売りであるザッピングシステムのせいで評価が難しい
実は、決まったパターン(決まった女性の視点→選択した女性の視点→決まった女性の視点→の繰り返し)の繰り返しで、選択肢によるシナリオの変化は全く無く、選んだ回数で、その人物のエンディングが見れるか、見れないかの差異しかない。その辺のシナリオの構造がわかってしまえば、何と言うことも無いのだが、多人数ということもあって混乱する。ハーレムエンドがあるわけでもなく、狙ったヒロインをずっと追うこともできず、そういう意味で、このザッピングシステムは失敗だったと言わざるを得ない。
2003年の作品だが、題材、CG、テキスト、BGMなど申し分の無いクオリティで、システムなどもオートモードなどの一部の面倒な点を除けば全然良い。
本作の売りであったザッピングシステムが、足を引っ張ったことは非常に残念。