(GiveUp) どこかで見たような設定、名称、展開。「……幻想は終わったよ。これからは、現実の時間……」この言葉をそのままブランドに投げつけたい。
ワゴンで安く売ってあったから手にしたものの、いたるところがチープ。
クロウカシス、ひだまりバスケットと同日発売とはとても思えない。
見た目もまともなのはイベントCGくらいなもので、それすらもバラツキが激しい。
元同人サークルの作品らしいが、中身はどこかで見た設定のオンパレードで、しかも元ネタはアニメばかりという有様。
魔法少女コスが出てきたシーンでは思いっきり脱力してしまった。
所謂ところの大作志向の作品(Fateやマヴラブみたいな)なのだが、シナリオやブランドの総合力が問われるジャンルなだけに、この程度のブランドにはあまりにも厳しすぎる方向性だと思うのだが・・・なんでこれを作ろうと思ったのか。
「……幻想は終わったよ。これからは、現実の時間……」
本作でやけにプッシュされている文章だが、これがそのままブランドにも当てはまりそうな皮肉。
そこまでしてウケを取らなくてもいいのだが・・・。
ただ痛々しいだけである。