「40日40夜の雨の中 ふたりは出会った」
ZIGZAG制作のPCゲーム「40日40夜の雨」の紹介・感想です。
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1.キャッチコピー
40日40夜の雨の中 ふたりは出会った
空色の目をした少女とブリキの兵士の物語
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2.感想
まず、これは"個人的に挙げる大好き"なゲームとして、この高得点を付けています。
万人が万人に合うゲームでは、おそらくないと思うのを考慮して参考にする方は参考にしてください。
そして、あくまで「やるきっかけ」の参考にするのであって、このゲームをやる時は僕の意見などを捨てて、
最初からまっさらな自分の目と感受で楽しんでいけたら、嬉しいですね。
特に「まっさら」という言葉を使ったように、世界観を「色彩」として強く感じました。
「色彩」から成る「明度」の「濃淡」、そして「色合い」のような物を綺麗な形で表現出来ていたと思います。
この主旨のゲームを文章はもちろんのこと、BGM、背景、原画、その他必要な題材、世界観などの全てを
出し切って短いながらも、このボリュームに収め切っていたのも、個人的には好印象。
特に主人公目線から語られる描写、そして最後の展開は僕のゲーム系統の好みと相まって満足感以上のものがありました。
絵本や小説を読んでいるに近い感覚を覚え、やった後に心地いい読了感に浸ることが出来ました。
ほぼ雰囲気のみでここまで書いてきたので、おそらくあまり伝わってないとは思いますが、
個人的に強く感じたのは以上の点でした。
序盤の「戦争」という「濃さ」の中にどことなく寂寥感や終末感のような「淡さ」がありました。
中盤や終盤まで、やはりその雰囲気が続き、とても「濃淡」のある作品だと思います。
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3.小話
この作品もご多分に漏れず、フリーなので作品としては短いのですが、フリーや同人のように商業に比べて、
比較的に短い作品というものは「如何にその作品で表現したかったものを表現できているか」だと思っているので、
この作品はその点、とても綺麗にまとまっていたと思います。BGM、背景、ひいてはタイトルなど
全て使って訴えなければならない、という表現力や気概のようなものを感じました。
後、個人的に「終末物」や「戦争物」が好きなんですよね。
なので、このゲームの題材的にも特にハマってしまいました、たまりませんでした。
また、好みの話になりますが、「世界観」が透明というか、薄いゲームが全体的に好きなんですよね。
それは世界観だったりキャラデザだったり、その他色々だったりと(ここまで感想含めて全部雰囲気ですね)
まぁ全く伝わらないと思いますが、全てフィーリングですよ。考えるんじゃない、感じるんだってやつですよ。
ここのメーカーの他の作品もやりたいんですけどね、もうライター達が解散してしまったので、
また一つ好きな作品を作ったメーカーがなくなってしまったと思うと、とても悲しい気持ちでいっぱいです。
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4.締め
長々と伝わらない、傍から見れば意味不明なことを語ってるキチ○イな人間に見えるでしょうが、
文章力や語彙力がない僕としては、この稚拙な文章しか書けませんでした。
興味がある人は是非「きっかけ」としてやってくだれば、これ以上嬉しいことはないです。
これは「主人公とヒロインの二人の物語」です、もしよければ是非に是非に。
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評価:B(個人的にはA+)
プレイ時間:約1時間
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