月冴はマジで独立病巣。あいつが居るだけでヒロインは飯食ったら股開くようになるし、なんかよく分からんけど持ち上げられてるから周囲の人間が馬鹿に見える。癌だから公式による削除(追加コンテンツでの出演ナシ)も納得だね!!!
仮に颯馬が降板していて主人公が月冴だけだったら0点どころかマイナス。
シナリオ(というか月冴が)キモいことを除けば概ねいつも通りで50点くらいでも良かったのですが、月冴がマジでゴミカスなのでこの点数としました。
バニラ(遊戯強化版なし)の感想
シナリオ含め大体いつも通りの展開だが、天下統一できる√が限られているので最早地方統一ゲームになり果てています。しかも颯馬は絶対に天下統一できず、地方統一で物語終了。月冴の方もガッチガチの進行制限に阻まれたりで戦略面も考えることが少ない。
攻めるところがなくなって数ターンしたらまた侵攻可能領域増えるかなと構えていても、待てども待てどもストーリー発生せずに天下統一ボタンがひょっこり出てくるだけなんてことも。
親睦関連はまぁまぁと言ったところ。とはいえ、男武将は残らず1回で絆化する上に、月冴の男に興味ない宣言のせいで「こいつは堅物キャラなのね」みたいなふわっとした印象しか受けない。颯馬√では引き継ぎでキャラ引っ張ってきても親睦イベントそのものが発生しないのでゴミ。
短評としては全体的にいつもの通りの出来で、悪化した部分もあるといったところだろうか。
概ねコケ始めた頃と変わらず、と言ったところで本作最大の害悪「過去作レ○プ」「独立病巣」「メアリー・スー」と称されたもう一人の主人公・榊月冴について語っていこう。
公式サイトを引用すると
“天城颯馬とは違って武勇に秀でた直情型の剣士”
となるのだが、もっと簡単に説明すると
“なろう系異世界転生チーレムモノの主人公”
である。
数国を纏める領主の前であろうとお構いなしにタメ口を聞き、女と見ると幼女であろうが女体を品評し粉をかけ、例え命を救われようとも男ならば顔すら覚える気がなく、机仕事や雑務はサボり、作る料理はまるで媚薬。女は使い捨てオナホと言わんばかりの軽薄さを纏ったのが榊月冴という男(生ゴミ)だ。
言動のイチイチが鼻につくわナンパは一辺倒だわ性格がカスだわで個人的には今まで触れてきた作品の中でも文句なしのゴミ主人公筆頭と言える。
はじめて会った女全員の女体品評をするのがマジでキモい。ロリキャラ相手に「ムムッ!これは将来に期待できるぞグヘヘ」とか言い始めたときは別のゲームをやってるのかと思ったほど。
お堅いヒロインもいるのだが、月冴がトラブルを解決することで「見直したわ!抱いて!」状態に。この際に「意外といい人じゃない」という評価に留まるヒロインもいるのだが、次のイベントに入ったときには諸々すっ飛ばして「抱いて!」状態になっているのでヒロインの心情変化を理解しづらく、結果として評価は軽率に股を開く淫売へと成り下がる。
このシリーズは立ち絵を続投することがあるのだが、その続投ヒロインに媚薬飯イベントがあるともう最悪。颯馬さんが寄り添って悩みを解決して漸く結ばれたあの子が、「セックスセックス!!」と股をおっぴろげる姿は最早寝取られモノだろコレ。
最悪なのが毛利ルート。今作では毛利元就がメインヒロインとなっており、エンディングCGでは元就と月冴が庭で遊ぶ子供達を見守るシーンとなっています。その時の子供達のビジュアルが前作・戦極姫5の毛利ルートヒロイン『毛利隆元』とサブヒロインの『吉川元春』『小早川隆景』のそれなのだ。つまり過去に愛したヒロインに榊月冴とかいうドブカスの血が流れていると表現するかのような暴挙にでやがったのだ。ふざけやがってよぉ……。
天城颯馬も女にだらしがないと言えば確かにそうなのだが、颯馬はあわよくばという下卑たナンパをしているわけではなく、流されたとはいえ真摯に優しく接したことでお互い好意を抱き、事に及んでいる。しかし覚悟を決めたのならば他の女性との関係を解消し、たった一人と添い遂げるくらいの覚悟を持ってたり、一夜限りのことだとするので誠実だし、なにより男女平等でしっかりと他人との接し方を弁えているので生ゴミと較べるまでもないんですね。
お堅いヒロインとのアレコレに関しても月冴では『なんやかんや』で終わるところも『誤解を解くためにキチンと働く姿』を見せたり『戦場で庇ったり』と描写が丁寧なんですよ。人としての”格”が違いますよ。
あと単純にイキリがキモいです。飄々とした糸目の強キャラ、みたいな感じの雰囲気を出したそうにしているんですけど、常に自信満々でいる癖にミスするのでただの慢心にしか思えない。半端な聖人ムーヴやご都合主義で解決したりベッドヤクザなところも”なろう”っぽい。
特にキモいのは長宗我部元親との鍛錬のシーン。
元親「こんなに実力差があるなんて……」
月冴「そっちこそやるじゃないか。鬼若子の異名はハッタリじゃないな」
予想通り元親の腕は相当なモノだった。
ただし、あくまで、一般的な物差しで考えればの話である。
俺とやり合うには、ほんの少しばかり実力が足りないらしい。
だがそのほんの少しが、達人の世界ともなると、大きな差となって立ちはだかるのである。
このシーンを読んでキモすぎて思わずベッドの上でキモいと叫びながら転げ回ってしまった。颯馬にもある程度武勇があるせいなのか、それを超えようとするシーンが多々あるんですよね。本多忠勝より強いとか、半端な戦法で超有名武将に勝って「颯馬ほどではないけど知略もあるよ」みたいな。どうにかして月冴の方を強く見せたいということなのでしょう。
特に酷いのは成果の横取りですね。例えば史実では秀吉が竹中半兵衛をどうにか説得して仲間にしたとなっていますよね。ところが月冴が関わると媚薬飯で半兵衛がイチコロってシーンに早変わり。本来は秀吉の人たらしなところだったり有能っぷりを見せるシーンなのですが、そこにしゃしゃりでて月冴の手柄にするのでヒロインの人間的な魅力を減らしてつつヘイトを大きく積み上げています。
例えばこれが颯馬さんだったら秀吉の魅力的な所を語ってこうしたら?程度のアドバイスに留めたり、共に悩み、相手の発案を基にブラッシュアップする形でヒロインの魅力と自分の評価を共に上げている。こういうところが颯馬”さん”と敬称で呼ぶ所以であるわけです。
強化盤適用後の感想
イベント戦闘やガッチガチの進行制限だらけでストレスMAX。とはいえ月冴はリストラされて颯馬さん一人が主人公なのでシナリオの出来だけで見れば悪くはないですね。
個人的には本編の武田ifルートである武田勝頼ルートが最高ですね。信玄や信虎の「お家騒動に巻き込みたくない」という思いから僻地で放っておかれ続けたのですが、これが幼い頃から優秀な姉と較べて自分は未だ劣っているという勝頼の劣等感を増幅させてしまっているんですよね。
物語の流れとしては信玄が倒れたために当主として本家に戻ってきたというものなのですが、前述の劣等感に加えて頼られていることは素直に嬉しがる末っ子気質なのも相俟って「失敗」や「期待を裏切ること」を極端に恐れているんですよね。戦の敗北や兵の損失は自分がいたらないからだと考えて重荷を背負い続けてしまう不安定な姿と絶望感に打ちひしがれる姿は芸術的な美しさすらあります。