美桜ルート後半以外は主人公に感情移入できない
妹至上主義者であるものの、やればやるほど美桜と快音に感情移入していって莉寿愛の主人公に感情移入できない。莉寿ルートでは一番感情移入できたのはリョウ兄ちゃんだというレベル。
主人公が美桜をほったらかしにして妹をかまう理由の描写がないから余計に分からん。単に新しく妹になった子が可哀そう、だけであそこまで主人公は莉寿の行動に耐えられないだろう。
また日常のギャグパート、とくに莉子関係は残念ながらさっぱり合わなかった。
その中では、唯一美桜ルートはもともと付き合っていた二人ということから感情の動きが分かりやすく物語に入っていきやすかった。美桜、快音の感情の動きはとても好み。
しかし、快音も言っているようにこの主人公の都合のいいところしか見ない視点はどこから生まれたのだろうか…
叙述トリックにかまけて、登場人物の心理描写がおろそかになっているようにしか感じない作品。