キャラに萌えられればそれなりに。シナリオはひどいの一言
まずプレイ時間
共通3~4時間の個別1.5~2.5時間でコンプまで13時間ちょっと。
フルプライスということを考えるとコストパフォーマンスは悪い。
シナリオあらすじ
共通
第1話
主人公の生い立ちや縁との出会い、
主人公が未来を助けて未来が主人公に一目ぼれをし、
プリンセスメリー号に招待するまで
飛鳥メイン。
第2話
主人公が女学園のプリンセスメリーに入学するために
試練を課せられそれを乗り切るまで。
いちおうレイチェルがメイン。
ここまで体験版
第3話
プリンセスメリーでの生活に慣れてきた主人公。
ある嵐の日にみんなで肝試しをすることに。
この話ではヒロインの1人である遥がメイン。
第4話
肝試し中に見つけた宝の地図を元に無人島に宝探しに行くことに。
無人島で無事宝を見つけることができたが
なんとプリンセスメリー号がいなくなってしまいサバイバル生活をすることに。
この話ではシャルがメイン。
第5話
ある日プリンセスメリー号は一人の漂流者の男性を救助する。
その救助者の扱いについて主人公は不満を持つ。
そして主人公はある提案をする。
第6話
プリンセスメリー号での学園祭。
ヒロインたちはそれぞれグループでお化け屋敷と
喫茶店をすることになり、主人公はそれを手伝うことになる。
また武道大会が開催され主人公は唯一に男であるにも関わらず
出場して優勝。その後・・・。
以下個別√あらすじ&感想
シャル
主人公はシャルが好きなことを自覚し、シャルも主人公のことを
慕い、常にそばで寄り添う。
だがある日海賊船がプリンセスメリー号を襲撃。
世界の令嬢が集う船だから安全だぜ!!なんて言っていたくせに
あっさり守備隊が突破されヒロインたちは人質に。
主人公に部屋にも海賊が来るが難を逃れていたジョージと沙耶が
海賊を撃退し主人公たちを助ける。
その後主人公たちは人質である令嬢を助けつつ
令嬢も戦いに加わりみんなで協力して海賊を追い払う。
しかしシャルだけはどこをさがしても見えず、主人公1人だけが甲板で
海賊につかまっているシャルを見つけ助ける。
それから海賊の襲撃がシャルの母国の海賊だということが分かり
みんなから迫害をうけるシャル。
主人公たちはシャルに普通に接しようとするがシャルは迷惑をかけまいと距離をとっていく。
そんな状況にたえられなくなった主人公はシャルを助け、ついでに告白し、付き合うことに。
そしてシャルの母国であるヴァーサ公国は海賊をなりわいとしていることが判明す。
シャルと付き合うことになった主人公。周囲にからかわれながらも楽しく過ごしていく。
しかしそんな幸せの中2度目の海賊襲撃。
今回もみんなで力を合わせて撃退するも主人公だけが連れ去られてしまう。
海賊のを率いていた頭領がシャルのお姉さんだということが分かり、
主人公を誘拐した目的はシャルに流れているヴァイキングの血を肯定させるためだという。
シャルは主人公を救うために一人で海賊の下へ。
シャルが自らの血に逆らう理由を知った主人公の元へシャルが助けにやってくる。
シャルを覚醒させるために主人公を痛めつけるシャル姉についにシャルが覚醒。
シャル姉フルボッコにしてなおも暴走するが主人公が後ろから抱きしめ正気に戻る。
めでたしめでたし
海賊船襲撃まではシャルの小動物的な可愛さで満足。
だが海賊船襲撃からありえない展開が多く、あきれるばかり。
プリンセスメリー号に乗り込んできた海賊の数は多くないが
個々の能力、練度が高く守備隊はやられたという話なのに
サブヒロインたちにはあっさりやられる海賊たち。
ジョージは部屋のLANからメリー号のメインシステムハックするし、
各国の令嬢たちが海賊を撃破していくとかもうなんなの。
その後の付き合うまでの展開はキャラゲのテンプレ。
2度目の襲撃ではもう生徒みんな最初から戦闘に参加してやる気まんまんだし。
守備隊とか役に立たたなすぎ。名言されてないけど主人公が唯一の男性らしいから
守備隊も全員女なんだろうけどそれにしても突破されすぎだろ。
それから最後までは主人公がヒロインっぽい立ち位置以外は普通のギャルゲー
この√は襲撃に対してのリアクション以外は満足でした。
キャラが好きなら許容範囲だろう
遥
遥を好きだと自覚するもフェロモンのせいで告白をためらう主人公。
寄港地であるウィンザー公国でメリー号の本分であるボランティア活動に勤しむ主人公たち
遥はボランティアとしてライブをすることになる。
そのライブ後遥は主人公を誘ってデートに出かける。
その数日後デートで寄り添っている写真が雑誌に載りバッシングの嵐にさらされる。
傷つく遥に対して主人公は好きだといい二人は結ばれる
そして主人公は遥が目指す世界平和への信念と生い立ちについて知ることになる。
