これは凄いですね。まさか、ここまでの作品だとは思いませんでした。不快なストーリー展開があったりだとか、エロが薄いだとかの欠点はありますが、それを霞ませてしまうくらいの圧倒的な完成度です。神ゲーだと思います。
第4章に入るまでは、キャラに魅力を感じないし、不快なストーリーでつまらないと思っていました。しかし、第4章の人質立てこもり事件辺りから面白くなってきて、予想以上にスケールの大きなストーリーで圧倒されました。感動する場面もいくつかあり、ゲームをクリアした時には、思わず拍手してしまいました。
ただ、やくざの話を入れてきたり不快なキャラがいたりする為、人を選ぶ作品かもしれません。ストーリーの後半に入るまではつまらないので、そこを乗り越えられるかどうかがポイントだと思います。
椿姫の章 ストーリーが不快で、読むのが苦行でした。正直言って、ここでギブアップしていてもおかしくなかったです。このストーリーで何を描きたかったかは分かりましたが、こんな不快なストーリーを見せられて、何が面白いのかと思います。
花音の章 全国大会での花音の演技は、良かったです。感動しました。
水羽の章 このルートは、普通の美少女ゲームという感じがしました。特に面白いわけではないですが、それまでのような不快さは無く、普通に読めましたね。
最終章 最後の留置所での友人達との面会は、音楽も良く感動しました。
本当に、これほどの作品とは思いませんでしたね。個人的には、これまでやったゲームの中では、この作品が第2位です。間違いなく傑作だと思います。