G線と車輪、先にクリアしたほうが名作になる(?)
「車輪の国、向日葵の少女」のネタバレも若干含みますので、両作品クリア済での閲覧をおすすめします。
おそらく、G線と車輪、先にクリアしたほうが心に残る作品になるんじゃないでしょうか。
G線を花音ルート途中で積んで、半年くらいして、車輪をオールクリアし、車輪をクリアしてからG線を再開、G線もオールクリアしました。
個人的には、車輪>G線です。
最初の時、G線を積まずにちゃんと最後までやっていればG線>車輪になったかもしれません。
例のトリックは一回やられるとどうしても読めてしまう部分がありますしね。
花音ルートは素直に泣けました。
椿姫もいい子ですね。他の人も書いていた気がしますが、魔王と椿姫との関係、会話が好きでした。
椿姫ルートがずーっと続いて、魔王と椿姫が争った末、結ばれる、そんな話を書いても面白かったかもしれません。仮定の仮定ですが(笑)
魔王は、結局ハルルートで成し遂げたことが父の国外逃亡させたことだけというのが、実績として寂しい気がしましたね。
たしかにあそこは要求が何でも通るより、あのぐらいで済んだほうがリアリティはあるんですが。それにより事件の規模というか、魔王自体の格がいまいちになってしまった気がします。
水羽ルートは水羽姉が完全犯罪しきれなかったのが悲しかったですね…
椿姫、花音ルートは後味もそんなにわるくなかったかな。最終ルートが好きな方には失礼ですが、ある意味最終ルートより後味が悪くなかったような気も。
(ただ、ハルの「恭介くん…」というかぼそい呟きだけが気になってしまいましたが。まあ最終ルートへの伏線ですしね)
ハルルートはいろいろ細かいことが気になってしまいましたが、close your eyesが流れてよい感じの気分になりました。
ハルが髪を切るのかなーと思いきや、結局髪を切った姿は見れずじまいだったような…ちょい残念でした笑(…スミマセン)
「大きな事件を起こす」シナリオを描きたかったが、リアリティも同時に求めたために、うまくいかなかった印象を持ってしまいました。警察がどうこうっていう描写など。
法律のことは知識がないのでわからないですし、いろいろ思うことはありましたが、現代の日本で「車輪の国」みたいな話をやったらこんな話になるよってゲームだったかもしれません。
このゲームの悪役といえば…浅井 権三でしょうか。
高みのまま散って行った印象です。車輪の国の法月は失脚後の姿がかっこよくて対照的でした。
ここからは自分の勝手な推測というか妄想ですが、椿姫ルート、花音ルート、水羽ルートで恭平の大事件が起こらなかったのは、恭平が権三を殺そうとして失敗し、逆に殺されてしまったから起こらなかったのかな…
と、自分は勝手に脳内補完しています。
恭介が権三(もしくはその手下)に殺され事件が起こらなかったから、ハルは魔王への執着をなくしorまだ他の場所で生きていると勘違いし、町を出て行ってしまったのかな、と。拙い設定ですが、自分は勝手にハルルート以外はそうだったのかな、と納得してしまっています。
(矛盾等あったらスミマセン)
長文&駄文失礼しました