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nineneunさんの姪少女の長文感想

ユーザー
nineneun
ゲーム
姪少女
ブランド
たぬきそふと
得点
81
参照数
1545

一言コメント

「お兄ちゃん♪」と「おじさま♪」に大した記号的意味の差異はない。陽光に満ちたうららかな午後に、僕が悟った事だった。

長文感想

実際リアル妹がいようといまいと「お兄ぃ」と呼ばれる事で大脳新皮質が刺激されるのと同じで、
リアル姪っ子がいようといまいと「おじさま」と呼ばれればやっぱりアドレナリンは分泌される。
ここで共通するのは「バカ兄貴」にしろ「ダメなおじさん」にしろ、その言動の発生源が自分より年下であることである。
あえて全ては語らないが、この分析で分かるのは僕がロリコ

つまり僕が言いたいのはこのゲームが「姪」を重点に置く意味はあまりないんじゃないかと思うという事だ。
対象を姪にすることで共同生活という「括り」を入れる為に対象の設定を血縁に絞っただけであって、「おじさん」という呼称がエッセンスを加えているとはあまり思わない。
というのも、「おじさま」という血縁関係を使ってどうこうという場面は見受けられなかったからである。
さらに言ってしまうなら、開発者は「批評空間で‘姪‘を検索したらヒットしなかったから」「実際に姪っ子の姿を見て思いついた」とかいう理由だったりするんじゃないかと思う。

それでも個人差はあって「姪と聞いて飛んできました」という人もいるだろう。
でも以上の理由から購入を検討してる方は「姪」という部分を気にしなくてもいいだろうと思う。
必要な条件はただ一つ。
以下に簡単なチャートを用意した。条件に当てはまるのなら購入を考えてもいいと思う。

あなたはろりこんですか
 |      |
 |      |
はい。    いいえ。
 |      |
 |      |
 ↓     ↓
買う。    買わない。

これである程度は条件を絞れたかのように思う。
つまりロリコンなら楽しめると思っていただいて構わない。
攻略対象は全て推定中が・・・小さい子だ。
少なくともプレイする方々の5つ以上は年齢が離れている。
そんな青い性の目覚め、「女の子」から「女」へと孵化する年頃の女の子にちょっといたづらしてみたくはないか?
我こそロリコンなりという方はやってみて損はないのではないかと思う。

おっと、ここで冒頭の分析から判ったことがもうひとつあった。
お気づきの方もいるかもしれないが、このゲームは多少の「マゾ成分」も含んでいる。
ここで訂正だ。薦める対象は「ロリコンでマゾヒスティック」な人へと変わる。
というのもそうしたルートも用意されているためだ。素晴らしい。

そして更に訂正。
今考えたら「おじさん」というエッセンスもありました。すいません。
やはり「背徳感」も重要なのかもしれない。肉親の幼な子に萌芽を促すちょっかいをする。
しかも保護者である立場であるにもかかわらず。
でもやっぱりあんまり重要ではないかもしれない。

言明できるのは何度も言うがやっぱりロリコンであること。ここでこのゲームは6割楽しめる。
野々原氏の右手はやはりロリを書くためにあると思うし、なにより可愛らしい。
それに加えM持ちだと9割楽しめる。
とはいってもルート限定なので3割増しだが・・・しかし私がこの点数を付けたのはこの3割が決めてだったのだ。
10割楽しみたかったら、上記の成分に加え、実際に姪がいて程好く背徳感を持て尚且つ主人公のちょっと知的障害的な言動に耐えられる、そんな条件をクリアした人じゃないかと思う。

僕なんかはまだ若輩の身なのでやっぱり「おじさま」と言われてもピクンとはこない。
「おじさま」という呼称の持つ限定的な意味は感じられない。
上記したとおり、「お兄ちゃん」と同じなのだ。
でもしかし「ダメなおじさまですねっ♪」といわれればビクンとくるさ。
そういう人に私はこのゲームを薦めたい。


以下は私が考えたこのゲームのセールスポイントである。
ただし、若干のネタバレ(内容そのもの)を含むので未プレイ者で購入を検討してる方は回避されたほうがよいかもしれない。




・ふくらみかけのおっぱい
佐野乳という言葉を知ってるだろうか?
詳しくはグーグルに聞いてもらいたいが、私はこのふくらみかけのおっぱいを描く野々原氏の乳を佐野乳に対し「野々乳」と呼びたいと思う。(そういう呼称があるかもしれないが)
ロリキャラのおっぱいが描かれる場合、ツンと張った画で描かれることが多いが、このおっぱいは「膨らみかけ」をよく現していると思う。
詳しく説明は出来ないが、でも「ふくらみかけ」なのだ。

・沙耶様
このケームを評価する点において、もっとも素晴らしいと思ったのがこの点である。
つまり「大人しめキャラ覚醒大下克上」という設定だ。
最初は対話するのもおどおどしく、遠慮と羞恥をはらんでいた彼女だが、「私がどうにかしなきゃ」という責任感のもとで立場を強くしていく。
そうした中でのドSっぷりに僕は感銘を受けざるを得ない。
そしてCVがみるという点に注目だ。
ロリキャラを演じたら僕の中では四天王と言っても過言でないくらい僕はみるのロリ演技が大好きである。
そんなみるの声に乗せ「だめなひとですね!」「くやしくないんですか」なんて言われたらテストステロンの分泌が過剰になるのも分かるであろう。
終始敬語というのもポイントが高い。上から目線なのに敬語。ギャップ。うへえ。

そしてこの沙耶。こう考えるとさらに可愛く思える。
「まともなのは私。だからこの大人(主人公)をどうにかしないといけない」
そうした責任感からの冷静な部分と、
「大の大人を服従させているという子供心ながらの征服感。遊びに勝った感じ」
という二面性を織り成した上での嗜虐行為。最初は責任感から、後は完全に組み敷いたという征服感からの嗜虐。その転換を思い浮かべると可愛く思える。

・まさしくエロゲ
近年はノベルと化して行ってる最近のゲームだが、これは純粋にエロゲだと僕は思う。
最初は二人が越してくることから始まる。
じきに共同生活を送って行く中で主人公はふとした日常のトラブルから姪たちへちょっとしたえっちなイタズラを行い始める。そこから最終的にはHに持ってくという王道の形式。
そうしてあえて段階を踏んでいるのが「この場面ではどういうことをするのかな」という期待感を持て、段階を踏まえて行くことでエスカレートする主人公の行動を追える。
実際女の子二人と過ごしたらちょっとしたえっちな恩恵に預かれるだろ!という妄想の追従を行えるのがポイントであると思う。
孕ませは蛇足のようにも思えるのだが。
ともかく「俺はちまちましたのはいいから早くエロシーン行け!」という人にはよいかもしれない(結構チマチマしているけれど)

ただし読ませる事に特化したゲームではないのでシナリオはおまけのようなものである。



迷ったなら脳内変換機でみるの声をエミュレート。
台詞「おじさまったらほんとうにだめなひとですっ!」
ピンときたらゴー