いつまでたっても沈静化しないバッシングに対し、人為的なものだと疑うヒロインたちだが
決定的な証拠が掴めない。
そこに渦中の人物である主人公に取材をしたいとの申し出がありそれを受ける主人公。
インタビュアーが5話に出てきた漂流者であったためか安心して本音と真実を語る主人公。
しかし悪意ある編集をされ状況が悪化してしまう。
それを改善するために遥は歌うことを決意するが結局観客からブーイングを浴び結局歌えずに終わってしまう。
主人公たちは遥の信念を世界中のメディアを通して伝えることに。
遥は世界中のみんなに歌を聞いてもらい、バッシングしていた人たちも歌を聴いて改心。
めでたしめでたし
登場から主人公に好意を持っていてからかう遥。
遥の立ち位置としてはお姉さんポジションという認識でした。
世界的に有名な歌姫とデート中に写真を取られ、傷心のヒロインの心の隙を狙っての告白は
これまたテンプレート。もう予想できすぎです。
その後の主人公にたいする取材ではジョージがスタッフは信頼あるものだけという話をしているのにも
関わらずなぜかインタビュアーは漂流者の男性。
遥の歌声を世界中に聞かせるために世界中のテレビ、ラジオなどを掌握などスケールの大きい話がでてくるが
もう金持ちに不可能はないんだぜ!といわんばかりの投げっぷりで強引に話を持っていく展開にはやや脱帽。
キャラが好きなら許容範囲だろう
レイチェル
主人公がレイチェルに好意を自覚し、レイチェルも主人公に好意を抱く。
積極的なレイチェルだが毎回いいところで邪魔が入ってしまい気持ちを伝えられない。
しかしやっと気持ちが伝わり69までする
だが次の日に縁が「主人公のフェロモンが全部回収されちゃいました大変です。」とのたまう。
さらにレイチェルの許婚であるクリスがでてきて男子禁制のメリー号に男性がいることを理由に
レイチェルに船を下りるように求める。
主人公も船から追放されレイチェルは母国のウィンザーにもどってしまう。
そしてなぜか主人公はウィンザーで生活することになる。
主人公に会えなくて引きこもり街道驀進中のレイチェルをたすけるために
ウィンザー城に侵入することに。
ヒロインみんなの力を借りてレイチェルに会うことができたがクリスに見つかってしまう。
王の前でレイチェルは主人公が大事だから船に戻りたいと直訴する。
ならばとなにを思ったか王は主人公は許婚とレイチェルをかけて決闘しろと命令する。
押される主人公だが結局勝って二人とも船に戻り
めでたしめでたし
妄想担当のレイチャルさん。
前後おおおおおおおんの劣化版。
城に侵入するところでもやっぱり金持ちはなんでもできる精神が息づいていて脱力。
正直ツンデレキャラとしても微妙だし付き合ってからの描写も少ないしで
中途半端なキャラ。
やっぱりシナリオは強引だし前後で登場人物の心情違うわで酷い出来。
キャラが好きならry
未来
主人公に対して積極的な未来。
主人公もからかわれつつもそれに応えていく。
そしてある日突然縁が「主人公のフェロモンが全部回収されちゃいました大変です。」とのたまう。
不安になる主人公だがほとんど変わりなく日々が過ぎていく。
未来に気持ちを伝えようとする主人公だが伝えようとした瞬間襲撃のサイレンが鳴り響く。
襲撃者はなんと世界的に有名なテロリストラディア卿だった。
例のごとく役に立たない守備隊で生徒が人質に。
ジョージがシステムにハックしラディア卿の周囲が手薄だと判明し
ラディア卿を倒すために未来、沙耶、主人公の三人で乗り込む。
無事ラディア卿の下にたどり着き観念しろと敗北を促すが
なんと沙耶が裏切りラディア卿の味方だったことが判明。
形成逆転され、ラディア卿は未来と主人公を殺すために海に飛び込めと言う。
未来と主人公は訳の分からないカットインと決意とともに海に飛び込む。
案の定無人島に流れつき、たすかった主人公と未来はサバイバル生活を開始する
ラブラブな生活を続けていくが、ある日未来の執事と縁が助けに来る。
理事会は動けないということなのでシャル姉の力を借り、二人で乗り込んで船を開放することになる。
もはやワンパターンと化したジョージ助ける→船のみんな助ける→みんなで倒すのコンボでラディア撃破。
めでたしめでたし
とうとうやって来ました
突っ込みどころしかない未来√。
まずラディアが二人に海に飛び込めというシーン
未来「プリンセスメリーで死人が出たという事実が欲しいと」
ラディア「はい、ですので海に飛び込んでください」
ラディア「出来れば無粋なまねはしたくはありません」
ラディア「せっかくの綺麗な船です。血で汚したくもないですしね」
ラディア「それに自ら飛び込んでいただけたら、奇跡的に命が助かるかもしれませんよ」
このラディアはアホなのですか?
