ぼくもおっぱいほちぃ......あ、やっぱりいいです......
夜のひつじ制作のPCゲーム「さようなら、援交娘さん。」の紹介・感想です。
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1.概要
汚してもいい子宮があります。
売女に本気になることはない。
ヤリ捨て便女扱いでかまわない。
さようなら、童貞を捨てさせてくれた女の子。
汚い世界に汚い花が咲いている。
最初から壊れていたんだ。
壊れたものを借りて、
壊れたまま返しただけだ。
陵辱アフターADV。
(さようなら、援交娘さん。:STORYから引用:http://yorunohitsuji.xii.jp/products/sayonara)
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2.感想
どこかやるせない気持ちになる、一言で言うなら脱力感、もっと言葉を汚すなら
胸糞悪い嫌悪感のようなものが心に渦巻きました。自分の想像以上の物に出会うと、
思考が難しくなる、それか鮮明にそれだけが強烈に残るようにも感じる、そんな印象。
「汚してもいい、子宮があります。」
ゲーム中で感じた少女の「何もなさ」というものも、だからこそ汚すことが出来る。
人工的に整えられた新雪に改めて、自分が踏み込んだと思ったら、前の土地がまだ見えていた、
そんなやるせなさが前記と繋がってるのかもしれません。あくまで個人的な感想ですが。
まぁ、それはそれとして、
最初はパッケージから抜きを意識した物かと思いきや、流石は夜のひつじさんと言ったところ、
しっかりとエロを意識したテキストの中にもこのゲームに合った
丁寧さや綺麗で汚れている雰囲気を醸し出すものを入れてきています。
自然と「キャラ」というものが伝わってくるテキストにもなっており、
やっていて胸糞悪くような展開でも、無理無く無理やり納得させられてしまう、帰するところ
ここも夜のひつじのテキストならでは、なのかな。
そしてENDに触れていくならば、片方のENDでは「さようなら、援交娘さん。」というタイトルの回収、
両END共にBADと取れるかもしれませんが、ゲーム中で何度か使われていた言葉を持ってくるなら
「またね」というのは別れの挨拶には変わりませんが、親しい人との再会などに使うそうです。
その意味を考えれば、まさに「さようなら」という位置づけになるのかな、と思ったりも。
どちらにせよ、別れとしては「強い意味合い」を持つものですが、エピローグを見ると何だか黒い皮肉の
ようなものを感じますね。
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3.小話
他に過去やったゲームでも感じましたが、僕は吐瀉を手伝ってくれるヒロインや、
吐瀉物を優しく処理してくれるヒロインに結構惹かれやすいのかもしれません。
だから、惹かれた一瞬を急転直下ひっくり返された時は、主人公以上にやるせなくなりました。
まぁ人それぞれなんでしょうね。
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4.締め
アンダーグラウンドとはまた違う、仄暗く濁り溜まったより深い所に落ちていく、
そんなどこか不条理めいたものを感じる、良くも悪くもテキストがそれを表現しているから、
改めて凄いことなんだな、と気持ちとは裏腹に否が応でも感じてしまう。
気持ち的には何とも言えなくなる、そんなゲームでした。
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評価:B
プレイ時間:約2時間
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