シナリオの山でこけてはいるものの、十分に魅力的な作品。
シナリオで頑張ろうとしたのが敗因。
惜しかった。
シナリオの最後の部分で、完全に無理やり盛り上げてる感がでた。
なにもそこまでして、盛り上げなくてもいいのでは、、、?
ユーザ、少なくとも個人的にはあのまま和やかに終わっても満足。
キャラクタそのものはとても魅力的だったので
キャラクタに頼ったまま作品を完結させたほうがスッキリしたかなぁ、と思う。
ただ、この作品は完全にキャラクタに頼っているというわけでもなく
共通ルートや、個別の序盤はいい感じのシナリオ展開をみせた。
そしてかぐやの進化をみせたのが、共通から個別への移行の展開。
エトワールで女生徒に囲まれていた主人公が相手を決めたとたんに
今度は、ヒロインが紅一点的な扱いをうける学園にはいってくる。
この心情を描写に反映させる描き方はなるほどなぁ、と感心した。
ヒロインは4人ともよかったし、美雪先生もよかった。
普通のキャラげーとしても十分及第する出来。
かぐやのこの製作チームの次回作がホントに楽しみ。