主人公がブレまくってるのは確かなんだけれど──
そうそう簡単に非情になり続ける、親身になり続けることなんて出来るのだろうか ヒロインを傷付けていくことに主人公が傷付いて、更に何も出来なかったという事実に傷付いて。確かにその度に「意志が弱い」と考えたけれども、相反する気持ちを持っているなんて人間当たり前のことで。OPを聴く度に「ぼくは何者なの?」「ぼくは悪者なの?」と問い掛けられるような何とも言えない心地になる。 手放しで称賛するには足りない部分はあるけど、いいゲームでした。