本作品の感想は、お食事中の方にとって不適切な内容が含まれています。プレイする際はお気をつけ下さい、ということなります(笑)とはいえ、ウ○チにはモザイクがかかっており、変態紳士の方々には物足りないかもしれません。長すぎるウ○チはアナコンダのように見えるため、なんとか最後までプレイ可能でした。大空翼の感想では感覚表現について少しだけお話ししましたが、今回は対となる感情表現について語りたいと思います。本作品だけでなく調教要素があるゲームに関して、萌えゲーから学んで欲しい感情表現があります。がらりと変わって後半はウ〇チメインの話になるはずなので、お食事中の方はスルーして下さいね、ボーノ!
個人的に調教要素があるゲームは、『まみむめも』の力が重要と考えています。
すなわち魔力、魅力、無力、眼力、妄想力が『まみむめも』の力になります。
本作品での魔力といえば、やはり聖少女さんの原画になるでしょう。ただ物語の世界(舞台)に魔力を感じられなかったのが残念なところになります。例えば館ものといえば、館という舞台が醸し出す妖しさ、独特の妖艶な雰囲気が感じられます。誠憐学園やヘリオガバルス寮からはそういった魔力を感じられなかった。得体の知れない何かやありえないぐらいの非日常が欲しかったのです。
そういえば本作品に日常の描写がほとんどなかったのは大きなマイナスだと思います。英雄に倒すべき魔王が必要なように、影は光があればこそ映えます。つまり非日常は平和な日常があってこそ映えるのです。物語の導入部分で積み重ねた日常が崩れる瞬間がたまらなく気持ちいいと思いませんか?
さて次は魅力についてです。圧倒的に不足しているのがキャラクターたちの魅力です。女主人公百合亜の視点中心で話が進むため、百合亜以外のヒロインたちの魅力は伝わりにくいと思います。また調教する側にも魅力がなく、モブキャラに攻められることも多い為、ユーザーが調教する側に感情移入することは難しいでしょう。
せっかく百合亜、絵里、葉月、有栖というキャラがいるのだから、それぞれの視点で物語を勧めたほうが面白くなったのではないでしょうか?またサブキャラの花園姉妹も直接調教に関わることがほとんどなく、キャラ設定があまり生かされていない。というかもったいないですよね~。
絶望を感じてこそ、肉体だけでなく心の支配が出来る。ということで、無力さについてです。百合亜にとって有栖の存在が救いになっているところが大きなマイナス点になります。両者合意のもと有栖によって処女喪失してしまうイベントは最悪の出来事でした。ルートによって回避できるなら良かったですが、凌辱ゲーなのに強制イベントで和姦による処女喪失は中途半端だと思いました。すぐ手の届く所に救い(有栖)があるので、最後まで百合亜の心を支配することは出来ません。はるか彼方にうっすらと見えるくらいの希望が洗脳するのに最適だと思います。
また洗脳するにあたっては行動、思想、感情、情報のコントロールがキーポイントなりますが、本作品で印象的だったのはSM禁止法に違反した百合亜の思想を正すシーンが描かれてなかったことです。なので百合亜たちはSM禁止法がおかしいという気持ちを最後まで持ち続けます。これでは肉体の支配は出来ても、心の支配は出来ません。調教過程で徐々に百合亜が快感に目覚める描写は丁寧に描かれていただけに、調教以外の心理描写も大事にして欲しかったですね~。
目は口ほどに物を言う、という諺があります。意味は口で語るぐらい人の目つきには感情がこもっているということで、眼力(めじから)は感情表現方法の一つになります。
エロゲーにおける登場人物の感情表現方法は、以下の3つが考えられます。
1)文章(シナリオ)での感情表現
嬉しい、楽しい、怒る、悲しい、淋しい、怖い、好き、憎い、恥ずかしい、苦しい、焦る、ほっとする、ビックリするなど
2)CGでの感情表現
キャラアイコンの表情、立ち絵の表情やポーズ(しぐさ)、漫符など
3)音声(CV)での感情表現
声優さんの演技力次第で!
