獣姦って…………いいですね すばらしいですね
総プレイ時間:22時間15分
実プレイ日数:11日
【感想まとめ】
獣姦をメインに据えたエロゲをプレイするのは初めてだったが、とても良かった。抜きゲーとしても大満足だし、「獣姦」が必然的に伴う、人間中心主義を相対化する効果なども色々と考えさせられる契機となった。獣姦エロゲをこれからも漁っていきたい。
3名のヒロインに等量のシーンが用意されていた。最終的には全員好きになれた。黒バンドの専用拘束帯が素晴らしすぎる。
なかでもいちばん好みだったのはダントツで織雅。黒ストを絶対に脱がないでくれてありがとう。高貴なお嬢様(が無様な目に遭うシチュ)に弱い。敬虔な信仰者としての人間性も素晴らしく、アントニーとの純愛関係も尊かった。
ひかりは最初にいちばん好みだと感じた。今なら「メスガキ」と形容されるであろう傍若無人な後輩ポジションであるが、その芯の強い負けん気のある性格はとても好ましく、調教者:メリーさんとのスリリングな関係も非常に良かった。貴重なスレンダー体躯枠でもあった。ただ、プレイシーンの喘ぎ声の演技が近年稀に見るほどに棒読みだったのだけ残念だった。「演技派」キャラなのに台無しだった。叫び声の「わぎょぷえー」とかをそのまま「わぎょぷえー」と発声するひとは初めてだ(そもそも台本からしておかしいのかもしれないが、ピンポイント作品とかで慣れてしまっている……)
勝代さんは外見デザイン的には今ひとつな第一印象だったが、手堅くエロくてどんどん好感が持てるようになっていった。鼻フックが弱点なのかわいいね。
途中、微妙なプレイシチュも勿論あったが、しかし3人それぞれに好みのシーンがある程度存在しており、全体的なボリュームとしても少なすぎず多すぎずでちょうど良かった。下記の「実質一本道」な分岐構造も非常に自分に合っていた。名作!!!
【プレイメモ】
丁寧なスタッフクレジットアバン。こういう演出あんまノベルゲームで見たことないな。
三人称。古典的な小説のように、全知の語り手がこちら(読者)側に対して話しかけるような文体。
小中高大院がすべてひとつのキャンパスにまとまっているマンモス校。……「中学」や「高校」と名指すエロゲ珍しいけど、一括してしまうことでそのうちのどれなのか明言しなくとも良いというライフハック
干支から好きな動物を答えさせ、それに応じてプレイが決まる……いいシチュ 馬、猪、犬。牛無かったか〜
ここでキャラの3択。もうこれで個別√入る?→違った。ただのキャラ説明
>漆間ひかりの事情
1年生、赤紫髪ツインテで性格の悪いギャルというかクソガキ。大人数アイドルグループの末席、「あとがない」。家庭環境が悲惨。シングルマザーにも捨てられ四国の山村の冷淡な祖父母に育てられるが、祖母が他界してから祖父の当たりは一層強くなった。DV。性的虐待は受けてないか。芸能界でも「枕営業」だけはせず、処女は切り札として取っておいている。いずれ「使う」気ではいるんだ。。
>女部田勝代の事情
2年生、長黒髪でスポーツ特待生として転入してきた剣道部の(元)主将。真面目な武士タイプ。「小中学校では大会上位入賞の常連として鳴らした。公立校に進学後も剣道部に所属していた。」って暗に高校生って言っちゃってるやんw
彼女も酷い祖父とのふたり暮らしだった。見知らぬ「父」への思慕。このあたりがポイントか
>花山院織雅の事情
3年生、ブロンド髪で旧華族のお嬢様。日露のミックス。ロシアで生まれ育ったが両親が事故死。父方の日本人の祖母(学園の名誉理事)に引き取られる。敬虔なキリスト教徒。自身の境遇を「天なる父」に与えられた試練だと思っている。
「💦」みたいな汗の絵文字がテキストの語尾に付くの珍しい
手袋いいね〜 ひかりがニーソックス脱いじゃったのは残念だけど、織雅さんは履いている。
女医さんだし、ここまで女性キャラしか出てきてないと思ったら、EroTourism Organization(ETO)とかいう会員制サイトにて彼女らの痴態がweb配信されている設定だった。
モニタリングカメラで誰を注目して映すか、会員視聴者が選べるという体で選択肢!
>ひかり
ほぼ枕営業してるやんけ! 大物作曲家の前でグループ5人でダンスオナニー……
誰かに見られて録画されているかもしれない前提で淫らな姿を演じている……すごいなこの子
>織雅
父方の祖母に、ロシア人の母親を「はしたない女」と言われたことがトラウマになっていたり、『ズリネタ音源』をロシア語の幼女ターニャの朗読として聞かされたりと、ロシア的なもの=淫ら、という図式がある? 政治的に危ない……
馬=父=性的な支配者 それに欲情してしまう淫らな人間=女 という構図。小島信夫の傑作短編『馬』を思い出す。
幼少期、乗馬中に性の目覚めをした。
え、3人目の勝代を選ぶ前に次の展開に行ってしまった。3人中2人まで選べる(あと一人はやり直さないと見れない)とかある?
>勝代
幼少期、道場でいたずらをしたお仕置きに、門下生の男子たちの見ている前で、祖父の膝の上に乗せられ尻を剥き出しにさせられてぶたれまくった。それで恥辱プレイに目覚めた……
3人とも家庭環境がヤバく、それ故にかもともと性嗜好もかなり変わっている。そういう人を大量の学生から選んできたわけか。
てか、獣姦入門用の朗読音源は「干支」12種類分用意されていたってことだよな。3人がどれを選んでもいいように。しかも織雅にはロシア語音源なわけだから……あれは明らかに決め打ちで想定していたんだろう。
雄猪の匂いに興奮する「女子大生」の音源も勝代の嗜好にピンポイントなのか。スパンキングのあとで縄で吊るされて猪に襲われでもした?
つまり、勝代は猪に、織雅は馬に、もともと性的に惹かれていたのか。ひかりの「犬」だけは特にそういう込み入った事情は無いようだ。
絶頂時など、嬌声を上げたときテキストの文字サイズもデカくなる。これもあんま見たことない演出
おっ、さらにここで2人から1人を選ぶ仕組み。
イラストの画風がかなり古く、そこはやや残念なんだけど、特に目・瞳の描き方が……ほぼ描き込まれていない、時代を感じるやつ。そこだけでももう少し良ければな〜 光彩が大きいんだよな
「ニェット」(NO) ロシア語を学べる抜きゲー
3つの朗読音源ともに迫真の絶頂台詞と、直後に淡々とした朗読口調に戻るの面白い
あ、一回は日常生活に戻されるんだ。ずっと閉じ込められるわけじゃなくて。
ひかりのアイドル同僚たち、メールで会話してんのかってくらい絵文字みたいなのを使う。汗マークとか。
馬の立ち絵!! 織雅さんの乗馬服いいですね 「笹針」……実際にある、瀉血療法の一種。そうなんだ
「八間(はっけん)」? 検索しても出てこない 男子の門弟の匂いが充満した夜の道場でひとり、裸素振りの自慰行為。レベル高い
一週間後、2度目の検診。今度は宿泊有り。
なるほど、ひかりは芸能筋からの推薦なのか。アイドルとして売れそうにないからこっちに売られたってことか。『なるべく引っかき回してくれる明るいキャラ』という注文をETOが出していたと。確かに納得がいく人選。
問診の内容も会員から募っているのね。
大学の畜産学部! 小中高大院一貫校の強みがここでも発揮されとる……!
