「かつて二人の魂を結びつけた絆を取り戻す物語」
talestune制作のPCゲーム「LUDESIA」の紹介・感想です。
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1.概要
西暦3000年。
巨大閉鎖施設ルーデシアでは、中世ゴシックと高度な科学技術の融合した、
テクノゴシックと呼ばれる独自の文化が発達していた。
施設を支配する天才少女ルーデシアの開発した、
肉体から魂を切り離す技術『外在魂』は、
人間を半不死の怪物へと造り替えた。
この街に住む、主人公ヤオとクルスの二人のパートナーは最高の賞金稼ぎであり、
ルーデシアと三人で家族のような日々を過ごしていた。
しかし、ヤオとクルスは過ちを犯し、ルーデシアを失い、すべてを失った。
失意に沈む二人の前に、閉鎖施設ルーデシアで最大の権力を持つ集団、
教会特区から、街に出現した生ける死者であるゾンビーの調査依頼が舞いこむ。
調査が進む中で、自分たちの追う事件に、ルーデシアの死と深い関連があることを突きとめる。
真相を解き明かすため、かつて二人の魂を結びつけた絆を取り戻すために、
ヤオとクルスは怪物との戦いへ身を投じてゆく。
(LUDESIA:Storyから引用:http://www.talestune.com/lud/lud_story.html)
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2.感想
初めに「SFテクノゴシックバトルアクション」ということで、独特な世界観と、その
世界観の中で生きるそれぞれの魅力のあるキャラクター達に惹かれました。
とりあえずシナリオに触れる前にそれ以外のことに触れておきましょう。
まず、やって一つ言えるであろうことは、文章の書き方が類を見ないくらいに独特でした。
体言止めや短文を区切る際に/を多用するなど、かなり独特な書き方になっており、誤字の
多さもあってかとっつきにくさを感じました。
しかし、この独特な書き方は、この作品の世界観と非常にマッチしていて、それが
顕著に表れる戦闘シーンでは熱さに拍車を掛けていました。
次に、前記した熱い戦闘シーン。
この作品の世界観と、練り込まれている設定が戦闘シーンを見ていてとても熱くさせられました。
独特な文章の書き方は、熱く、そして疾走感のある戦闘シーンに一役買っており、
更にBGMがかなりシーンに合っていましたね、どれも粒ぞろいでした。
戦闘シーンの「敵」という焦点を当てるならば、この作品の「外在魂」という設定が活かされていて、
色々な物に「魂」の器が利用されていたりと(一例を挙げるならば「水」に「魂」を移して、
「内在魂」として「水」になった人間など)、スケールの大きな戦闘シーンなどもあり、
色々な戦闘がありました。
そして、シナリオに関して。
この物語を一言でまとめるのであれば「かつて二人の魂を結びつけた絆を取り戻す物語」ですね。
これに関しては、終始ブレることなく書かれていました。
また、戦闘シーン以外の日常シーンや過去の回想でも、ヤオやクルス、ルーデシアのやり取りも
掛け合いとして、そしてこの題材にとって良く出来ていました。
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3.小休止
シナリオなどに不満点などはなく、ただこれ非18禁なんですよね。
つまり、えっちしーんというものがないんですよ。
作品の中でもあってもいい場所はあったのですが、まぁ非18禁故にない、と
知ってても何故かショックを受けてしまいましたね。
キャラとして、個人的に凄い好みなルーデシアちゃんとえっちしたかったです。
ルーデシアちゃんの13歳ま○こ堪能したかったです、はい。
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4.締め
物語の終盤もラストに相応しい戦闘と、オチとして、"二人の絆"ではなく、
"家族の絆"として描かれていたのが、個人的に好印象でした。
やっぱり大団円的な終わり方は良いですね。
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評価:B+
プレイ時間:約7時間
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