古き良きHOOKの萌えゲー、クレアちゃんがとても好きです。
HOOK制作のPCゲーム「Honey Coming re:coming」の紹介・感想です。
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1.概要
「......恋愛は苦手だ」
そもそも恥ずかしいことが苦手だ。
毎朝毎朝繰り返される、親父と母さんのイチャイチャっぷりを、
物心が付いた時から今まで、記憶がある限り見せつけられてきた俺(緒方 光一郎)は、
どうしても、納得することが出来なかった。
そんな俺を親父はバカにする。
愛はすばらしい、愛は正義だ、うんぬんかんぬん。
幸いなことに、義理の妹である未央(みお)や
隣に住んでいる幼馴染み朝陽(あさひ)にその毒は及ばず、
家にいる以外は平穏無事な生活が約束されているはずだった。
......あの日までは。
あまり成績の良くない俺は、進学を決めあぐねていた。
まぁ勉学なんていうものは、生きていくのに最低限必要な物を学んでいれいいわけで、
好き好んで欲張るもんではないし......。
早い話、行くところがなかったわけだ。
諦めてもいいかと思っていたところに、親父が勝手に願書を提出していた。
しかもあろう事か、未央、朝陽を筆頭に、政則(まさのり)、薫(かおる)の
腐れ縁達も試験を受けることに......。
受かるとは到底思えない俺や政則までもが受かってしまい、
冷たい鉄城門のヤケに大きな正門を、呆然と見上げる羽目になった。
そこは元女子高のお嬢様学園で、通称「バカップル学園」と呼ばれる以外は、
比較的良好で普通の(まぁかなりでかいが)所だった。
古今東西紐解いても見ても、他に類を見ないハイカラでロマンチックな――
恋愛授業、を除けば......。
(Honey coming:ストーリーから引用:http://www.hook-net.jp/honeycoming/story.htm)
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2.感想
「恋愛授業」という特別な制度があるお嬢様学園に入学した主人公達の運命や如何に!?
いちゃらぶを意識したキャラ萌え学園ゲー......と言ったようにHOOKさんが絶妙な調理加減で、
ちょっと素直になれない幼馴染や高飛車お嬢様、そして主人公の照れ体質を上手く取り扱っていましたね。
一通り挙げたこの要素は毒にも薬にもなりますが、個人的には慣れたらそうでもなかったです。
ちなみにキャラ的には、クレアちゃんとこよりちゃんが好きです、オタクが好きそうな人選ですね。
Re:comingでは、最初からプレイスタイルを選択することができ、ここで追加されたイッチョクセンモードは
最初にヒロインを選択することにより、そのヒロインを少しの選択肢で攻略できると言ったモードになっておりまして、
個人的には"一直線"にヒロインに萌えることができるこのモードが嬉しかったりします。
もちろん選択肢があった方がSLG感がありますが、萌えることを念頭に置くと、こちらの方が勝るのかな、なんて思ったりも。
次に各ヒロインについて触れていきます。
未央ちゃんは義妹だけども"妹可愛い"、おしとやかなついつい守ってあげたくなるような女の子でしたね。
普段は兄に対して妹然として振舞っているが、主人公が女の子と仲良くしている光景を見てると
ぶー垂れるなど嫉妬してしまい、女の子らしさもあってたまらんばい。
やはり義妹だからこその煩悶、これは妹にも共通するものがあり、また別のものだったりしますが、
もどかしさは似たものがあり、そのシナリオは評価したいです。演劇を絡めていくのも、
このようなシナリオなら王道中の王道ですが、真面目に直向きに描写されていたので、
萌えゲーらしさがあって良かったと思います。
由馬ちゃんは、共通というか可愛くなるまでは長かったかなぁ......
無口で毒舌なのはいいけど、共通~個別まではデレというデレがあまり無いように感じて、
進めるのが辛かった。まぁでもデレてからが振り幅大きかったのもあって中々可愛かったです、何気ない幸せでも泣けました(涙腺の緩いオタク)
このルートは家族の問題を萌えゲー風に解決した、とても良いルートでしたね......かなり良かったです。
やはり無口系の最初は心を閉ざしているヒロインはデレてからが強い、それを再確認するルートでした。
麻里乃ちゃんは、これまたデレるまでが辛いヒロインでした......若干素の可愛さを挟みつつも
どちらかというと口の悪い面の方が多く勝ってしまい、付き合うまでが辛かったです。個別でも、
やはり素直になったとはいえ、若干の照れを残しつつもいつもの調子に戻ってしまうのも、
この子の魅力と捉えた方がいいのかもしれないですね(萌えれたとは言ってない)
でも男性恐怖症という属性が出てきた割にシナリオ内では、そこまで推されているようにも見えなかったので、
まぁそこはあまり関係ないのかな。後はそのせいなのかツン成分が多すぎて、デレをあまり感じられなかったのも
萌えられなかった原因の一つかもしれません。それを御曹司が出てきたり、腹立つ描写が多くてやるせなかったです。
朝陽ちゃんは、妄想癖のあるちょっとむっつりな素直になれない幼馴染。
僕も電気アンマで起こされて、そのまま射精と洒落込みたいですね。
幼馴染だからこそ出せる距離感、そして雰囲気など全てがこのゲームとマッチしていました、センターヒロインは伊達じゃないぜ。
もしかしたら一番照れが可愛かったかもしれません、やっぱり照れ立ち絵の表情差分は優秀です。
後は恋愛授業を活かした問題解決はかなり良かったです、思わずうるっと来ちゃいました、涙流すオタク。
他のヒロインでも思いましたが、デレる所でいつものヒロインの状態で照れ混じりなのが多くて、
思いっきり萌えを感じることが少なかったのかなぁ......でも告白までの下りは結構好きでした、王道だからこその良さですかね。
クレアちゃんは......「最高」でした。キャラデザ的にも性格的にもばっちりハマっており、かなり可愛かったです。
年上らしい可愛さというより、学園の先輩としての可愛さの方が強く、個人的にはとても嬉しかった。
いつも主人公のことを受け止めてくれる暖かい包容力のような母性にも似た優しさがあって素晴らしかった......
最初は聖母のような優しい性格の女の子だと思っていたけど、段々クレア自身の中身についても深く知ることができる
萌えゲーとして最高のルートでした。最初の印象を忘れさせることなく、中身にも深く繋がっていくルートが
ぼかぁ、大好きだ。優しい笑顔、悪戯っぽい笑顔、照れた笑顔、色々な笑顔が似合う最高に可愛い女の子、
クレアちゃんが大好きです......(オタク告白)
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3.小話
まぁただ幾つか不満点が残ったのは「恋愛授業」という要素を推しすぎて、
少し学園本来の良さを打ち消してしまったり、共通が結構短く、萌えゲーとしては正解なんだけれども
ゲームとしては途中また別のものを挟みたいかな、なんて我が儘を思ったりもしました。塩梅が大事よね。
後は「恋愛授業」や恋愛を推しているにも関わらず、やっかみが激しかったり、不純異性交遊などを
禁止しているなど、ちょっと理解出来ないことが多かったのが、若干不満でした。
萌えゲーとして楽しみたいよね。
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4.締め
やっぱり「はにかむ」女の子は最強なんだな、HOOKさんの力を持ってすれば萌えゲーで
それを最高に表現できる、そう感じられるゲームでした。
付き合うまでと付き合ってからのエピソードも良い分量あり、しっかり抑えるところは
抑えている、個人的にはちょうど良かったかな。
後はクレアちゃんがヒロイン的にかなり良かったです、大好きです。
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評価:B
プレイ時間:約17時間
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