「幼女ターニャ」のロシア語朗読音源について、織雅さんが「当病院の倫理観をご説明」願う!
>「……ご心配なく。朗読はすべて声優による演技です。もちろん全員成人ですから、ご懸念のような反倫理的問題は生じていません」
めっちゃオモロイ。批評的やなぁ ロシアと児……ルノの関係についてはちょっと危な過ぎる
3人への問診は形だけの選択肢分岐で、順不同と思われる。
>「『選んだ一人だけが』『リアルタイムで実況配信されます』……残りの二人は『録画編集バージョンでの配信』になります。この二者の違いは、カメラのこまめな切り替えが可能、というところです」
これもなかなか示唆的。セーブ/ロードすれば、こちらとしてはすべて「リアルタイム」で全員を見れるんだけど、逆にいえば、エロゲとしてこれを遊んでいる我々は、ETO会員たちと異なり、3人ともを原理的に「録画編集バージョン」でしか見れない、ともいえる。
これ、ストーリー上実際に録画編集バージョンを後追いで見るパートがあるのか、それとも暗にプレイヤーに「選ばなかった二人はあとでやり直して見ておけ」と指示しているということなのか。
・ひかり1回目
『メリーさんの館』 『ワンちゃん部屋』 メリーさんほんとに出てきた 犬の立ち絵!!
……色々と芸能界ネタがギリギリ過ぎる!! 「芸名に♂を付けたから」アイドルチームが鳴かず飛ばずになったとか……
ラスボス戦みたいなBGM流れとる
検診に夏本Pが関わっていることがここでひかりにも明かされる。ひかりは、学園での調教凌辱モノというよりも、芸能界の闇・アイドルとしての成り上がり/転落ストーリーという側面が強い。
「事情を整理しておこう。」と地の文の語りが入る。これはETOの配信実況のナレーションとも異なる、完全に神の視点のもの。結構フクザツなナラティブの構造をしているかもしれない、このゲーム……
てかひかりの裸ストリップ立ち絵、この背中向けて顔だけこちらを振り向いているやつしかないのか。……そんなに胸を隠したいのか、尻と背中を見せたいのか。
なるほど、メリーさんは超大物で小金稼ぎの必要がないため、これが隠し撮りされているとひかりは思っていないのか。確かに。それでいて、たとえ無意識にでも「見られて映える演技」をしてしまうという。
てか白ソックスを今度は履いてるやん!!
バター犬プレイが気に入って、「売れていっぱい飼う」と誓うひかり。めっちゃ順応して楽しんでて草 想定よりもずっと逞しい。
「損得勘定の否」から「生理的嫌悪感の嫌」へ。 なるほど、処女を「切り札」として取っておいたひかりにとって、人間ではない犬に犯されてそのカードを失ってしまうことは最悪の結末である、と。そして以降どういう精神状態になるのか。
犬のペニスの根本はテニスボール大に膨らんでストッパーになる。へー
「犬の交尾は本来、尻どうしを合わせる形になる」へー 獣姦の知識が増える増える
犬ってかわいい「ワンちゃん」=愛玩動物としてのイメージが強い分、それに犯されるギャップが犬姦の魅力なんだろう。ぬいぐるみペニスにも近い。
走馬灯的にフラッシュバックするひかりのこれまでの「貞操の危機」多すぎてワロタ。田舎の学校で上級生に襲われ、先生には毎日居残りさせられ膝上補習授業、やっぱり祖父にも性的虐待すれすれのDV(それはもう性的虐待だ)されてたようだし、お盆帰省中のDQN兄弟に神社で強姦未遂……芸能界入る前からヤバすぎる
>「どうせもう大切な処女は失われてしまったのだ」……という絶望が、ひかりの動きを鈍くしているのだった。
やっぱ一気にプランが崩壊して無気力・自暴自棄になってしまう系か。
「貯金箱を奪われたときの気持ち」言い得て妙。
>「汚される」や「破られる」ではなく「持っていかれる」。絶望を打算で、あきらめを計算で処理した言葉。
このへんの、三人称ならではの的確な心情解説描写が上手いなぁ。
あれ? さっき白ニーソだったのがいつの間にか黒くなってる。ミス? 着替えた?
ひかりのCV、喘ぎ声の演技がやや微妙……棒読み感がある
……すご。処女喪失して茫然自失のひかりにメリーさんが「どうしてあんたの処女には価値があると思ってたの?」と問いかける。世間一般の処女信仰の解体と思いきや、それではメリーさんは許さない。もっと根本的に問い詰め、ひかりの、本人すら気付いていない願望を、本質を暴き出す。そして、ひかりが漠然と夢見ていた成り上がりシナリオの陳腐さと非現実性を明るみに出し、「自分の野望はそんなに小さくない」と、お前はもっと高みを目指せると教える。……なにこれ? 調子に乗っている処女アイドルヒロインを凌辱して尊厳破壊したと思ったら、お前がこれまでなんとなく思っていた自分の「尊厳」なんてものはまやかしだ、価値はない。お前の「尊厳」はそんなものではない……と、逆に啓蒙というか、真の "尊厳" の獲得へと教え導いている──こんな凌辱エロゲある? 素晴らしいな。獣と交わり、「人間」の尊厳なんてちっぽけなまやかしは捨て去り、本当の尊厳を追求せんとするヒロインを描く……。
メリーさんめっちゃ凄いキャラかもしれない。老婆じゃなくて男らしいし。
残り2人の録画パートあった。えーと、リアタイ版と録画版で内容に違いがあるのか調べたいな。とりあえず「録画版」を見るか。
そういえば、まだこの「検診」について、3人には何の説明もないんだよな、どういう症状が観察されたから検診が行われているのか、ということの説明が。
・織雅1回目
厩舎での仔馬アントニーの不自然なフケと人身事故はすべてETOの脚本、作為的なもの。後ろ脚で肩を蹴られて救急搬送された人などいない。フケは薬物投与のため。
アントニーはフケではなく原因不明の「フケのような症状だが射精できない」伝染病で、彼に唯一近づける織雅がなんとかして射精させれば病気ではないと判明する、というロジック。「病気が治る」じゃなくて「病気でないと判明する」なんだ、あくまで。
「干支の会」……あぁ、ETOってそういうネーミングかw
織雅さんの拘束ストラップ、3人のなかでいちばん簡素で露出が多いぶんエロスがすごい
すごい体勢だ……文字通り決死のパイズリ。胸の谷間からペニスが抜けたら思いっきり後ろから上半身ごと倒れて後頭部打つぞ
めっちゃ純愛プレイなんだよなぁ……
「餅つき」という比喩の日本要素
凄かった。必死にならざるをえないシチュエーションを周到に構築していく。絶息→即心臓マッサージとか…… 挿入の瞬間、透過とかなく馬の巨大な図体で画面に映る織雅の身体のほとんどが覆い隠される迫力もヤバい。
・勝代1回目
畜産学部の実習農場で、女子大生のお姉さんとふたりで作業。
あ「高等部の二年生」って言っちゃうんだ。
やっぱこの女子大生、朗読音声の人か。……この検診の経験者ってことか。勝代の末路でもある。イラスト欲しかったけどなーそうすると勝代を喰ってしまいそう。
