突出した面白さはないが、突出したつまらなさもないキャラゲー。正直感想に困る。
共通は左遷先で村おこしという目的があってのでシナリオはよかったと思う。
で、問題になっている個別がつまらないと感じる理由を考えてみた。
その一。個別開始時点で村おこしが終わっているから。
ミルトスの復興は共通で終了しているため主人公が滞在する理由が薄く、村の発展くらいしか先を書けない。
それは共通の盛り上がりに比べて緊張感とやる気に欠ける。結果だれる。
その二。主人公が恋愛に否定的な人物だから。
仕事人間を自負しながらも内心女の子の事を考えてドキドキしているむっつりスケベ。
なよなよしてないで自分の気持ちに素直になれよ、とプレイヤーからの不評を買ってしまう。
共通の長所だった仕事人間が個別では短所になってしまった、とは残酷なものである。
達成した村おこしという生地を薄く引き伸ばして、ヒロインの恋攻めを練り込むにはこの主人公とは相性が悪かった。というのが自分の考え。
ただし、いつものAXLと呼ばれているところを見るに原因はこれだけじゃないように思う。
自分はAXLの作品をやるのはこれが初なのでその答えを導き出せないのがもどかしい。
かといってもう一度別のAXL作品をやるのは勘弁な。