わざわざ船を襲撃しておいて最後の仕上げを運に任せるとは何事だよ。
それでもって何の苦労もなく助かる主人公たち。
せめて逃げ道がなくて飛び込む形にしろや。
次、悩む沙耶
ほとんど共通√でも個別でも出番がない沙耶さんが突然裏切り
しかもそれに悩むようなシーンいきなりみせられても
こちらとしてはまったく理解できないし共感できない。
せめて一貫して悪役ならまだ救いはあったろうに。
次、執事が助けに来て舟を取り戻すための作戦会議
執事「よくぞご無事で」
未来「執事どうしてここに?」
執事「こちらの方が知らせてくれたのです」
といって紹介される縁。
えー・・・縁さん普通にメリー号にいましたよね?
現在もなお占拠中の船からどうやって執事に連絡とりましたか?
いままでどんな状況でも使わなかった神様パワーをいきなりだされても疑問しか出てきません。
執事「シャル姉がメリーを襲撃している間に我々がボートで船尾につけ船にワイヤーを打ち込みます」
執事「お嬢様と主人公はそれを伝ってメリーに乗り込み」
未来「みんなを救出するってわけね」
えーと、まず主人公たちがいく必要ないよね?
わざわざ主人公たちが行く必要ないよね??
しかも明らかに10メートルはあるだろう小型ボートとメリーの高低差をワイヤー1本で上っていくとか
どんな特殊訓練うけてんすか
そもそもメリー号さん海賊船が攻撃するまで気づかないとかあんたセンサーの類は積んでないんすか
そして驚愕のラディアさんラスト
追い詰められたラディアさん
主人公「そう簡単に逃げられると思うなよ」
ラディア「しかし空は広い」
未来「ロケットベルト!?」
そのまま空へと舞い上がっていく。
もうどこから突っ込んであげればいいんだろう。
強引なシナリオBANZAI
でもキャラが好きry
縁
だれともフラグをたてない→縁が好きだ→でも私は神。人間とは恋できないの→
関係ない→一晩限りならラブラブできるわ→ラブラブ→
縁消える→1年後主人公はもとの土管生活→両親と再会→
両親は記憶喪失の少女を連れていた→その少女は・・・
こんな感じ。
むしろ一番まともなシナリオかも。
エロ
未来3枠
遥3枠
縁1枠
レイチェル4枠
シャル4枠
CG(エロ)
未来15枚(6枚)
遥15枚(6枚)
縁8枚(2枚)
レイチェル16枚(6枚)
シャル16枚(6枚)
その他5枚
総合
正直フェロモン設定いらないです。
フェロモンがきっかけ以上で物語に使われていないし、この設定がなくても内容にはまったく齟齬はない。
またシャルと遥√ではフェロモンは二人の心が通じ合えば回収されるといっていたのに
レイチェルと未来√では突然フェロモンが回収されてしまうこの矛盾。
縁はフェロモン回収のために主人公についてきているはずなのに回収後もずっと一緒にいる不思議。
誰か一人でもフェロモンで好きになった事実に対して疑いを持てばいいのにだれも持たないから空気設定すぎ。
あと√全般に言えることだけど金持ちだからなんでもできると思うなよ。
ピンチになるとほとんど金持ちパワーか根性でなんとかするからシナリオに深みがない。
せめてご都合主義でもそれなりに因果があればなっとくできるのに最悪。
襲撃に対しても毎回ワンパターンでつまらない。
ジョージ万能説は使いすぎだからなんとかしてやれよ。
主人公のスペックに対しても疑問だらけ。
いくらサバイバル技術に長けていても植物の分布が違うだろう土地でそんなポコポコ
食べモノ分別できてたまるか。
キャラゲとしては普通。シナリオも含めるとギャグの領域。
正直キャラが好きならいいけど勧めません。