猪じゃなくて豚なんだな。干支に豚はいないから代用として猪を選ばせただけで。
豚の立ち絵。ヒト以外のペニスでもモザイクは要るんだな
片足を上げる意味がまったく分からなくて草 犬の放尿じゃあるまいし
豚のペニスってコルク抜きみたいに螺旋状なんだな
この女子大生自身が台本を書いたのか。「経験に基づき」って、この検診のことでいいのかな。
初フェラで舌の表面でなく味蕾のない舌裏と下唇を使うとか、めっちゃ細かいな〜
今のところ勝代さんにいまいち惹かれないのは、キャラデザや性格もそうだけど、もともとかなり恥辱プレイ癖があるから、堕ちている感があんまり無いのが大きいと思う。……いや、他の2人もその側面はあるか……
え、勝代だけ1日目に破瓜しないんだ。
会員がフィニッシュして接続数が急減したから本日のプレイ/配信を終える判断をする。そこもフレキシブルなんだ
これで「トライアル配信」が終了。
……今のところ、キャラとストーリー的にはひかり√が、プレイシチュ的には織雅√がとても良く、勝代√はどちらもまずまず。今後に期待。
最初に別ヒロインを選択しても、既読になっている! つまり内容はリアタイと録画とで変わらない。まぁあくまで作中設定、方便ということか。ETO視聴者≠プレイヤー ということでもある。実際、リアタイ配信中にプレイ内容を左右する「いいね!」ボタン機能などはゲームに全く反映されておらず、ストーリー上のいち描写でしかないし。
……いや違う! 織雅√で、彼女の内心の描写が追加されている!! こういうことか。リアルタイムだとカメラ切り替えによって彼女たちの心情が手に取るように分かる、とは。
心情描写以外の台詞なども追加されている。毛細管現象。ここでも舌の味蕾分布の解説。サルミアッキ……ではなく明太子。祖母からの嫌がらせ。
ひかりの録画版はすべて既読だった。つまり、リアタイ版だと少しテキストが追加されるのみ。
勝代の追加シーン。小学校の農場見学で豚の匂いを嗅いでいた。やっぱり勝代は元から淫乱で、自ら快楽に負けて堕ちにいっている雰囲気が合わないのかなぁ。問答無用で犯されてしまう悲壮感が薄い? でもひかりだってかなり主体的に楽しんでたり演じてたりするしなぁ。
えーと、つまり全てのテキストを回収するには、ヒロイン3択の分岐でセーブして、3人ともの「リアルタイム配信」を読んでから、あとの2人の録画パートはスキップすればいいってことね。ちと面倒だけど。
・織雅2回目(トロット)
一夜明けて夢から目覚めてもまだ拘束させられたまま
今度は外で歩かせながら射精させる。Hスチルがロングショット気味でヒロインの身体が画面の一部だけを占める構図は珍しい。(クローズアップが適宜使われてはいるが。) まさに馬の調教器具の一部分と化している
ロシア語で言っている台詞が二重括弧『』で書かれるのか。音声は日本語だけど。配信では同時通訳しているらしい。
・ひかり2回目(引けやオーエス)
「帳尻を取り戻して」いた。メリーさんのゲームから絶対に降りない覚悟。つよい
「ワンチャン(ス)・ルーム」……
ひかりの「役不足」の誤用を「力不足」だと訂正するメリーさん。しかしそれはひかりの意図的な算段だった……頭脳戦だ。どこが録画版だとカットされる部分なのか推測しながら読んでしまうな。それから、「配信用の隠しカメラでも映っていない」ものを神視点から描写してもいて、やはり配信カメラ(実況者)≠語り手、だし、配信視聴者≠プレイヤー、である。
ひかりが思ったよりもずっと賢くて強かで、メリーさんとの本気の対決が面白い。
だから叫び声が棒読みで白けるっての! 喘ぎ声の読み上げも下手すぎる。「ぐひゃ!ぺりょはあ!」とかをそのまま読む奴がいるか。しかも、ひかりは演技設定があるぶん、演技ではない本気の叫び声でもそういう棒読みをされると尚更冷める。哀しい
この犬小屋に寝泊まりする決意をするひかり。四国の実家どれだけ酷いところなんだ……
・勝代2回目(豚姦破瓜)
やっぱ女子大生はかつての勝代と同じ経験をくぐり抜けた先輩らしい。そしてあの道場の祖父は昔から勝代の自慰癖を知ってETOに報告済み。
「雌」と「牝」の違い。そんなの普通学校で習わない……というか、ここで解説されているような区別は無いはず。
鼻フック。さらに悪臭を嗅がざるをえなくなる。ひかりと違って喘ぎ声の演技が良い。
自分が牝豚であり牡豚に犯されるというオナネタ。「女部田」という名字で小学時代からイジられた経緯も含め、説得的。
てかあの螺旋状のやつ入るのか。しかも2本同時とか……
アヘ顔?時の瞳の差分が流石にギャグ過ぎて白けてしまう。
・日常3
検診日はずっと週一ペースなのか。
ひかりの私服?すごいファッションだ。スギちゃんみたいな格好のノースリーブとホットパンツ
メリーさんから現ナマ200万円の札束をお留守番賃としてもらい喜ぶひかり。わざわざ反応見るためにカードじゃなくてキャッシュ用意したメリーさん、優しいというか気遣いが出来るな。。
織雅のハイソックスと右腕のブレスレットには両親の形見の結婚指輪が付いているから外さないのね。ガス田開発作業の現場で知り合い、祖母の反対を押し切って結婚するも共に事故死。
中学に上がると「オナブタ」とすら呼ぶのを皆遠慮して、口ごもってしまう。それに勝代はますますトラウマを募らせてきた。
祖父に指摘される。勝代が男子門下生たちの牡臭に興奮するように、勝代が深夜稽古で発した牝臭も彼らに毒であると。
・集団調教1 シャチ
バリウム造影剤(媚薬入り)を飲んだ後、1時間半バスに揺られてローカルテーマパーク(ウォーターランド)を貸し切ってのグループセラピー
「更衣室にカメラは設置させてもらえなかった」 プールの水中なので音が拾えないし、カメラも一台だけ。こういうとこリアルだな
シャチのガリバーくん27歳との海豚治療(ドルフィンセラピー)
「人間だと60前のお爺さん」と聞いて「……うへえ。まだお爺さんて歳じゃないし。サイキョーに脂ぎってる歳ごろだし、それ」と返すひかりさんの闇の深さ
水中ボンベとゴーグル、フィンを付けての夜のプールでの水中ストリップショー。「ビザールっぽい」
ロシア出身だからか泳ぎが苦手な織雅さん、ソックスは脱いでも靴下留めのバンドは付けていて良い。3人のなかで最年長でいちばん疑り深く毅然としているのも。
「アイソレーション体験」
ひかりは男の性的な視線を確実に認識した上で、淫らに舞う。「タダ見は許さないんだから」と。……確かに彼女の希望通り、高額に取引されてるんだよなあの破瓜も最初っから。しかしひかりの元にその売上が入ってこないというこの世の摂理。
織雅さんはパイズリ担当なのか? ひとつの体勢のスチルを使い回している
シャチを射精させられなくて心が折れるのか……意識高いな(??)
