会長ルートが無いのは何故に……?
回姫譚ルート以外は概ね面白い
シリアスも無駄に深いわけではないのでスラスラ読める。
その弊害か、主要人物が死ぬ描写が斜め読みしている感覚になった。
戦闘は微妙? テロへの対処と学生・能力・特警の構図に違和がある気もする。
ゼウスの小物感もどうにかできなかったものか。
八雲と主人公の関係や、ゆう子さん。負い目を感じているが内心お人好しな先生の選択、若い孫六と現代にいる幽霊の孫六だとか、明瞭としないものがある。もしかしたら私が読み飛ばしただけかもしれないが。
と悪いことを書いたが、設定や展開、話の分かりやすさ等はそこらに転がっているものより面白い。
なんとなくで本作を手に取ったのなら当たりと言っていいだろう。
しかし、必然最後となる回姫譚ルートの何とも言えない後味が全体を暈す評価となっている気がしてならない。
よって会長ルートが出ればみんな幸せになるんじゃないんでしょうか。どうでしょうか。