ErogameScape -エロゲー批評空間-

oku_bswaさんの海蝕輪廻の長文感想

ユーザー
oku_bswa
ゲーム
海蝕輪廻
ブランド
CYCLET
得点
65
参照数
5949

一言コメント

異種姦シリーズ第二弾。蟲は無理でも海洋生物なら大丈夫な人もいるかも?一応ネタバレ注意だけどこれのネタバレ気にする人ってどれくらいいるんだろう…

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

衝撃の前作「昆蟲姦察」に続き今回は海洋生物。第二弾と銘打ってシリーズ化したということはそれなりに需要があったということだろうか。かなりニッチなジャンルだがこれをピンポントに突けるのはCYCLETぐらいのものだろう。
第三弾が出るのなら鳥類くらいしか思い浮かばない。個人的には意表を突いて古代生物とかも見てみたい。

前作は蟲(虫)という事でかなり視覚的にインパクトがあったが今作はそれに比べると衝撃度という面ではやや劣る。蟲ほど生理的嫌悪感を感じなかったので触手や普通の異種姦ものが大丈夫という人は今作はいけるのではないか。

原画は昆蟲姦察と同じく千葉哲太郎氏が担当しているが前作と比較するとやや劣化というか絵が崩れているような気がした。特に立ち絵。それでもやっている内に気にならなくなったので許容範囲内ではあるが。

あらすじを簡単にまとめると、不漁に苦しむ村が対策として昔の儀式を実行するが、それは選ばれた巫女が7日間海洋生物に身を捧げるものだったというお話。前作はヒロインが一人だったのが個人的にやや不満だったが今作は二人に増えているのでそこは嬉しい。せっかく他にはないシチュだしやっぱり色んなヒロインが犯されるのを見たいですよね。
選択肢は至ってシンプル。その日の儀式で犯されるヒロインのどちらを見たいか選択するだけ。それによってEND分岐。交互に選択すればハーレム?END。
ヒロインが二人に増えたためか昆蟲姦察に比べてEND数も少なく、インパクトのある終わりもなかったが個人的趣向を満たすものだったので満足ではある。これについては後述する。

シーンがある海洋生物はユムシ、ゴカイ、イソギンチャク、フジツボ、カメノテ、マキガイ、ウミムシ、ヒトデ、ナマコ、タコ、イカ、イセエビ、カニで恐らく全部のはず。クラゲとかもあるかと思ったけどなくて残念。明日以降魚介類を食べるのに少し躊躇ってしまうかもしれない。
ヒロインは前作同様ちょっと頭が弱いしぶっ飛んだ発言が目立つ。最初は嫌々言いながら犯されていたのに、すぐ快楽に屈し海洋生物とのセックスに没頭してしまう。この辺の適応力には驚きを隠せない。エロイことはエロいし文句はないのだが嫌悪感を全面に押し出したシーンが少なかったのは個人的に不満。終盤の海洋生物とのセックスシーンはBGMの効果も相まって、もはや恋人同士でするような愛のある和姦である。特にイセエビ、カニとのシーンは必見。シチュエーション自体はニッチ過ぎて笑えないはずなのに思わず笑わざるを得ないギャグ要素をも含んだ恐ろしい作品だ。次回作も(抜けるかどうかはさておき)期待である。

後述するといった個人的趣向を満たすものだったという点。それは本作に若干の寝取られ要素があるということだ。もちろん相手が人間じゃないので段階とか過程とかはあったものじゃなく厳密には寝取られと言えないかもしれないが。ヒロインの意志が弱すぎるのが原因なので感情移入という点でもないに等しいが個人的にはそう感じた。ただもう少しヒロインの帰りを待つ主人公側の視点を定期的に挿入してくれたら良かったとは思う。
本作の主人公である克典くん。ヒロイン二人のうち一人とは恋人同士だし、もう一人にも恋愛感情を持たれている。
儀式が終わる7日間をただ純粋に待っていただけなのに、最後には自分とのセックスじゃ満足できない、もう海洋生物とのセックスじゃないと駄目と宣言されたり、ヒロインが海洋生物を自分に見立ててセックスに耽る姿を目撃してしまうなど散々である。
言葉も通じない海洋生物にヒロインを奪われた克典くんの気持ちを思うと涙を禁じ得ない。
異種姦寝取られというものはなかなか新鮮で楽しめました。

最後にヒロイン達のぶっ飛んだ発言・一連のやり取りの一例を紹介して終わろうと思う。もちろんこれ以外にも面白い発言はたくさんあるので低価格だしそちらに興味がある人も購入してみたらどうだろうか。 





「あひぃっ、タコさんち○ぽおっ!!
人間のち○ぽとは比べ物にならないくらい
太くてごりごりの……極上ち○ぽっ!!」

「んっはっ、んへええっ!!これ知っちゃったら
もう人間とのセックスなんで出来ないいいいっ!!
タコさんの勝ちだよ、タコさんち○ぽの勝ちぃ!」




「あうっ、え、遠慮なんてしたら
許さないんだからっ……!カニの癖に……、
ち○この望むままセックスしなさいよぉ……!」

「あんたが一番気持ち良くなるやり方で
ち○こシコっていいよぉ……!はあっ、あんっ、
それがあたしにとって……一番嬉しいっ……!」

なに言ってんだろあたし……カニ相手に。

「あたしのおま○こで気持ち良くなって欲しいのぉ、
カニぃ……遠慮したらカニ鍋の刑だかんねぇ……!
あはぁっ、うくっ……!」

相当変態的な事言ってる……。





自分で書いてみるとさらに破壊力がありますね…。この台詞を演じきる声優さんも凄い。
衝撃度では昆蟲姦察には及びませんでしたが今作もプレイして十分楽しめた作品でした。
願わくばブサイク本家でまたエログロとシナリオを両立した作品をプレイしたいものですがそれはいつになることやら…。