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nyalkaさんの色に出でにけり わが恋はの長文感想

ユーザー
nyalka
ゲーム
色に出でにけり わが恋は
ブランド
ういんどみる
得点
80
参照数
1735

一言コメント

一周10時間にも及ぶスローセックスに近い何か。わぅあぅ♪

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

エロゲヒロインという現実においては考えられないほどの希少スペックを発する女の子を前にしてどうしてまともに段階を踏んでゆっくり愛して行ける余裕があろうか、理性を保たずにいられはずはないのではないか?という疑問を呈する姿勢そのものタガが外れ壊れたような地の文の至るところに表現される。そんなはじめての経験だからこそ、はじめての言葉や行動にコンプレックス、激しい執着を持ちうるものでもあろう、それこそパブロフの犬のように傍からみるといささか無様に見えるかもしれない程の没入具合ではあるがそれはたしかに当人たちの間ではいつでもどこでもはぅあぅわぅ!?な気分を催す鍵刺激としての恋人対話なのであり、互いの理解と性癖の共有を高めて確かなボッキンボッキン☆スティックチョコレートでぽっ☆ぽぽっ☆ぽぽぽっ☆するため、一歩一歩が着実にセックスの下準備の儀式に他ならない、そう熱く言葉を投げかけなければと強いられる心地にさせられてしまう点で一目置かざるをえない作品であることは間違いないが何事もほどほどが一番だよね、との一言を思い浮かべると即クールダウンしてしまえる欠点をも持ち合わせる繊細さを有しているとも称さなければならない。


どちらにせよ、前後ぉぉん♪を初めとする風評被害を丸呑みにして本作における良さエロさ馬鹿らしさを一笑に付すのは却下あぁぁあん!なのであり、梨絵ちゃんと一緒にお散歩で妄想テイクほにゃらら!する前後ぉン♪さんや、田所さん家のマドンナさんに膣内に残った精液嗅ぎ分けられてぱんつ履いてないのばれちゃう垂れちゃう溢れちゃう!とスカート抑える姿が実に様になるだろうと妄想が膨らむクリちゃんのハンカチふきふきはオナニーに入りませんよ?何勝手にイきやがってるんですかこの早漏野郎?な膨れっ面で抜刀上等な寸止め精液禁断症状さんや、メインお二方と比べれば多少したたかおしとやかでありムスメさん連呼は結構自然にエロスを醸していたように思うけどもしかしてこれ日常勃起日常淫語慣れで麻痺しちゃったのが効いているのではなくて?な商店街名物の巨乳さんや、特訓と自己暗示するままに連日主人公のボッキンボッキンの勃起ン勃起ン♪にまじまじと対抗してはレスキューされる結局毎日ちゃんとお風呂入って身体洗う時間とかとれたのかしらあの子?というより主人公は主人公で徐々に下心を出すまでもなく一応√入ってないし恋愛関係でもないはずの女の子に見せつけるように初めから全壊で見せつけてくれちゃってまして一体全体とんでもない大物だな!あるいはそんな主人公のレベルに追い付かせるまでヒロインをエロの高みへと持っていくとかいう新しい攻略というものへの印象を抱かせてしまう一コマを演出していらっしゃるヒロインさんや、終盤ではとりあえずステルス胸揉みによりとりあえず喘いどく役に落ち着いてしまったという意味では不憫な酒乱童貞喰いメイド長さんや、(……え?みるみるボイスのあの子?えっと誰だっけ……うんと……吐血系キャラって量産された時期あったから微妙に印象に残りにくいよね……あ、ペンギンさんとセックス?そうだね、フェティッシュで良いんじゃないかな……あっ自分基本ロリコン寄りなんでご褒美プレイでした……よ……?それよりみるボイスで童貞童貞楽しそうに連呼されるのってすごくいいよね!楽しそうに拍つけてくれるとなお捗るなぁ!……本作とはあまり関係ない?そうね……でもでもどっちかというと赤髪ロリ先輩のあの子攻略したかったな……名前出てこないけど……はい……)なロリ枠さんや、ヒロイン力はおそらく一番高い気がするおまけ枠眉毛さんや、挙句の果てに憶すことない腰振りレッスンで梨桜ワンちゃんを筆頭にご近所ご参拝の皆さまへの女神様然としてまるで恥ずべきところのないダンスを披露しちゃいながらやっぱりやっぱり夜は夜でたとえ全裸であろうがなんであろうがやってやりますわぁァァン!と使命感もなんのその克服から演舞への昇華を果たし爽やかな秋の夜長を彩ってくれちゃう犬っ子梨っちゃんなどなど、彼女たちの姿をそっと目蓋の裏に浮かべればほら声優さんへの感謝が自然と口をついて出るようであり、あるいは一瞬でも気を抜けば置いてけぼりになりうるような甘ったるさ満開フレーズの繰り返しこそが、声優さんの魅力を極限まで引き出そうとすることでの一味違ったヒロインとしての魅力の在り方を示唆する作品でもあるのだろうかと、ぶっとび二番煎じ感増し増しの言葉を連ねてしまうことにほんの僅かな後悔を孕ませつつも陶酔しきってみた上で問うことで、そこにこそエロゲ作品達への付き合い方、マンネリ感と言うもの、もしくはエロゲヒロイン達へのマンネリ感の実在、ヒロインにとって飽きのない主人公というものの在り方というもの、こうしたもののきっかけとなる何かが、えっちイベント寸止め嵩増し間延び感からのアクロバティックな体位の彼彼女達という対比で確かに胸に伝わりうるようであり、当人たちにとってはあくまで自然のままのこの羞恥劇が、ひとつひとつの秋の紅葉の乱れる色づき咲き誇る、恋の形に魅入るものであったと見て取れるのではないか、そう感慨に浸るばかりである。






最後にちょっとだけ補足しておくと、桔梗さんの勃起懇願射精おねだりシチュがあまりにツボだったので10点分くらい盛ってます。蛇足ですか?蛇足ですね?知ってます。