これほどプレイしながら惹きこまれた作品は久しぶりです。 Garden問題やボイスなしを理由に回避していた自分が馬鹿でした……。 学園モノのような、おとぎ話のような、ミステリーのような不思議なシナリオに惹きこまれて何度もプレイしたくなります。 細かい部分で腑に落ちないところもありましたが、魅力的なヒロインや素晴らしいＢＧＭなどの長所が短所を大きく上回ったので満点を付けさせてもらいました。
プレイ前はボイスなしが引っかかっていましたが、トノイケダイスケ氏の読みやすいテキストやピアノを基調としたＢＧＭのおかげで一気に惹き込まれました。
特にＢＧＭは、エロゲー作品で初めてサントラを購入してしまったほど良かったです。
ずっと浸っていたいと思わせる世界観が形成されています。
声優さんの必要性をこんなに感じさせない作品は初めてかもしれません（それでもフルボイス化してくれたら嬉しいです！）。
この作品で描かれているのは、主人公の成長や周囲の人たちとの何気ない日常などです。
決して目新しいものでもありませんが、心情や情景など細かい部分まで丁寧に描かれています。
また、物語の背景設定が深いので、淡々としたテキストながら読み応えがありました。
トノイケダイスケ氏の評判はよく耳にしていましたが、プレイ後は納得の良テキストだったと思います。
登場人物は立ち絵すらない脇役まで、しっかりとキャラが立っていて好感が持てました。
ヒロインの数も３人と少ないですが、どの√も破綻なくしっかりと書かれていて、全てのエンディングを見たくなります。
正直、誰から攻略するか迷ったほどヒロインは全員魅力的でしたね。
個人的には見た目が炉利っぽいところも（ry）ｗ
ヒロインとのイチャイチャが無駄なほどしっかり書かれているので、プレイ前には少し覚悟が必要かもしれませんｗ
自分は何も知らずにやり始めて、あまりのイチャイチャぶりに苦笑してしまったほどです。
ただ、そういう部分を含めてクリア後に１人でも多くの人にプレイしてほしい！と、素直にそう思えた名作でした！
少し怖いですが、これを機会に「Garden」もやってみようと思います……。