ツンデレ聖薇が可愛くてたまらない。至高の聖薇ゲー。ただアンジェリカと比べると・・・
アンジェリカと比べ、どことなく手抜き感が漂う今作。舞台が現代なのがその原因か。
アンジェリカは中世ファンタジーだったので、主人公の目的、魔法の性具や侵攻等でHのバリエーションやヒロイン以外の女性等の無茶ができたが聖薇ではそれができない。
ヒロイン数や調教レベル、突発Hで補っているのかもしれないが微妙。
ENDに至ってはウェディングドレス姿でHのキャラが三人もいる。被りすぎです。
キャラの掘り下げも足らないのでヒロインに愛着を持ちにくい。というよりも、聖薇以外は絡みも少なくオマケ的な扱いじゃないかなとさえ思える。
ストーリーに関してもいきあたりばったり的な感じがする。
主人公に明確な目的がないのが痛い。自分から行動せず流されるだけ。
各ヒロイン達を狙っていた訳でも瀬理奈に復讐する訳でもなく、他者が用意してくれた餌（ヒロイン）を食うだけの基本良い人。
ヒロイン達には背景がほとんど語られず主人公の前にいきなり出てきて軽く補足説明が入るだけ。ツマラナイ。
色々と不満もあるが、聖薇の存在で色々許せる気持ちになるから不思議。
というよりほぼ聖薇ゲーと言えるので聖薇が気に入るなら至高の作品に、気に入らなければ駄作となるかと。そこは体験版をDLして確かめてみればいい。
さて、この聖薇だが風紀委員長である。
強気、お堅い性格、いい加減な事が嫌い、一般的な風紀委員長のイメージだと思う。これにサトウユキボイスが素晴らしく合っている。
そして何よりこの聖薇、ツンデレである。
当初は主人公の事を蛇蝎の如く嫌っている聖薇。借用書を片手に無理やり犯されたのだから無理はない。サブタイトルの～あなたなんて大嫌い、死ねばいいのに～を言葉通りの意味で言ってくる。
だが、調教やデートを重ねるにつれ主人公にだんだんとデレてくる。
初めのうちはキスされる事にも嫌悪感を表しているが、デレてくると表情では嫌がっているが内心では喜んでいたり、「命令だから、妹の為に仕方なくやっているんですからね！」等と顔を赤らめながら弁当を食べさせあったりとかなり甘々なシーンも多い。
この状態の聖薇が可愛くてたまらない。
聖薇限定だが一緒に昼食を食べたりデートしたりとHが絡まない選択肢があるのは何気に嬉しい。
アンジェリカの時も思ったが、もう少しストーリーを長めにしっかり書いてくれるとただのヌキゲーに終わらない作品になると思うんだけどなぁ。