とにかく色んなエピソードや色んな人生を詰め込んだ寄せ鍋みたいな作品。ごった煮感は拭えないがそれでも1本のシナリオとして見れるのはひとえに見せ方やテキスト巧さのおかげだろう。 いいのかこれで? ノーフューチャー!ロックンロール!
とにかく面白いと思えるエピソードや、いろんな人の人生をところ狭しと押し込んだような作品でした。
だから時折、「ん?なんだこのエピソード?全体の話に必要だったのか?」と思ったり
「え?このエピソードこれだけ?」と感じたりすることも。
それでも流れるように読み進められたのは、テキストの巧さと、単純に時系列ままに流さす
メリハリを持たせるという技巧等があってのことでしょう。
それでもやはり、
樫原シナリオでは、いきなりシナリオの方向がわき道に逸れて、そのまま別方向に進んでいって
ENDといった感じが拭えませんし、
千恵シナリオで若干もそういう感じは受けます。
この辺は惜しいところかもしれません
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きらりルートの一つ目はこのテーマでシナリオを書くにあたり絶対入れておきたい話だったのでしょう
凡人である主人公達に普通ではあり得ないような体験をもたらしたのはきらりの才能だったわけで、
ある意味きらりというのはこの世界をファンタジーにしていた要素だったのしょう。
そんなきらりが消え、現実の厳しさを語り、それでも・・・
という話は良かったと思います
どうしてもやるせなさは残りますけどね・・・
まぁ2つ目のルートとして、
きらりが生き残り夢のような世界を歩みつづけるルートも用意されてますが・・・