様々な人が行き交う柳原（渋谷）が舞台
プレイした当初から今に至るまで心にくる作品だと断言できるほどの出来でした。
多くの人が行き交う大都会が舞台になっており、その中でもビジネス街、学校、アンダーグラウンドの３つが主に物語の中心になっています。
この３つの舞台で主人公たちが活躍していくのですが、まず何と言っても登場人物の殆どに抱えている問題や信念や矜持などがあり、物語が進んでいく事にそれが少しずつ浮き彫りになってきます。
なので、サブキャラであってもその生い立ちやその人が持つ、目標や課題が少しずつ分かってくるので人物考察が好きな自分にとってはとても深く作られているように感じました。
例えばあるサブキャラは芸能界デビューという大きな夢を持っていたけど挫折してしまった、またあるキャラはとても複雑な心境でいじめを庇って学校をフェードアウトし、不良と戯れる日々を送るなどそれぞれのキャラクターには必ず何かあり、それが物語の後半で明るみになっていくのがとても感慨深かったです。
最後に一言ですが、この作品のサブキャラに要らないキャラは殆ど居ないと思いってます。
それくらいにヒロイン以上にサブキャラに惹かれるところが見えてきました。
もし、これからプレイされる方がいらっしゃったらPS3版かPSVITA版の追加シナリオが入ったコンシューマー版を買うことをおすすめします。