(当時の)中二病患者向け感はありますが、なかなか面白い作品でした。
作品への好感度 C(S・A〜E)
他人へのおすすめ度 D(S・A〜E)
前置き
遊べるエロゲならなんでもござれ状態であろうアリスソフト。初プレイのドーナドーナがなかなか面白いゲームだったので、せっかくなら次は配布フリー宣言されているものをやるかということで、こちらをプレイしました。
プレイの際には有志の方制作の「鬼畜王 on Web」を使用させていただきました。かなり昔のゲームながらも、快適にプレイすることができました、感謝です。
■良いと思った点
・絵
ドットがとても綺麗でした。スクショが止まらず、スマホに送って1ドット単位まで見えるレベルに拡大して楽しんでました。
・システム
ゲームブックのようなシステムであり、図書館でゲームブックばかりしていた小さい頃を思い出しました。古いゲームの不便さは、ある程度はそのまま面白さになります。
あと、敵を倒す時のシステム(というか性行為全て同じシステムでしたが)が面白かったです。
・有馬神父とアスタロト
私にしては珍しく、メインそっちのけでこちらが好きでした。リメイクするならこっちも掘り下げて欲しいくらいです。
□悪いと思った点
・ストーリー
諸々短いですね。ただ、今の作品の規模と比べての話もあります。最低限の描写にのみ留められていたため、もう少しシィアや笙姫については触れられてるとよかったかなと。
最後シィアめっちゃ説明してくれるやん、みたいな感じでした。
・システム(バックログは鬼畜王 on Webの後付け機能があるため減点にはしておりません)
まず、任意ロードができないことです。セーブ画面にロード画面もつけてくれると嬉しかったです。
そしてマップ移動系のシステムは全部鬱陶しく感じました。東西南北に動く地図のないものと、上下左右に動く、地図のあるものもどちらもです。
前者はとにかくどう動いてるか理解できていなかったこと、後者はどちらが上でどちらが右か等、方向と画面が一致せずに混乱しやすかったことがそれぞれ減点理由です。
総評
無料でやらせていただいたので、これ以上はつべこべいうつもりはありません。
こじんまりとよくできている作品であり、時がたった今の人間でも比較的楽しく遊ぶことができました。できることならリメイクを見てみたいなとは思います。
でも続編?のAliveZの評価が悪いので、そちらは触れるかどうか微妙です。