んー……この集団調教の展開はちょっと微妙だったな。3人の麗しい絆を強調しているが、、、 そもそも、これまでのプレイと違って、シャチ自ら3人を襲うようなことはあんまりせず(股間を舌で舐めるくらい)、3人のほうから主体的にペニスにアプローチして射精させなければならない。そこで織雅がひときわ勁い心を持って行動して、犠牲となる……のだけれど、自らやっているぶん、破瓜の馬のときよりもずっとマイルドな感じがするし、そもそもシャチを射精させなければならない、という使命の強制力があんまり無い筈なのに、3人が意欲的にそれを遂行しようとする展開に置いて行かれた。ちょっと試して無理そうだと思ったら、諦めて文句を言うとかはしないのか。普段は飼育員さんが射精させているのを、今回ドルフィンセラピーとして3人が代行する、という建前なので、何が何でも、という切迫感は彼女たちにそこまで無いはず。
それどころか、シャチの巨大さを前にして、「私たち人間はなんてちっぽけなんだ……」と心を折られている勝代やひかりは尚更理解できない。そんな自信あったんか。
こういう雰囲気ならば集団よりも個人でのプレイのほうが見たいな。
・日常4
織雅は祖母が、勝代には祖父がいる。しかしひかりには身内はおらず、夏本Pとメリーさんしか日常的に接する大人がいない……
織雅は織雅で、祖母との宗教の違いで大変そう。ロシア正教の信者に仏教の壇家の代表は継げない。
勝代の祖父がそうだったという「八間」とはやくざ者に武術を教える指南者のこと。「人間」の頭を真っ二つにするのが由来。これオリジナル概念か。
祖父、孫娘に堂々と性的従事をさせるのか…… 次の調教はコンパニオンか。
勝代の祖父、織雅の祖母、どちらもなかなかにフクザツな関係そうだ。
織雅センパイ総愛され状態になっている。
やっと3人の「病気」の説明がされるのか。例え話として「同性愛者」を持ち出す医師。
>「同性愛者の脳には器質的な特徴がある」
>「もちろん、差別的な意図はいっさいありません。これはあくまで解剖学的な話です。社会学ではなく、医学の分野なのですね」
>「なおかつ。器質的欠陥だとか遺伝的欠陥だとか、そういう種類の話でもありません。要するに『脳にはそういう働きもある』というトピックです」
言うまでもなくド直球に差別的な発言だが、無論、このあとにくる「獣姦脳」という(極めて抜きゲー的な)あからさまに馬鹿げた大法螺へと繋げるための前段の話題であるために、この「同性愛脳」説もまた、作り手は明らかに「フィクション」として書いており、なおかつ読み手にもそうであると思わせるようになっていると評価できるため、まぁセーフか。もちろん読み手によっては差別的な思想の持ち主ならば同性愛脳のところを真に受けてしまう人もいるだろうけれど。
ともかく、獣姦という「アブノーマル」なエロスを扱う作品において、同性愛が「例」としてこのように作中で言及されるのは非常に興味深い。
>「……過度な反応はなさらないでください。ホモセクシュアルの方が人格を否定されないのと同じ理由で、獣姦嗜好者を社会的に排斥することは許されざる行為です」
極度の女性差別に基づく強姦の正当化ロジックとしての、解剖学的本質主義。やっぱこういう風に用いられるんだなぁ。おもしろい。あなたがいくら嫌でも、あなたの脳はそうなっているのだから受け入れて下さい、という……。
もちろん本件に関しては、凌辱者側の思想だけでなく、被-凌辱者(被害者)側の「人は人同士と交わるのが"正しい"こと。他の動物と性行為するのは"ふしだら"で"間違っている"」という思想もまた、多分に問題があるのでややこしいのだけれど……。
加害者は本質主義に基づく女性差別を、そして被害者は性規範(&人間中心主義)に基づく種差別をおこなっている状況。
というか、獣姦モノにおいて、もちろん強制される人間(ヒロイン)は可哀想なんだけど、動物側はどうなんだ、そっちだって/そっちのほうが可哀想なんじゃないのか、という視点を持つことは必要だろうな。楽しむ上でも。ここらへん、ケモナー・動物性愛者(ズーフィリア)とかともどう関係するのだろう。自分は今のところ非当事者なので分からないが。。
続いて医師が見せる獣姦ビデオ。「褐色の肌。くっきりと整った目鼻だち。中東から中央アジア系の顔だち」の「妙齢の女性」がカスピオオカミと交わる映像。捨子がオオカミの群れに保護されて育てられた末に雄オオカミと性行為するようになった、と言っているが、それじゃあ生得的な脳の器質の影響ではなくて、がっつり育成環境・文化に性嗜好が依存していることを示しており、さっそく矛盾している!
最初にひかりが聞いた犬姦嗜好朗読音声はこの医師本人のものらしい。
>「ですので徐々に『自分の異常性癖を飼い慣らして』、『正常な性衝動に着地させる』というプロセスが必要になります」
>「ですので今回以降は、いかにして『自分のその異常な性癖を肯定できるのか』ということを追及していただきます」
「追及」が「追求」の誤字なのはいいとして、「異常な性癖を肯定」するのか、それとも「正常な性衝動に着地させる」のか、どちらなんだ。まぁなんにせよ、こうした言い分はすべて3人を騙すための嘘ロジックなので問うても仕方ないけれど……
次の個人調教は以前とは別の動物でそれぞれやるのか。
・織雅3回目(竜の角)
あれ、馬以外じゃないのか
強い露出要素のあるプレイは初
乗馬服のズボンの股間どころか太ももの辺りから穴空いてる。そんなに黒ストッキングを見せたいのか。
これまでは愛馬のためや後輩たちのために自らを犠牲にしてきたが、今は自分の病気を治すために理不尽な苦痛に耐えなければならない。自分のためだけでは織雅は勁くあれないので、花山院家のため、などより大きなものに託す。
これはmotionでみたいなぁ
あ、がっつり男子大学生の乗馬部員たちと交流はしないんだ……
・ひかり3回目(獣姦サンダー!)
バランスボール表面に拘束されてライガー姦。猫属の舌はザラザラしている。ペニスは刺々している。
メリーさんからこっそり干支の会の存在をバラされる! 凄いな、ひかりだけ知ってしまったぞ。
祖父からヤバい拷問虐待を受けていた。
ボール拘束の発想はなかなか良いけど猛獣に喰われる恐怖というのは自分の求めるエロスとは違うかな……なので微妙だった。ひかりの精神的な成長はすごい。
・勝代3回目(パシパエーの牝牛)
勝代の調教役の女子大生は経験者なので割と色々とぶっちゃけて教えてくれる。
「牝牛」。搾乳だ〜
ギリシャ神話由来の無駄に凝った器具ネーミング。パーシパエーは牡牛と交わってミノタウロスを産んだ女神らしい。
女子大生のお姉さんは途中で調教脱落したために今のサポート役側に回っている??
豚より牛のほうが良い、といいつつ拘束搾乳やったら他にやること思いつかないな
・日常5
「乃木さんの数え歌」 「ロシヤ」のあとにしりとりで「野蛮国」と続く手毬唄を孫の織雅に歌わせる祖母……
https://ja.wikipedia.org/wiki/手鞠歌#乃木大将
日露戦争の勝利を祝う歌。祖母の高祖父は軍人だった。軍国主義・排外主義・植民地主義がこうも抜きゲー中で明示的に登場すると、「凌辱」の意味するところがかなり変わってくるというか、"それら" はつねにすでに地続きであるのか……
「カップリング調教」 3C2の組み合わせで3通りの選択肢をいつも通り順不同で選ぶ。ストーリー上は整合させるために「セラピーを先に受けだ方は、その内容を絶対に口外しないでください。これから受ける方も、その話題に触れてはなりません」と女医の指示が入る。
・織雅とひかり(丸焼き台の串刺し)
やっぱ乗馬服っていいな 騎乗帽も。髪の毛が全部しまわれる
スチルの体勢/構図がちょっとおかしい
ふたりのもう一方に調教のサポート役をさせて羞恥心も煽るわけね
モザイク有とはいえ結構スカトロをガッツリ描いている
ひかりは弛緩剤じゃなくてふつうの座薬を許可されたのは、スチル節約のためでしかなくない?
