ミンナニハナイショダヨ！幾千幾万ものユメミライ。スマホのモノクロ写真が語る主人公の隠されたチカラとは？（注：妄想５０％増量中）
今宵もまた新たな星（エロゲ）が誕生しました。その名も星織ユメミライ。他の星と同じく明るさが変わる星、変光星です。また観測者や観測条件によっても見え方が変わります。我々ユーザーは好みのレンズフィルターを通して星を見るため、星の見え方が違うのが面白いですね。シナリオ・キャラクター・グラフィック・ミュージック・ゲーム性・エロなど、実際にはもっと細分化したレンズフィルターを複数重ね合わせて星を見ています。今回はちょっと変わったバグという名のレンズフィルターを選択してみました。
通常バグは忌嫌われるもので、ゲームとして成立しないバグは許しがたい存在であるといえます。ただバグの中には裏技として楽しめる場合もあります。本作品には１０箇所以上のバグが存在しますが、ゲームとして成立しないという種類ではないため、あるがままの姿を楽しむことにしました。その結果、主人公はエスパーであるという結論に（笑）その隠されたチカラとは念写で、念写できる状況にはいくつかの種類があるようです。
パターン１：自分の夢の中で
スクール編そらルート。教室で居眠りする主人公。夢の中で登場したそらをスマホでパシャリ！レアなそらのモノクロ写真が撮影できます。自分の夢の中なら撮影できるぜ！
パターン２：自分の妄想の中で
スクール編律佳ルート。音楽室で律佳とのランチタイム。主人公の妄想で登場した律佳を
パシャリ！ちなみに背景はピンク色です。妄想の中でも撮影ＯＫ！
パターン３：ヒロインひとりの時でも
スクール編律佳ルート。律佳の部屋で律佳はひとりきり。スマホで主人公からのメッセージを見ているシーンでもパシャリ！主人公の想いは空間を超える！？愛があれば盗撮もできちゃう？
パターン４：自ら振り返った過去回想シーンで
スクール編夏希ルート。自然生物捕獲作戦で海水浴場にいるとき、前日に連絡をうけたシーンを回想するときにパシャリ！生物室にいる美砂、夏希、真里花のモノクロ写真が撮れちゃいましたー！
他にも背景絵だけなら、主人公不在の状況や過去回想シーンでも撮影できちゃいます。すげー、主人公すげー。でもキャンプ場の温泉入浴シーンで念写（盗撮？）できない主人公、超使えねー。
ところでアフター編では、スクール編のようにスマホで写真を撮影することはできません。写真が現実を映すとしたら、写真が撮れないアフター編は確定した未来ではないのでしょうか？もしかしてアフター編はヒロインが願うミライのユメをあらわしているかもしれません。
主人公が汐凪第一学園に転入してから２か月強でスクール編は終了します。どのヒロインでも出会って一カ月前後で告白、その後１～２週間で初エッチ！展開はやっ、うらやましー。この期間の短さからスクール編というよりはむしろ七夕祭り編といったほうが適切のような気がします。スクール編の終わりは七夕祭りの後、８月６日または８月８日です。透子だけは例外で１年経過してからスクール編終了。ただし１年経過したというテキストでの表現があるだけでその間のイベントはない。また律佳ルートを除くとアフター編開始はスクール編の４～８年後で時間の経過が著しい。律佳ルートだけ特殊で、約１０カ月後の学園３年６月から開始するアフター編プロローグを経由して大学４年５月まで時間は経過します。
アフター編で主人公とヒロインそれぞれのユメ、そして二人のユメ（結婚）を叶えるために、おそらくは学園時代よりにイチャラブが減ることは予想されていたはず。非常に残念だったのがターニングポイントとして卒業イベントがなかったこと。主人公とヒロインにも必要な卒業イベントですが、実はユーザーをスクール編からアフター編に切り替えさせるためにも必要だったのではないでしょうか。本作品で七夕祭りからアフター編への移行はかなりの急展開で何か予想外の出来事が隠されているように感じます。タイトルの星織を彦星＝主人公、織姫＝ヒロインとするならば、イチャラブし過ぎて学業もしくはユメが疎かになり、七夕祭りの後で二人は引き離されて遠距離恋愛中だったりして。
主人公がデフォルトの日野涼介で変更できないなら、アフター編で確定されたミライを見るだけでも満足したかもしれません。でも本作品では名前変更可能な主人公、あなたです。ならばあなただけが願うヒロインとのミライのユメがあります。アフター編をヒロインが願うミライのユメとするなら、足りないのはあなたが願うミライのユメ。ヒロインの願いとあなたの願いが星となり、夜空には幾千幾万のユメミライがある。
メーカーサンニハナイショダヨ、バグがパッチで消えちゃうから。邪な目で発見したものは、やがて消える運命にある。でもそれがいいね！流れ星となり彦星と織姫の架け橋となる可能性があるのだから。