ゆず作品は割と個別でだれる印象があったけど、これはそんなことなくて最後まで楽しめた
割とゆず作品は個別は楽しいけど個別に行くといちゃいちゃの方向が合わなくてだれてたんですが、
共通がほどほどになった代わりに個別が割といい感じになった印象。
共通でひと段落して個別にという感じではなく、
そのままその内容を引き継いで個別に行っているのもあったので、
そこでひと段落感がそこまでなかったのがその共通程々って印象を受けてるのかもしれない。
何でだれるって思ってるのに買ったかと言われればやはり絵
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芳野
全体的によかったchapter5あたりまでが一番という感じではあったが、
そのあともいい感じにまったり進んで芳野の心の整理諸々含めまったり進んでいく感じで良かった。
ゆずといえばここからイチャイチャ挟んでだれてのイメージが強かったのでちょっと変わったイメージ。
エピローグも特に呪いで固くな籠っていた(心情的な意味で)芳野からすればあの一言以上にいろいろ思ってることはあるんだろうなと。
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ムラサメ
体に入ってもあとで幽体になれる前提で誰も疑問に思わないの何。
一応後で取り付いてる感じって説明はあるけど。
個別やってちょっとキャラの印象が変わった。
思っていた以上に芯が強くて強気気味なシーンがあるの。割と好き。
ムラサメちゃんのキャラ諸々相まって全般的によかったが中盤はそこそこ。
町おこしの色々案だしの部分は物語的にあってこそだけどムラサメちゃん完治までの繋ぎ感はあった。
そこで特に何もなく結局じゃあ元に戻せばいいじゃん!ってなってるわけなので。
兼太郎が守られてたんだな...っていうところはよくて
お、これは最後まで頑張って一成長するのか?って期待してたけど残念だった。これあったらこのあたりの話はもうちょっと変わった。
叢雨丸の管理者になって500年でいろいろ思うところもあるだろうし、
最後の奉納のシーンムラサメちゃん視点でのところで見たかった。
むしろすっと終わったからこそよかった感はなくもない。
EDので2人の後ろ姿が季節変わってくとともに奥に並んで進んでいくところすごく良き。
ムラサメちゃんが人間に戻って一緒に進んでいくんだなっていう感じがして。
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まこ
たぶん一番甘いルート。ルートのテーマっぽいのが愛とかになってたのがあるかも
茉子の変化とか獣の変化あたり見てるのは結構好き。
好きだけど話全体的には個人的に苦手なゆずイチャイチャ部分が強いのでそのあたり込々苦手目(特にChapter4だか5の代役デートのあたり)。
むしろあれが好きな人はこれすきだと思うけど。
肩にかかってる髪の感じ個人的にはこれすっごい好き。
髪結んでたりしてこんなかかり方してる人はいるけど、おろしている状態でこういう人っているのだろうか。
グランドは後述するレナルートではあるが、
内容的にはレナやった後にもう一度やってみると感じ方がまた違うかもしれない。
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レナ
物語の根っこ。
キャラの好き嫌いはどちらでもなかったけど、
ここまでブラックボックスだった部分が一気に出てくるしこの作品では一番だし、結構良かった。
ただあくまで物語を解き明かすための感じの視点を強く感じて他ルートに比べて、
個別キャラのルート感は薄れてる。
いやイチャイチャしてるし割とレナルート感するところもあるけど夢の話の内容が物堅いの内容的に重くなってるせいな気がする。
せっかくなので、女神様視点がもうちょっとあったらなぁと思いつつ(出すところはない気がするけど)
グランド的にはこのルートを最後にやってほしいけど、
改めて背景がはっきりしたうえでこうなったのが分かったうえでのコマ視点というのは思うところもあるはずなので、
どこかのサイトでおすすめしていた茉子2週目は話が変わるわけではないけど楽しめると思う。
前述したとおりゆずの苦手目な部分が茉子は立ってしまってるので僕はやらない。
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芦花・小春
完全におまけサブなのにチャプター8まであって長くない?って思ったけど
それぞれが割と一瞬で終わるので結構短い。
山なし谷なしといった感じで何もない。
芦花姉はまだお店のために頑張ったけどあったけど小春はそれすらなくて無って感じ。
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システム的にもかなり充実しており(むしろそんなのできるのっていうのもあって多すぎて困るくらい)、
曲もよかった。ただ主題歌がベースになってる感じを感じるって良くも悪くもそれが耳に残る。
キャラゲー的にはかなり良作。
ゆずはシナリオいつも個別の後半でだれるけど評判といつも通り絵で買ってしまったら、
多少あるもののそれを十分上回る感じで楽しめた。
個人的には物語の舞台とか服のデザイン諸々こういった和風のは大好物、
あとキャラゲー並ではあるが伝承的な話とかそういったものを背景にしているとことか。
ただシナリオゲーに多少寄ったキャラゲーくらいで各ルートでそれなりにいろいろ触れているが
結局根っこのところはレナルートに固まりすぎなのでその辺のバランスが良かったらもうちょっとよかったと思う。
とはいえ芳野も呪いから解き放たれて~、ムラサメちゃんは長い間を一人で~って感じではあるし、茉子も視点が違うだけで割と根っこの部分に行ってるので個人的な感覚ではある。
レナやった後に芳野√思い返してみると、
これが記憶引き継がない系ループものだったら本当にそれでいいのかみたいな会話の後2週目が始まりそう
最後にがりがりにシリアスに寄せたどこ向けに出したかわからん作品ほどバランスは壊れてないし、
キャラゲーとして楽しみつつある程度シリアスを楽しめるので完全考察物とかシリアスものしか読まない人以外は割とおすすめ。