これすごい。ストーリー、エロ、キャラ、原画、作品内の全てが過去作よりもレベルアップしていると感じた。
ANIMの「bbsacon」×「酒井童人」の作品は個人的にツボなので迷いなく購入。
買ってよかった「虐襲4」!!
もう全てが過去作を超えていた。
今回の主人公である「グレン・グレイブロ」こいつがすごい。
虐襲シリーズの特徴は、主人公が一人の女に妄執することから周囲を巻き込んだ陵辱劇を展開するところにある。
グレンはヒロインである「フレイ・クルール・プリンシペア」と戦場で相対し、簡単にいうと一目惚れする。が、直後にグレンに降りかかる展開が凄まじい。
・フレイ自身の手で左腕を除いた手足を根元近くから切断され敵国の捕虜となる。
・国民の前で去勢され、焼き鏝をあてられ止血。
・蟲牢という不潔な牢のなかで身体を蟲に食われ続ける。女尊男卑主義の国なのでグレンは敵国女兵士に陵辱され続け、戦士の誇りを傷つけられる。
・牢の最下層に落とされる。そこに落とされた者は生命維持の薬や食料なども与えられず、実質死刑に等しい。
・そんな中でもグレンはフレイに会うこと、もう一度戦うことを希望とし、蟲を喰らいながらも生き続ける。
・それでも限界はグレンに訪れる。そんなグレンの前に謎の人物が現れ、グレンに蟲の力を与える。
・グレンのターン
グレン・グロイブロのなんと格好いいことか。蟲牢に入れられたグレンはベルセルクのグリフィスを思い出させる。
その後も、一度自国に戻り疲弊した国力を回復させてから敵国に進行を開始する。など、とても丁寧にストーリーが進むので違和感なく物語りに入り込むことができる。
なにより、グレンのフレイに対する妄執が、過去に起こったことではなく、戦場で初めて相対した瞬間から始まっていることが、プレイヤーにとってもグレンとシンクロできる点で、グレンの妄執がとても理解できるのだ。フレイの存在がなければグレンは蟲牢でとっくに死んでいるだろう。
この点は虐襲3主人公サラドが、本編の過去にアイラスの陥没乳首をみてアイラスに妄執しだしたことや、絶望士の主人公鬼灯連嗣が、子供の頃に愛沢あをいと結婚しようと約束していたから妄執することに比べて、格段に説得力がある。
キャラクター造形も丁寧に作られている。
・フレイ・クルール・プリンシペア
今回のヒロイン。
「律と令」を旨とした聖女というキャラ。この聖女という見せ方が上手い。女尊男卑のガリュス国でははっきりいって浮いている。フレイだけ別の国の人間といっても不思議ではないほどに。
そういうガリュス国内の他女性との違いが、聖女としたキャラクターを際立たせている。
そして、それが堕ちる過程は見事の一言。
過剰なところも足りないところもなく、フレイが堕ちるのも仕方ないと思ってしまう。
そして、常にグレンのフレイに対する愛情を感じられるのも好感が持てた。
・ミュリア・ローザ・ガリュス
ガリュス国の女王の娘。
気の強いロリっ娘。扱いを間違うととんでもない事態になる爆弾のようなキャラ。
反乱部隊を組織したり、どんなことをされたもあきらめないところなど一番行動を起こしているのではないだろうか。
商人の前で下品で卑猥なダンスを踊らされたりとバリエーションのとんだシーンが多かった。
・イヴェル・レイラ・ガリュス
ガリュス国女王。
ババアかわいいよババア。
いや、ほんとに可愛かったのだ。堕ちるのも早いが、堕ちた後の落差が一番大きかった。そして、いちばんかわいい。ババァのとろけ顔最高。
グレンに肉体改造されたり、堕ちた姿を家臣に晒されたりと結構酷いことされているのだが、それらも喜びに変えるところなど、女王は強いなぁと思ってしまう。