馬の「遊び癖」(舌を出してレース中に邪魔になる癖)なんてあるのか。へ〜〜
水中シャチのときもそうだったけど、複数人のキャラ(被虐ヒロイン)が映るスチルでの構図の違和感がすごい。それぞれ別々に用意したものを雑にコラージュしたような。ひとつの「絵」という感じではない。
こんなにしっかり排泄音のSE付けるなら、ボイスと同様にログ画面からリピート再生できるようにすればいいのでは
織雅とひかり、ふたりの叫び声が連続で並ぶことで余計に後者の演技の酷さが浮き彫りになってしまう。「ふぎゃら!」の言い方の違いよ。
織雅にクローズアップすると90度構図が回転するのはなぜなんだ
・勝代と織雅(ふたりでくそまみれ)
基本的に、ホームグラウンドにいるホスト側が、ゲスト側を気遣って庇うように自分を犠牲にしていくのか。みんなやさしい
女子大生「アタシンときはそう言わされたしねー」
「屎尿(しにょう)」ってあんま耳馴染みがないと思って調べたら、法学とかでも使われる専門用語なのか。
https://ja.wikipedia.org/wiki/屎尿
しかも主に人間の大小便を指すらしい。じゃあ「豚の屎尿」っておかしいのでは。それこそ豚と人の境界を撹乱して、「人間の尊厳を捨てる」ってことか?
切腹と介錯の役柄の関係。それを可換的にこなす。
スカトロプレイにも、自分のものと他者のもの(しかも今は豚のもの)という大きな違いがある。どこにエロスを見出すかがだいぶ変わってくるよな。自分で出すという排泄行為そのものが淫らなのか、それとも「汚いもの」にまみれている状態が淫らなのか。動的か静的か。
豚の糞便はメタンガスを発生させるから浣腸すると体内で膨らむ。どこで役に立つかわからない知識ばかり増えていく
>ああ……見られたくない……っ。こんな気高い女(ひと)に。美しい女(おんな)に…… こんな汚いところを。
これはかなり尊い百合では?
こんなところで「キラウエア火山」とかいう懐かしワードに再会したくなかった
>女子大生のそのひと言が、織雅の心を奮い立たせた。そうだ……誰か他人のために耐えるとき、織雅の心は決して折れない。
アツい
>勝代「うぁぁ…… 織雅先輩、申し訳ありません。自分のような……自分のような、豚娘のために……っ」
>織雅「あら、『ぶたむすめ』。かわいい。だったらわたしは『馬娘』ですね…… はい、顔はきれいになりました」
サイゲ聞いてる〜? にしてもマジで素晴らしく尊いシーンだな……
うわっ、自分の長髪をタオル代わりに使うのはすごすぎるな……
>女子大生「そうそう。自分の考えつく一番汚いセリフで実況するんだよ、二人とも。ゲスな男どもに見られているようなつもりになってね」
>女医「……あなた。先からちょっと口が過ぎますよ?」
>女子大生「へいへい、すいませんね。同じ道を一度来た身としちゃあ皮肉の一つも言いたくなるんですよ。……ほいよ、浣腸器」
>(中略)
>若干女子大生の物言いが、モニター越しの人たちに対し、チクチクと皮肉を効かせて来ているという事に実況は気付いた。
>それにお灸をすえるように実況者は、配信先の視聴者にのみに聞こえるようにチャンネルを切り替え──
>女子大生に対し「払い下げ」の『型番落ち牝奴隷オークション』を開催する……と宣言していた。
>そんな実況が入っていることを二人は、いや三人はまったく知らない。誰に聞かせるか聞かせないかはMCが采配できるのだ。
うわ〜〜〜 女子大生やるやん!と思ったら即座に…… まぁそうだよな、彼女もそういう立場だよな……
あ、スチルの上下を勘違いしていた。そういう角度で映してたのか。女子大生さんがお仕置きを免れるのかにも注目
・ひかりと勝代(つれ散歩)
初めて学園の校舎内でのプレイ
禁忌-Kidsとか今の時代危な過ぎる……
メリーさんが女医さんに隠れてこっそり2人に真相のヒントを教える。優しい。
干支の会とメリーさんとの政治的攻防もまた読みどころだな
勝代のスチルがほとんど無い。カップリング調教とはいえメインはそれぞれ1人ってことか。。
2枚目のスチルで2人になる。3プレイとも同じだけど、バトンリレーなのだし勝代の歩くさまも見たかったな
・日常6
前回のプレイで両親の形見のダイヤモンドを汚してしまった織雅は、清めるために頑張って舐めている。祖母の助言で……
メリーさんの弟、渡邉川が握手会に現れてCD1万枚を買い、ひかりの尻をまさぐる。夏本Pとひかりの「犬社会」での順列が入れ替わり、ひかりはメリーさんのわんことしての自覚を一層強くする。のし上がり精神
勝代は祖父から、松田の親分の内縁の妻にならないかと薦められ、それを受けることにする。
・グループセラピー2回目(酔蝦)
ガラススーツ拘束で触手姦? 酔蝦(ツェイ・シア)、日本語だと「酔っ払い海老」とも言われる中国料理名
ひかりだけ自分の意志で目隠ししてるのもいいな
ウナギ、ヘビ、ミミズ
タウナギ、バナナナメクジ、豚の寄生虫
触手姦というよりも虫姦。まぁ近い種類とはいえ。
虫の気持ち悪さ、生理的嫌悪感によるエロス。……わからなくはないが、どうかな〜
ひかりが↑のプレイ中の音声をこっそり録音していた! 彼女らが失神したあと、謎の男性陣が部屋に入って身体をまさぐっていたことまでバレてしまった。それを干支の会はあとから把握するものの、まだ泳がせることにする。
・ふれあい動物ランドでの動物ロールプレイ
すべて録画版だとしても、編集者がだんだん疲れてくるので、最初に選んだビデオがいちばんちゃんとしてるw 成立してないだろその言い訳w
え、これもカップルプレイなの? 誤植?
・織雅と勝代(脈動する牝ちんぽ/並列羊レイプ)
馬のビザールマスク見たかったがお預けにされた
やっぱこの拘束帯のデザインいいな
偽男根で牝を犯すことに快楽を覚える織雅さんは特に興奮しないががに股は良い
あ、勝代も来た。織雅メインでサブが途中参加してくるかんじか
ノウン、がロシア語でペニス?
