素晴らしい！100点！！
同人サークルCANVAS+GARDENの看板娘エロゲーの第2弾(続編)です。前作と同じ感想ですが、フルカラー同人誌にCVとストーリー、OP・ED曲が付いたものと思ったほうが良いと思います。
まず特筆すべきはやっぱりヒロインのかわいさです、本当にみんなかわいい。癒されます。
制服も私服もかわいいです。淡い色調でひらひら系のお洋服が多いですね、かわいい。あとサンタコスの立ち絵があります。かわいいです。体操服もあります、かわいいですね。あと笑顔アップのCGが結構多いです。かわいいです。ということで、ヒロインがかわいいという要素がこのゲームの8割を占めているので、グラフィック見て「かわいい！！！」と思った人はぜひプレイしましょう。それ以外の人はたぶんやんなくていいです。
シエルちゃんは、やっぱり同人誌同様にとても元気な子で、ころんちゃんは可愛いもの好きで真面目な子として描かれてました。ファンとしても、これまで持ってた看板娘のイメージ通りのキャラクターでしたのですんなり読み進められました。
シナリオは、起伏が全くないと言っていいほどです(シナリオ目当てでこのゲームやる人いねえと思うけど)。この長さのゲームだからギリ耐えられたけど、あとちょっと長いとぶん投げてたかもしれません。シナリオは、ストーリーをつくるというより、ヒロインのかわいさを引き立たせるとか、お花畑のようなほわほわな世界観の演出として機能していると感じました。前述したシエルちゃんやころんちゃんの性格がとてもよく出てました。
また、これはおそらく共感する方は少ないと思いますが、このゲームのコンセプト上、深い話にはならずヒロインが簡単なことで悩んだり喜んだりするんですが、逆にそこに魅力を感じました。
例えばりしぇちゃんルートでは、りしぇちゃんが将来の進路について、「このまま喫茶店で働きたい・・・」と言うんですが、主人公くんに「将来のことを考えたら進学も考えていいと思うんだ」と言われて、「うん、そうだね・・・真剣に考えてくれてありがとう！」と、そんな会話があります。その間に葛藤があるとか、行間を読む余地があるとかそんなん一切なく、ここに書いたような会話そのままのイメージです。
まぁ～なんというか、そらそうだわというか、口悪く言うと、登場人物の思考や会話のレベルが低いところしか描かれません。ただ、だからこそこういう優しい世界になっているんだと思います。
底抜けの優しさは思考の放棄と表裏一体だと思っていますが、このゲームの世界観はまさにそれを地でいっていると思います。自分自身、自分より物事をしっかり考えている人に出会うと劣等感を覚えてしまうので、現実世界ではいろいろと疲れることも多いんですが、そんな自分でもこの世界なら生きていても許されるんじゃないかな、って思いました。それくらい優しい世界でした。シナリオに対して最も強く感じたのはそこですね。こんな事考えてこのゲームやってる奴、絶対誰もいねえわ。
えっちシーンは、今回メインのヒロインとなったシエルちゃんところんちゃんが2回、前作ヒロインだったりらちゃんりとりしぇちゃんは1回ずつです。本編攻略後のおまけシーンという形になっています。これもエロいというよりはかわいいの延長線上のえっちシーンなので、愛でるような感じで楽しみました。
ということで、”かわいい”がつまったゲームです。同人誌を読むような感覚で楽しみましょう。きっと幸せになれると思います。
※ぼくはここのサークルのファンなので頭のおかしい点数をつけていますが、普通はこんな高得点にはなんないと思います。この投稿をしてる当時で平均60点台ですが、まぁ納得。