ファンディスクならではといった内容ですが、「D.C1」と「D.C2」のキャラクター達が時を越えて出会う「聖夜のアメージングストーリーズ」は両方の作品が好きな身には嬉しい内容と呼べるものでした。
「聖夜のアメージングストーリーズ」は「D.C1」のキャラが未来へ行く物語と「D.C2」のキャラが過去へ行く物語に分かれますが、どちらも行った先で本来なら交わる事のないキャラ同士が出会うクロスオーバーが楽しめる内容です。
なので、「D.C1」と「D.C2」その両方をプレイする事が前提みたいなものですが、それだけにプレイした人ならば満足できる物語なんじゃないかと思います。
ファンディスクなので、わりと短く感じてしまいますが話としては面白かったですね。
本音を言えばもう少しボリューム&分岐みたいなものは欲しかったですが。
他にあるぴじ学園風?のダンジョンRPG(というかすごろく)の「Dungeon.D.X」と、3Dの朝倉音姫と触れ合う3Dコミュニケーションアプリの「音姫といっしょ!」が遊べますが、まあ、おまけみたいなものですかね……。
メインの「聖夜のアメージングストーリーズ」の前にはちょっと霞む感じです。
あと本編の内容ではありませんがシステム面的には、今回から?既読スキップができるようになったのが嬉しい。
反面、フルスクリーンモードには難がアリますね。
フルスクリーンにしても周りが黒くなるだけで大きさはウィンドウのままなので、かなり見にくかったです。
(フリーのソフトを使用し無理やり大きくしてプレイしましたが、デフォルトでちゃんとしたフルスクリーンモードを実装して欲しかった)
ところで、美春と美夏、同じ声優なのに名義が違う事に今更気づきました。
声優には疎いので良くは分かりませんが、演じた時の名義に合わせたんでしょうかね。
なかなかこういうのは面白いです。
声優ついでに言うと気付かない間に色々声優も変わっているようですが、すでに変わっていた事にも気づいていなかったので個人的にはあんまり被害が無かった……、と思ったら、眞子も変わっていたという事実。
眞子は今回プレイしていてすぐ分かったから、やっぱり結構入れ込んでいたキャラだったんだなぁと改めて実感しました(微泣)
まあ、実物の特典を含まずゲームのみで考えると「聖夜のアメージングストーリーズ」が楽しめるか、楽しめないかで満足度が変わる作品なんじゃないでしょうか。
個人的には、それが楽しめたので、なかなか満足度は高かったです。