互いに相手に気高さを感じ、相手を庇うために自分が率先して無様な恥をかこうとするふたり。自分が相手の思うような良い存在ではないと見せつける。互いにエロスを感じてもいる
あ、これは一応、ちゃんと時系列の順番が設定されているのね。勝代とひかりは二頭馬車を引かされていたとネタバレが。
・勝代とひかり(ピッグガール/二頭立て)
ピッグガールコスプレセット(ミトンや尻尾プラグ、被り物)もさることながら、白足袋がいい味出してる
ゾンキーの縞々ニーソックスいいねえやってほしかった
おお! あの女子大生さん、お払い箱にならずに正規スタッフとして迎え入れられたのか。……良かったのか? 過去に調教を受けた出演者がスタッフになった例としては女医さんもいるってことかな。手取りが「在京TVキー局の正社員の1.5倍見当」ってのもなかなか。
なぜかひかりにだけ口枷・ボールギャグ付けられてて草 いいぞ、しっかり喋ったら台無しになるんだからずっとモゴモゴ言っててくれ
鼻フックに弱すぎる勝代
・ひかりと織雅(獣毛地獄)
二頭立てのあとの時系列。ひかりだけ前回の虫姦で「底」に達していなかったので、獣姦ではなく再度、被虐性特化のプレイをするらしい。
着ぐるみの中に吊り下げられてうさぎ十羽の毛と口で1時間まさぐられる。これがいちばんキツイ責めかぁ
ひかりが失神して数時間後、織雅と合流。この間に織雅は勝代との並列プレイを済ませたので、これがいちばん最後。
猿かぁ。『ガリバー旅行記』を引用してくる教養っぷり。
>おぞましかったはずの「馬との初体験」が、猿たちへの嫌悪感に押され、甘美な愛の想い出へと昇華していく……
これだけ、うさぎも猿もまとめて「獣毛地獄」なんだ
あと2回、プール→ふれあいランド で終わりかぁ〜〜 長いようで短かった
・日常8
ひかりの獣姦動画がアイドル仲間に流出していた。「人間の姿をした犬」になることを求めるメリーさん。ひかり最終的に父親の前でプレイさせられそうだな
飛鳥時代、奈良時代まで遡る公家の家系である花山院家。明治以後は代々男は帝国陸軍に入り、女は家系を繋ぐために財産のある婿を取ってきた。それが花山院家の女の「すべて」だという。しかし織雅の父はそうした血統主義・家父長制に反抗してロシアに渡り結婚して織雅をもうけた。だから祖母はロシアという国を憎んでいるという。
勝代は約束通り松田の親分に三夜連続で道場で抱かれたが、ひと言も発しなかった。松田を「人豚」として豚にも劣る存在だと認識した勝代は松田や祖父を怒らせる。
マクド(マグド)を「立ち食いパン屋」という勝代嬢おもろい
織雅さんにかかると牛丼屋が「ビーフボウル屋さん」になる
にしても獣姦モノで牛丼とか出てくると緊張感が漂うな。反種差別・ヴィーガニズムの観点から……
・集団調教3『海豚』
自然界で雄が雌をレイプするのはイルカ・クジラ類と霊長類だけらしい。
イルカ(海豚)の輪姦
前回と同じスチルじゃねぇか!!!使い回し〜〜〜 髪留め差分だけ
織雅さん黒ストッキングは脱いでも形見が付いたベルトみたいなのは着けたまま。
イルカかわいいな ペニスだけほんとにピンク色なのか ナメクジか人間の舌のような
そうはならんやろ……
えー途中を飛ばしちゃうのか……イルカの精液がプール中に漂って視界不良になった、という言い訳で。
勝代さんが、「人豚」に汚された膣内を海豚によって清められて感謝しているのが良かった。淫らとかではなく、ふつうに人間様との性行為こそが「正常」で異種姦は「異常」だという差別的な価値観には乗れないので。あと反生殖主義的にも、異種姦なら基本妊娠しないから安心だし……
・日常9
そろそろ「終わり」だけど、その後の彼女たちはどうなるんだろう。ふつうに日常に返されるのか、干支の会は基本関わらないがそれぞれに酷い運命を辿るのか、それともまだ会が目をつけ続けて、女子大生や女医のように再雇用みたいなことをするのか。
ライブステージ上で獣姦動画を仲間に上映されてスキャンダルになったひかり。流した子はコンクリート漬け……怖ぇメリーさん
全身そう取っ替えで別人としてやり直すのは、本人的にもそうだけど、2次元キャラクター的にも都合が悪いよなぁ。
遺品を売ってロシアに帰郷することを決意する織雅。祖母は「賎業」への差別意識をまるだしにして糾弾する。
>「職業に貴賤はない」というのが近代社会のスタンダードだけれど、それはあくまできれいごとで、どんな文化にだって「賎業」というものはある。
>つまり「まっとうな人間は就かない」とされる職業のことだ。どの職種が賎業とされるのかは、それぞれの文化を育んできた歴史によってさまざまだ。
>清掃業。食肉加工業。そして……。
>祖母が言っているのはいずれも日本の歴史に基づく貴賤意識だ。
>一つの文化の暗い部分。
>だから織雅に理解できないのは当然なのだった。
ちゃんとしてるなぁ……
太平洋戦争時、「汚職官吏」だった織雅の祖母の父はシベリア抑留されて死んだ。そして、花山院家の女は祖母自身も含めて「賎業」をしてまで家をつなごうとした。強烈な呪詛。もはや家を繋ぐためというより、自分がこれまで受けた苦しみを子孫にも味合わせなければ気が済まないとでもいうような。うわぁ……
種豚姦と奈良漬けという仕置(酒浣腸)を受ける勝代。ここで日常パート初めてのスチル、シーン。これは優遇されているってことか?
ビーフボウルと豚汁……
前回のふれあい牧場プレイ、視聴者たちからさんざんな言われようで草 一部わかってしまうのが……たしかに織雅の馬車引きやレース形式はやってほしかった。ディルドで互いに犯し合わせるのもやんないんだ〜とは思った。
録画版でも1本目とそれ以降での差があるのはなぜか、という真っ当な疑問に「会費の増収を図るため。プレミアム会員になればすべて最高編集版で観れる」と真っ当に返す。こういうとこすげぇしっかりしてるんだよなぁこの作品
2回延長。
牧場2回目の前の一週間、3人とも色んなところで調教を受けていたのか。大胆にカットされた
お〜〜 完全に自分と視聴者がシンクロしているし、会=ゲーム制作者に先読みされている。ようは延長追加2回分はおまけのHシーンみたいなもんか?
え? この一週間で最もキツかった『ファラリスとパシパエー』こと牡牛輪姦ショーは購入特典? どういうことだ
女子大生はアントニーと"スキンシップ"して乗りこなせるようになった。……NTRだ〜織雅さまァ〜〜!!
大学中退してこの牧場に就職したのか……元女子大生さん……
>この女子大生は成功例だ。獣姦脳を飼い慣らし、それと同居することができた貴重な成功例。彼女の成功体験を辿るなら、三人の進路はおのずと決まっていることになる。
織雅→勝代→ひかり の順番だと事前に説明される
お〜〜選択肢にも時刻が併記されている。『響きと怒り』の目次?
順番通りにいこう
・織雅【午前9時10分】 『レース』
馬銜(はみ)、ポニーマスク……素晴らしいな
獣姦は「脳」に最も効く。自ら無様な獣になることのエロスを享受していく3人。しかし、本物の動物は、自身が動物であることに性的興奮など覚えないわけで、この行為は非常に人間らしいものでもある。獣に近づいていく彼女らは、同時に普通の人間よりも人間らしくなってもいる。獣化のジレンマ。完全に獣化して、それが当たり前になったら興奮などしないだろうけれど。それを観る視聴者側は依然としてポルノであり続ける。
手綱はニップルバイス
・勝代【午後12時23分】 『弱点』
こっちでは勝代と織雅のディルドースチルの使い回し。
牡豚として牝豚を犯すプレイ、何重にも倒錯してて凄い
すご、織雅様はさらに牡豚を犯している。
カオスだ……
「びっくりするほどユートピア」……このネタをここまでガッツリ扱うエロゲって前例があるのだろうか
・ひかり【午後03時35分】 『限界までつっこむ』
蟻……これまたマニアックな…… こういう世界があるんだなぁ
ひかりを貶めた同僚アイドルのマキはスナッフビデオに出演して殺される。初めて知った。こっわ…… 山崎元助さん?
