。
また、本作のシナリオは、ヒロインを徐々に快楽堕ちさせていく調教モノであるが、序盤にはあった背徳感や耽美さ、エロさが、徐々にヒロインのあまりの「馬鹿さ」によって塗り替えられていく点も特徴的である。
つまり、どんどんコメディに傾いていく作品なのだ。
本作には収録されていないが、原作ではよりコメディへと突っ走っていく。こうなると調教モノとして楽しんでいたわたし（たち）はガッカリしそうなものだが、ここが本作の凄いところで、むしろそっちのほうが面白いまであるのだ。
ヒロインがあまりに馬鹿すぎて、1周回って主人公が振り回され、形成が逆転する展開には感動さえ覚える。
・・・・・・と、そこまではこのエロゲには収録されていないが、そうしたコメディの萌芽は十分に味わえる。単なる「調教ゲー」でも「バカゲー」でもない、本作でしか味わえない（かもしれない）独特な魅力があると思っている。
続編はよ
https://novel18.syosetu.com/n5050bw/
↑ 原作のURL