イヴェルにとっては喜びなのだが、フレイやミュリアにとっては非道の行いだと思っている両者の価値観の違いの対比がなんともおもしろい。
「イヴェル一人でザーメンケーキを食べろ」とフレイに言わせるとケーキを独り占めしていいのだが、「女王にそんな酷いことさせるわけにはいかない、言えません」とフレイは答える。そんなフレイに対してイヴェルは「なんとひどい家臣じゃ」と独り占めできないこと、自分の心を理解してもらえないことを悲しがる。
・トルク・ジョイス
脳筋。去勢されたグレンの一物も密かに手に入れてバイブにしていたり、グレンを陵辱したりと性に開放的。トルクの行動が全ての元凶といえるのかもしれない。
性別は女なのだが、何故か女装させられたりする。そのギャップたまらなくかわいい。
根は乙女で、堕ちた後は従順。
便所にされたり卵巣破壊されたりと扱いは四人のなかでも酷いほう。
子供作るのが夢と語ったり乙女な一面もある。故に、卵巣破壊のシーンは強烈だった。
メインはもちろんサブに至るまでゴネルを除いて不快なキャラはいない。
そのゴネルもプレイヤーの鬱憤が溜まっているところに、グレンがズバっと制裁を与えてくれるので気持ちいい。
まさか陵辱ゲーでここまで気持ちの良いキャラが揃っているとは思わなかった。
女性連中は全員が全員かわいいのだ。ヒロイン格の四人はもちろんだが、ネグ・ライオ
、ソネミの双方もかわいい部分を見せる。それが普段見せる姿とのギャップとなりキャラクターを魅力的にしている。この二人との絡みはもっとみたかった。
陵辱系のゲームに分類されると思うが、ANIMの「bbsacon」×「酒井童人」の作品は本当に痛いシーンがないのが好きだ。
やっている内容は酷いが、やるほうは相手のことを思ってやっていたり、やられるほうも嫌がるそぶりをみせるが最終的には快楽堕ちするので痛くないのだ。
今作にフレイの輪姦シーンがある。
フレイを公開輪姦させるのだが、あるルールがあり、失敗するとフレイを犯している男の一物を切断するという内容だ。
男は百人ほど切断されてしまうのだが、グレンは他の陵辱系主人公とは違う。
自身が酷い行為をしていることを自覚しており、切断した一物も、裏で密かに治療し元通りにしているのだ。格好いいぜグレン!
虐襲3と世界観を共にした続編的立場にあたる虐襲4。
続編らしく、前作しのキャラであるサラド、アイラス、ギャリコが登場する。
サラドがグレンとすれ違いざまに「女は愛するものだ」と呟いたり、ガリュス国を去る際に「俺の国に攻め入れば容赦なく潰す」といったり、前作プレイ済みなら少し嬉しい場面もあった。
グレンの野望が世界に覇を通すことなので、もしかしたらグレンVSサラド・フレイVSアイラスな戦いが展開するのかなぁと想像すると虐襲の世界が広がりなんともおもしろい。
ANIMの「bbsacon」×「酒井童人」は鉄板です。
酒井童人さんのかくテキストは絶望師ですさまじいエロさだったが、今作もエロかった。
肉リングやらタコツボやら肉イボやら、なまなましさがありエロいと思います。
bbsaconさんの原画もムッチリしていて、立ち絵からすでにエロカワイイ。それと見事なアヘ顔でした。
アヘ顔といえば、眼球を上にし白目にさせて、だらしない笑い顔にしたものがテンプレだと思いますが、虐襲4では
・悔しがっている表情
↓
・自分でも知らなかった快感に驚きの表情
↓
・快感に負けそう。でも負けない!という我慢の表情
↓
・我慢できずに快楽に流されてしまったアヘっている表情
↓
・快感の余韻に浸っているとろけきった表情
と、実に丁寧な差分になっていて自然なアヘ顔になっていた。これは地味にすごいと思います。
アヘ顔というだけでメリットだと思い、唐突にアヘらす作品も珍しくない昨今、いい仕事をみせてもらいました。