どこか懐かしい、優しい雰囲気を感じるうたわれシリーズ2作目。次回作に期待。
作品への好感度 S(S・A〜E)
他人へのおすすめ度 B(S・A〜E)※前作からの続きではあるが、本作から始めても問題無し
前置き
一本道のゲームのため、良いと思った点と悪いと思った点、どちらとも言えない点について記載、その後総評という流れで書いております。
■良いと思った点
・キャラクター
今作初出のキャラクター、前作キャラクターや前作に由来するキャラクター、前作を知っていると興味を惹かれるキャラクターなど、今作も魅力たっぷりなキャラクターがたくさんいました。
お気に入りは物語冒頭で出会う右近衛大将・オシュトル(ウコン)とその妹・ネコネです。
・ストーリー
今作はヒロイン・クオンとの交流よりも、主人公・ハクとオシュトル(ウコン)を中心に、仲間で楽しくやるような展開に重きをおかれていました。
尺のうち日常シーンが占める部分がこの手の作品の中では多く、ダレるかな?と思いつつも全くダレなかったことに驚きました。
しかし、締めるところはきっちり締めて物語が緩急ついていたのは非常に良かったです。
最後の方のオシュトルからハクへの仮面の譲渡シーンや、クオンとの別れ、オシュトルとなったハクの演説のあたりは涙せずにいられませんでした。
□悪いと思った点
・一部キャラクター
一応今作のラスボスらしいキャラクター・ヴライ。ラスボスにしては微妙な立ち位置すぎる上に、なんだか勘違いであさっての方に走り出してしまったので…
作品の締めに戦うキャラとしては微妙でした。
また、トゥスクルからの使節団として来たカミュ・アルルゥにもあまりいい出番がなかった(ほとんど遊び回るシーンしかなかった)ため残念でした。
△どちらとも言えない点
・一部ストーリー
ストーリー自体は次回へ続く、と言った感じで今作で終了していないため期待値が上がった状態のままです。
分割作品なので仕方ありませんが…
・ゲームパート
1作目の方が今作より後に出たので、キー設定や遊び心地が1作目と違いました。
違和感を感じる部分があったものの、1作目よりは工夫する部分があったため楽しかったです。やり込み要素も少し触りましたが、楽しいですね。
総評
前作も日常シーンでいいな、と思ってた部分が多かったのでそこをたくさん味わえたのは良かったです。兎にも角にも、次回作に期待です。