4)音楽、効果音での感情表現
音調や曲調で表現するのだ~
あれっ?4つあるよ???
……。
え~と、眼力は2)の一部に当てはまります。最近の萌えゲーはキャラの表情がよく変化するのが特徴で、調教要素があるゲームでもキャラの表情変化を多彩にしてほしいのです。本作品での表情変化はヒロインたちがイッた後にアヘ顔になるぐらいしかなく寂しい。感情表現が豊かなほど調教シーンは楽しくなるし、キャラの魅力も増すと思います。
ただ同時に文章での感情表現も変化をつけたいです。例えば悲しいを表現する場合、ただ悲しいだけでなく、切ない悲しさ、胸がカラッポになるような悲しさ、取り残された悲しさとか、胸の内にある悲しみ、うち沈む悲しみ、逆らい難い悲しみ、深淵のように深い悲しみ、訴えるような悲しみ、突き刺されるような悲しみ、抑えきれない悲しみ、正体不明の深い悲しみなど日本語は多彩で面白いですね~。ただやり過ぎると物語のテンポが悪くなるので上手く使用したいですね。
最後に妄想力について。たとえMキャラでも調教されることで肉体的につらくなるのは間違いない事です。だからといって安易に救いを与えては調教が台無しになってしまう。そこで妄想力の出番です。厳しい環境では小さな餌でも十分です。うまく餌をチラつかせ幸せな妄想をさせることで、つらい調教にも耐えてくれるでしょう。もちろん幸せな妄想はヒロインたちの行動によって泡のように消えちゃいますが……。
さて本題のウ〇チですが(笑)本作品には排泄シーンがたくさんあります。ただどれも同じでつまらない。CGはモザイクがかかった茶色のアナコンダ、効果音ではオナラの音や排泄音、文章ではウ○チの色を茶褐色や黒ずんだ軟便、臭いについても描写され少しは工夫されていますが個人的には物足りないですね~。
そもそも感覚表現で茶色というと、焦茶色、チョコレート色、醤油色、赤黒い、煉瓦色、赤茶けた、赤銅色、陽に焼けた、茶色っぽい、つやのない茶色、くすんだ茶色、渋茶色、明るい薄茶色、黄色みを帯びた薄茶色、セピア色、小豆色、茶褐色、土色、ミルクコーヒー色、キャラメル色、琥珀色、肌色、狐色、ベージュ色などたくさんあってわけわかめ状態!!
一般にウ〇チといっても、硬さ・太さ・量・色・臭気・粘液・膿・血液・結石・寄生虫などいろんな性質があります。例えば硬さなら、有形便・固形便・水様便・下痢便・兎糞便・泥状便などの種類に分けられます。
どこまでをゲームに取り入れるかというのはありますが、少なくとも硬さ・量・色ぐらいは変化をつけたほうが楽しいですよね???
特にこだわりたいのが色です。誰がウ〇チは茶色と決めたのでしょうか?
皆さんは健康診断でバリウムを飲んだことはありませんか?バリウムを飲んだ後の排泄されたウ〇チは白色っぽくなりますよね~
薬剤による影響でウ〇チの色は変わるんです!!
具体的には黄色、緑色、黒色、赤色、灰白色など。実際にはそんな鮮やかな色にはなりませんが、そこはゲームということでカラフルウ〇チがあっても面白いんじゃないでしょうか?
想像してみてください……ヒロインが排泄したカラフルウ○チを見たときの反応を!
結構いいかも……うん、ありだ!って思った方は入門編として本作品をプレイして見るのもいいかもしれません。(※本作品は茶色のアナコンダしか見れませんので注意願います)
百合亜、絵里、葉月の三人エンドで、緑色、白色、赤色のウ〇チが排出されれば、ほらっ、オシャレなトリコローレカラーですよ~(イタリア好きの方ごめんなさい)