さすがの心情描写ではあるが、このくらいのプレイ時間だと物語への没入度、登場人物への共感が足りなくてこれ以上の点数は付けられない気がする。もっと長くプレイしたい。
初回起動時、スタート画面から思う。音楽担当のめとさんは神。スタート画面の表示のまま10分以上はそのまま費やした。
演出が過去作に比べ、キャラが細かく動くのが可愛いし、没入感も上がるので大変よい。
また誤字等があったものの、これも過去作に比べ、ないと言えるレベル。アップデートですべてなくなったのではないか。
ジョンが素晴らしい悪党。こいつが語っていることは完全な妄想じゃないかと思うくらい。もっとジョンの悪党っぷりを体験したかったし、アンシュちゃんの暗躍ぶりも味わいたかった。ー契約違反ですね、の台詞はゾクゾクした。
主人公がチート級強さを持っているということなので、最後の反撃のところは萎えるとは言わないが、まあこういう展開にするよね、と思う程度。
やはり主人公の苦痛、苦悩、悲しみ、怒りをもっと伝えて欲しい。それらをゆっくりじっくり味わうことによって、最後の反撃に感情を乗せられる。まあ本作は短めということで、時間が足りないので出来ないのだが。
最後のScene The Reason She Must Perishはもう最高。すべて心に染みた。しっかりイルサちゃんの気持ちと一体になることが出来た。
ラストのムービー音量は本編と比べると音量が低いのでもう少し上げてもいいとは思った。
あとシステム周りだが、システムSEの音量は消したい、テキスト欄はある程度透過させたい。
一番困ったのは、場面転換するとバックログが消去されてしまうのはどうにかならんかと思った。