ランスクエスト(無印)では、何故「待機」がなかったのでしょうか?おそらく無印が目指したのは、シミュレーション風RPG。たくさんのキャラを上手く使って様々なクエストをクリアする。でも皮肉なことに無印での失敗を生かし、ユーザーの意見を反映して改善したマグナムは、遊びやすくなった一方、当初のコンセプトを捨てなければならなかった。
わずか半年で無印をマグナムに改善したのは、さすがだと思います。ただ残念なことに
「待機」を導入したことにより、より一層キャラの入れ替えが減ってしまいました。
つまりシミュレーション風RPGからRPGに路線変更した訳です。
無印での行動回数制限、待機コマンドなし……。
これらの意図するところは、たくさんのキャラを使ってもらう為のシステムで、いろんな組合せをすることによって、戦闘を有利にしたり、クエストが達成できる。その為に70人近い豊富な数のキャラを登場させたはずです。
ですが、ほとんどのプレイヤーにとってキャラの入れ替えは、ストレスにしかなりませんでした。
理由はいろいろあります。面倒くさい、お気に入りのキャラが成長しにくい(強くなるのに時間がかかる)、運の要素が強いなど。
一番の問題点はキャラの入れ替えに対して、プレイヤーが楽しさを感じられないからだと思います。必要に迫られて入れ替えを行うのではなく、プレイヤーが楽しくなる要素があれば良かったと思います。
以下あくまでシミュレーション風RPGを目指した場合の妄想です!(読み飛ばし推奨)
改善案として、二つの大きな柱があります。組合せと戦略です。
一つ目の組合せですが、特定のキャラ(または職業)の組み合わせや戦闘時の行動または戦闘回数などによって、能力アップやスキル習得、さらにイベントやクエストが発生するようにします(もちろんエッチなものも含みますよ~)
例えば、ランスと志津香とマリアの組み合わせで50回戦闘するとイベント発生とか、
前衛のキャラが三人とも列車斬りを使うと、上位スキル新幹線斬りを習得とか、
5人全員メガネキャラでハニーを倒すと、謎スキルTADA習得とか、何でもOK!
1人当たりの数は少なくとも100個以上用意します。
数をたくさん用意するので、ひとつひとつの効果は小さくてOK!無意味そうなスキルもOK!
そういえば最近は意味不明な、お遊び要素があまりないよね~
大事なポイントは、あくまで複数キャラ(2~5人)の組合せにより発生するという点です。こうすればプレイヤーは、楽しみながらキャラの入れ替えをしてくれる……はずですよね?
二つ目は戦略ですが、無印及びマグナムはRPGなのでSLGと違い、敵が見えません。
敵の情報が分からないと戦略は立てにくく、わざわざキャラを入れ替えて有利に戦闘をしようとは思わないでしょう。
でもみなさん、マグナムでガードがいないのに弾力葡萄に出会ったり、ソーサラー2人いる状態でハニーに出会ったり、前衛3人が剣や短剣装備の状態でアイマメヤスに出会ったりしてイライラしたことはないですか?
あらかじめ敵が分かっていれば、キャラを入れ替えるのに、と。
そこで登場するのが、視界認識システム(仮)です。
マップ上でランス君の進行方向にいる敵のシンボルマークが見えるのです。
敵のシンボルマークいくつかの種類があり、ある程度の傾向が分かります。
さらにレンジャーのスキル偵察があれば、画面の隅っこに敵の編成が表示されます。
それを見てキャラを入れ替えて編成すれば、戦闘が有利に進めるという訳です。
ランダムエンカウント毎に編成を変えるのが面倒くさいという人の為にAUTOモードもつけます。事前に敵のシンボルマークごとにパーティーの編成をしておけば、大丈夫です!
ちなみに視界範囲外は見えませんので、敵に横または後ろから接触された場合は、敵の情報が分からない状態で戦闘に突入します。ちなみに後ろから接触されるとかなりの確率で奇襲されます。
こんな感じにすれば戦略面でも、キャラを入れ替えて……くれますよね?
個人的には無印の発想が好きだったので、マグナムは少し期待外れでした。
シミュレーション風RPGは、次回以降に期待したいと思います。