オオアリクイ 尿道と鼻孔責め
なんか短かったな
・大詰メ 『それから』
伴侶動物(コンパニオンペット)
・最後ノ一週間 『豚姦』
ラストの特大配信 勝代のホームグラウンドで3人それぞれ豚姦 全員に鼻フック
勝代は既存スチルで、他ふたりは新規 ひかりの黄色のブーツみたいなのかわいい
豚に慣れた勝代がよがりながらふたりをサポートする
あんなに鼻フックが弱点だった勝代が、遂にそれを着けなくとも自身が「豚」であると認識できるようになり、自ら外した……感動的?
>ひかり「これ取っちゃったら、あたしまで豚になっちゃう。勝代ちゃんみたいに、マジ豚になっちゃうぅ〜」
倒錯してて面白いな〜
・最後ノ一週間 『犬姦』
メリーさんの部屋で3人でリラックス犬姦 びみょう。なんか最後のほう3人とも普通に楽しんでるし。
・最終幕『スクラム』
最終配信の後半 ふれあいどうぶつランド夜の部(アリクイ後)
勝代の祖父と(夫の)松田が3人の前に登場。松田の立ち絵用意してやれよ
「人間の意志は夜、用意に屈服する」……『我が闘争』?
織雅さんがあんまり見えない構図で残念
3人なのになぜ十字形のディルドーなのかと思ったけど、噴射時にひとつ空いているほうが分かり易いからか。
最後の相手は勝代→アリクイ、織雅→ロバ、ひかり→猿。それぞれに物足りなさを覚える
と思ったらそれは1stラウンドに過ぎず、次はそれぞれ羊、猿、牛。しかしひかりを犯す動物は透明化されて描かれてないので不満を覚える人もいるだろう
本当の最終ラウンドはそれぞれのつがいの動物、勝代の処女を奪った豚、織雅の愛馬アントニー、そして犬……じゃなくて何故かひかりだけ猿二匹。
干支の会配信、これが「第22シーズン」だったのか……
・最終幕『ネタバラシ』
まだエピローグがあった。織雅の祖母が登場
甕盃(かめさかずき)での窒息すれすれの飲精責め 最後のプレイがこれってなかなか尖ってるなー最高
織雅の両親をロシアの工事現場で爆殺したのは祖母だった…… 「敵国」ロシアの血が混入した時点で花山院家は終わりだと考えていた祖母は息子に日本人と再婚するように願うも、なんと彼はパイプカットをしてまで反抗した。〈馬〉モチーフのヒロインの父親がまさに去勢をしてまで一族の血統主義を否定しようとしたの、とても美しいな……それが引いては娘の異種姦に繋がるわけだから。うーんリベラル。
勝代の祖父だと思われていた爺様も、実は勝代の「父親」だった。勝代の母親が、娘と同じようにかつて松田家への嫁入りに反発したために、孕ませて「やり直し」たのが勝代だった。エグい話や。「もう一周やるか」ってそういうことかよ…… なぜ勝代の家系の女性、あるいは爺様の遺伝子に拘るのだろう。
窒息しないよう必死に精液を飲み干しているあいだに、織雅が肌見放さず着けていた両親の形見のダイヤモンドが(勝代の爺様の手で)外されて、祖母によって叩き割られる。ダイヤモンドは劈開性があるからね。
そして、ようやく今更ながら、干支の会の真相がネタバラシされる。女医さんに獣姦脳患者の妹はおらず、そもそも獣姦脳も無く、ただただ見世物として獣姦趣味にされただけだった。これを聞いて絶望する三名だが、流石にもう察していたんじゃないのか?
・終劇『天の道』(織雅END)
織雅END うわ〜〜 土壇場での大逆転ハッピーエンドだ。織雅さん、あなたが真の信者だよ……完全勝利
憎い相手をそれでも、それだからこそ「天に祈る」。決してヤンデレ的な復讐者に堕ちることはなく、そんな彼女の崇高で強靭な信仰と人間性が勝ち取った結末。最後に織雅の一人称になるのめちゃくちゃ感動するな。アントニーとシーザーも食肉に回されていたところを助かって良かった。両方とも「良人(おっと)」なんだね。異種間婚姻なだけでなくポリアモリーでもある。素晴らしい純愛ハッピーエンド!!!感動した!!!!名作!!!!!! やっぱ、生殖(次代再生産)可能性のない獣姦こそが真のセックスでありエロスの快楽への道なんだよな…………
学園から去った他のふたりの行方は織雅には分からず、それでも2人のためにも織雅は祈り続ける……
禁欲的な信仰と、獣姦の愛欲とが見事に結実している。
>すべての出来事は天の采配であり、目に入るすべてのものには、天なる父の言葉が含まれている……
>今この亀頭から感じる言葉は、ただ一つ。『愛」だ。
>「ああ……♡ アントニー。シーザー。愛してます。永遠に。 あなたたちを……愛しています」
>わたしは今、道ならぬ恋をしている。
>でもわたしは決して後悔しない。何に恥じることもない。
>それはたしかに『人の道』には背くかもしれない。
>でも今、わたしの胸を満たしてくれるこの愛が『天の道』に背くものだとは、とうてい思えないのだから。
名文 やっぱり人間中心主義、ヒューマニズムをいかに乗り越えるかがエロゲにも問われているよなぁ〜〜
!?!?!? 衝撃の結末 やっぱりヤンデレ……というか、めちゃくちゃ復讐/虐待してるじゃねーか!ww
まさか最後にお婆さんの裸体をスチルで見せられるとは思ってなかった。
カタツムリやナメクジを食べさせようとしてるけれど、それらの生き物への愛は無いのか……
織雅エンド終わり。祖母への安直に狂気的なメシウマ展開がなければ超良かった。やや残念
織雅を(最初に)選んでばかりきたからこのエンドになったと思われるので、他ふたりも回収しよう。
それ以外のエンドがあるのかどうか。。
・最後ノ一週間『馬姦』
6回目分岐で勝代だけを選んだら、未回収の馬姦になった。なるほど?
