相変わらずキャラの内面や心理描写とかが引き込まれる良さ。作品全体としては面白かったが〆だけちょっと合わなかった。
ライター的にほたる先輩と玻璃のキャラがやはり結構マッチしてるって感覚はある。
頑張ろうとして何とかしようとしているけど空回してなかなかうまくいかないってところ等々...
このあたりの特徴を出しつつ、各キャラがその辺をいい感じ乗り越えているあたり、
方向性は過去作と違いつつも好きなところは生きてるしよかった。
ただ、完全にとまではいかず準決勝あたりが正直ピークで、
らしさが良い方向に生きたのはほたる先輩が最後決勝で託したあたりまで。
その後里亜出てきてからも悪くはないけど方向静的に違う方に飛んで行ったって感じ。
良さを生かした部分での積み上げじゃなくてそのあたり吹っ飛ばしてtheスポーツ者に飛んでしまったって感じ。
スポーツものとかで頑張った勝った!みたいなところを押せるような話ならおそらくやっぱりメインヒロインは柚!
のような流れで終わったかもしれないけど、
ここまでの話的にキャラの内面や過去を掘り下げて乗り越えていくところが中心だったから、
そのあたりを最後まで生かし切って、途中退場になってしまったけどやり切ったほたる先輩がメインヒロインって感覚。
そもそも柚がこのあたり心理描写周りから最初以外割と外れたところにいるからこの終わらせ方的には適役だけど、
作品的になんか一人だけちょっと違わないって感じはなくもない。それが良さでもあるとは思うけど。
というかこれだけキャラいてきっちり全員描かれているのが正直すげーなって感覚はある。
さすがに立ち絵あるキャラクター全員っていうわけにはいかないけどほぼ全部だからね。
良かったシーン
・準決勝後半~決勝戦のほたる先輩
ここが最高。ライター的にもあっててそれでスポーツもののよさって感じを出してる。
あれだけ悩んでたのにそれで気持ちの切り替えできるのって感じは若干あったけど
・歩の飛行シーン
ここもやばかった。航太がパス出して歩が決めるシーンあたりが特に。
・ほたる先輩全般
きゃらすき。...もあるけどキャラとか諸々がそもそもかみ合ってる。
玻璃もよいんだけどがっつり抱え込んででも一人で頑張ろうとしてっていうのが若干浮いた感じ。
(ほたる先輩もあるけどこちらの方が我がすげー強いって感じ)
悪くはないけど他のキャラとのかみ合わせ。
そういう意味では境先輩と玻璃って似てるところはあると思う。そうなったらどうするは真逆だけど
個別は完全におまけ。
正直やらなくてもいいと思う。
・ほたる
キャラがもうすき。
分岐前まで割と全体的に後ろ向きだった感じがあったけど(最後の方はともかく)、
明るく前を向いてるから何倍も輝いて見える。共通中のそれがあったからこそってのはあるけど。
ただ、その辺ほたる先輩を中心としつつもなんか話の軸は別のところにあるって感じ。
・里亜
残念いまいちキャラに対して思うところがなかったので、
個別ルートはいるの失敗して正直共通ルートで終わり!って感覚。
共通の後半の方でリタイアしてしまったのもあり、、
個別ルートもどちらかといえば妹様の方に触れつつイーリスちゃん...みたいな感じだったので、
里亜のキャラ自体そこまで好きじゃななくてももうちょっと何としてあげてよかったのではってちょっと思った。
正直Trueでも最初の方に書いた通りほたる先輩リタイア後はなんか違うって感じで、
そこから再度出てきたって感じだから本来であればそんな不憫でもないはずなのに不憫。
・玻璃
途中までよかったのに告白シーンからどっか飛んでった
・柚
個別の中では一番いい感じだったやっぱりおまけ程度みたいなところはあるけど、
他と比べて無理やり感が少ない...気がする
・(個別はないけど)イーリス
不憫。応援してあげたい
そういったあたりで最後の終わらせ方のベクトルの不一致感はあるものの、
シナリオ全体としては全然悪くない。
相変わらずシステム面はシンプルで、ボイスの音量のぶれがあったりとかであれな部分はあるが、
シナリオ、BGMの雰囲気など中身自体はよいのでここからも押していきたい。
CGはかわいいけどおっぱいデカすぎとかが合ったりして。このキャラは好きだけどみたいな感じ。仕方ないね。
次回の方向性次第かなぁという面もあるけど。
比較対象としてあおかなが出されてはいるけどそっちの方はやってないのでわからんです。
まぁスポーツものらしさを楽しむって感じで始める人はやっぱ合わないと思う。内面描写が相変わらず強いからね。