クラシックモードが本筋なんだろうと感じた。資料的価値があるのかな?
こういったゲームシステムに触れたことが少なかったので、クラシックモードの選択権の多さに新鮮味を感じた。しかし、途中からはイージーモードでプレイして作業からの解放と、シナリオの薄さを感じてしまった。そして、システム的には古いのだが、シナリオを楽しむのでは無く、攻略感を楽しめるものであった。この点は評価すべきと考えています。また、同じ選択肢を選んでもテキストが変わったり、クリックによる反応を楽しめたのも、攻略感を増やしていてとても楽しかった。
各√に関して、あまり没入するほどのものは無かったが、ヒロインそれぞれに魅力はあったと思う。特に気に入ったのが桜子と可憐で、王道でありながら綺麗に終わって良かったと思う。また、洋子との子供の話などは、一瞬違和感を覚えたのちの即ネタバレだったので やられた!と感じて新鮮でよかった。
苦言を呈する√として、唯√の主人公の病的までな鈍感さにはうんざりした。唯自体はとても可愛かった。また、男キャラもあきら以外は不快な要素ばかり目立ち、リアルタイム勢には、ネトラレや凌辱が近くに感じて嫌ではなかったのかとお聞きしたい。またサブヒロインの数は要らなかったとも思ってしまった。
総評として65点。ゲーム的な楽しさは感じたが、作業であることには変わりなく人に勧めるものではないと感じた。主人公は古き良き、欠点が気にならない良い人間だったが、シナリオも古いが故にシンプルな展開が多く、感動や心に残るものは無かったと感じた。悪くはないが並って感じ。