勝代とひかりがそれぞれ、豚と犬のペニスを馬のそれと比べて自慢している。おもろい
なんだかんだ最初のこの織雅のスチルがいちばん良いみたいなとこはある。でももう、アントニーと織雅の純愛関係が尊すぎて興奮できないんだよな……
『ベルサイユのばら』からの引用
・終劇『忘れないで』(ひかりEND)
あれっ、これでひかりEND行けるんだ。
ひかりはメリーさんの元で、夏本Pの監督・編集で「セルビデオ」を干支の会の有料配信用に撮影していた。ひかりの発案なのか……ほんとすごいなこの子。
>最近あたしの笑い声は、なんだかメリーさんのに似てきている。
やっと見せてもらった封筒によると、ひかりの最後の希望だった父は離婚後すぐに32歳で自殺していた。
>「なんで自分だけソッコー楽になっちゃってるわけ?! ずるい! ずるい! ずるい! ずるいーーーー!」
ここで悲しむのでも赦すのでもなく怒りをあらわにして「ずるい」と言うひかり最高だな…… メリーさんもそんなひかりに満足して、今後とも付き合いを続けていくことにする。嫁-姑の関係として。
犬たちとの結婚式 「一夫多妻」 エンゲージちんぽってなんやねん……
背景よく見たらこの結婚式、洋式なのか和式なのかどっちつかずで草
ひかりの花嫁衣装エロかわいいけど、それ以上にワンワンたちのスーツ正礼装姿が可愛くてワロタ
遂にメリーさんはひかりに自分の胸中を打ち明ける。
メリーさんは戦災孤児で、戦後は物心つく前から「パンパン」(在米兵相手の街娼)として暮らしていた。そこで犬姦ショーなどもやってのけ、自身は子を産める身体ではなくなり、亡き仲間の子どもを「弟」として一緒に生き抜いてきた。
犬が好きなのは、年老いた醜い人間でも見た目で判断しないで愛してくれるから。
メリーさんが最後に求めていたのは、自分の心を残しておく相手だった。それは子どもであり、家族ということだろう。
……なんかめっちゃ良い話でわろた メリーさん…………単なる悪辣で危なっかしいパロディではあるんだけど…………
思えば、ひかりは干支の会に目をつけられる以前から家庭環境が最悪の孤児であり、いろんなことに目を瞑れば、メリーさんはひかりに幼い頃の自分を投影して、救ってあげようとしたともいえる。あるいは自分の跡継ぎとして任せられるよう見極めて育て上げたのだとも。花山院家という呪いを断ち切る織雅エンドとは対照的に、こちらは、孤独な者同士が歪な形であれ家族を、親子関係を結ぼうとする話だった。人間の範疇に収まっていたらアレだけど、犬と結婚式を挙げているから感動的なんだよな……。
「おほほほほほほ」というメリーさんの狂気的な笑いさえひかりが引き継いで終わるんだけど、そんな肝心なセリフでもやっぱり棒読みなのだけは惜しい! メリーさんもそういう感じなの?と思ってしまうよ。
・終幕『命汚さ』(勝代END)
えっ!? 殺したのか……
「女部田」姓は松田が適当につけた名だった。「日本の女」が大嫌いだと、「チョッパリ」と罵る松田はおそらく朝鮮系の人間だと思われる。戦争による憎しみ? わざわざ何十年もかかる面倒なことをしてまでこの家系に拘るのもそういうことか。
このエロゲ、3√ぜんぶで先の大戦からの禍根を扱っているんだな………… ちなみに「チョッパリ」という差別用語は「豚足」に由来する、という誤解があるらしいが、そうではないらしい。
勝代の母親は、産んだ(産まされた)勝代の運命を父=夫から聞いて自死した。それを聞いた勝代はふたりを殺すことにする。
なんか少年マンガみたいになってて草 剣の師であり実の父である外道=ラスボスと決闘して殺す。裸ってのが良いね
父の剣にはない「すねきり」は
>「そう……豚に教わったのです、きっと。地べたに四つん這いされ、犯されているうちに」
王道にアツい展開
>わたしの腹には今、新しい命が宿っている。
>豚の仔が、だ。
>あの人の皮をかぶった豚どものうち、誰か一頭の。
>そして。その子宮のうずきは、わたしの胸の中にこんな思いを灯した……
>「産ミタイ」と。
>それはきっと、かつてわたしの母が感じたものとまったく同じ感情なのだ。
>その思いが灯るかぎり、女は「命に汚く」なる。
名文過ぎる。
うわ〜〜〜 めっちゃ良い…… 感動的。出生主義だけど許せてしまうやつ
あーもうすでに、勝代が逃げて身を寄せた畜産農場へも、干支の会の魔の手は伸びているのか。それで勝代を監視しながらも敢えて泳がせている。なぜだろう。あの女子大生が関係してたり?
>動物は「時間」という概念を持っていないのだそうだ。
>ただ食べて飲んで、寝て、サカる。 そして、仔を産む。
>今のわたしのように。
>死ニタクナイ、という命汚さ。
>産ミタイ、という牝の欲。
>そのどちらも欲だ。
>ヒトにもケダモノにも分け隔てなく備わる獣欲だ。
>だからわたしは、その獣欲に身を任せよう、と思う。
>時間もなく、道徳もなく、本能だけがある……そんな動物のように。
>それでわたしは満たされる、と思う。
>だって、わたしは今や動物なのだから。
>腹に仔豚を宿した、一頭の母豚なのだから。
>「……………………」
>「女だな。 きっと。 この子も」
お〜〜………… なかなかしっとりとした締め方だ……
むろんこれは素直にハッピーエンドとは呼べない。干支の会の魔の手から逃れられていないし、「女」であることを本質主義的・解剖学的に出産能力(及び出産欲)の肯定へと結びつけたうえで、ヒトと動物の境界を無化して「母豚」としてのアイデンティティを獲得する。それはやはりグロテスク──抜きゲーの典型的な快楽堕ち自暴自棄エンドと同じくらいには──なのだが、しかしここには、そんな残酷さの上に成り立つひとつの崇高さ、命の業のようなものが確かに表現されているとも思う。
これで3人のENDそれぞれ見終わった!!
イベントギャラリーでは3人それぞれに3シーンずつの空欄があるが、CG集ではすべて差分含め回収済み。……どういうこと? 全回収済みで、あれはただの空白ってことでいいのかな。。
3人とも(一応)かなりのハッピー寄りエンドだったのは意外だが、良かった。
ポイントは、これら3ENDは両立可能であるということ。織雅ENDにて「他の2人は学園に来ていない」とあり、てっきり1人が救われたら他の2人はバッドエンドな構造なのかと思ったが、そうではない。勝代もひかりも学園から離れてそれぞれの自由を、幸せを掴んでいたのだから。
そしてより重要なのは、本作の「選択肢」は基本的に干支の会の配信で「誰を(リアルタイムで/どの順番で)観るか」に関わるものだったということ。すなわち、作中で彼女ら3人が経験する悲惨な出来事そのものはまったく分岐しておらず、それを画面越しで観る干支の会のいち会員たる「われわれ(プレイヤー)」の鑑賞体験のみが分岐しているのだ。彼女たちの世界と、それを鑑賞して楽しむわれわれの世界が決定的に隔てられている、ということでもある。この構造によって、やはり彼女たちが辿る運命は本作のなかでただひとつに決まっており、それゆえに、エピローグのEND分岐すらも、単に3人のうち誰の後日譚を垣間見るか、という次元の話であり、すべてのENDが同時に成立している(それ以外の「運命」はありえない)ことが強烈に支持されるのだ。それは救いであるだろう、彼女たちにとって以上に、われわれプレイヤーにとって。
全員ハッピーエンドとはいえ、破滅したのはもともと三人に酷いことを強いていた家族(織雅の祖母、勝代の(祖)父、ひかりの身内全員)だけであり、干支の会そのものは依然として存続している、という点もまた絶妙なバランスである。会そのものが告発されて崩壊する等のハッピーエンドは流石に虚しいだけだろうから。勝代ENDでは天涯孤独となって山奥へ逃げた勝代の現状をすでに把握しているとも示唆され、なんとも不穏な後味を残す。むろん、女子校生を強姦(獣姦)調教して、その様を視聴者に向けて配信してお金を稼ぐ干支の会とは、明らかにエロゲ(制作者と鑑賞者の癒着関係)そのものの隠喩であろう。だから、本作がこうして流通して今でもプレイされるかぎり、やはり干支の会は滅びてなどいないことが示される。