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nekotoumaさんのアストラエアの白き永遠の長文感想

ユーザー
nekotouma
ゲーム
アストラエアの白き永遠
ブランド
FAVORITE
得点
80
参照数
710

一言コメント

雪々がなければくっそ長いキャラゲー。中だるみしんどい。そこまでのルートが準備になってるのもわかるがやはりその辺が足を引っ張ってる気がしてる。最後だけ見れば80台中盤。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

微妙に神社あたりの設定で星メモ思い出した
個別がほとんど長くてしんどいけど、このレベルの終わらせ方してくれるならまだまだついていける。
カズヒロ氏の絵が好きなのと、曲の壮大さも個人的にはだいぶ好きなのが割と大きい気もするけど

攻略順
琴里→一夏→落葉→りんね→コロナ→雪々
落葉だいぶいいキャラだし最後の方回したいなぁとか思いながら攻略サイト見たらルートロックで遅くても半ばくらいにやらないといけなかったのが悲しね。
あと葉月かわいい。普通に子供かわいい的な意味で。頭わっしゃわしゃして甘やかしたい。
こんな娘がいたら幸せなんだろうな2キャラ目(1キャラ目はぱぱにぃと呼ぶどこかの)

落葉が一番良かったグランドなんてなかったみたいな話聞いたけど普通にグランドが良かった。
攻略順は割とこれで正解なきはする。最初2人はどっち先でもいいかも

・共通
ワンパターン。
最初の一回は面白くなってきたかってなったけど以降が似たようなパターンだったので、イイハナシダーとはなるけどまたかって感じも強い。
雪々がわりと日常に絡んでくるパターンかなと思ったら想像以上に出てこなかったのが割りと予想外。

能力覚醒するとき前後のキャラがアレなところとか除けば他には不快キャラいない気はしたけど、一夏、まりも辺りは特に個人差でそう。
まりもが若干うざったい感じ合ったけど、子供だからねで十分済ませれるレベル。



・琴里
ほぼ最後まで割りとずっとツンツンしてる。
最初のキスの時のやつが多少気持ち考慮したとしてもいきなりそれはね?とかなりかけて首かしげてお、おう。
そして残りは割と似たような流れになって正直中盤からだれたけど、最後だけは良かった。

・一夏
すぐ火照る女
橘家での料理の時のほほえましい感じ割と好きだった。
前ルートの攻略中になんだかんだ一夏のこと気にしてるんだなってのが見えてたし、それ頭において奥と割と美晴さんがいい人。不器用なだけ。
ただ一夏はその不器用感+その性格のせいで割とだれた。
一夏はサブキャラであってほしいキャラだった。

・落葉
ここまで2ルートでこんなものか…とか思いながらやってたけどこれは割りかし面白かった。キャラ補正とかその辺り抜きにしてもね。
ただしくっそ長いためだれてしんどかったのでその辺加味するとまぁまぁくらいの評価。

ここまでの情報での考察メモ
雪々最後に毎回大人っぽい感じのでてる辺り(声的にそうだけど姿が少女っぽい辺りロリババアかー?)心配して云々とかありそう。
もう一人じゃないねってなると消えていく辺り、能力とかも定着してる人には何かしら共通点はありそう。
能力関係の上の人が割りと宇宙や気象に携わってる辺りとか星天宮になんか住んでる辺りまた星のチカラガーとかの関係性も考えてみる。
落葉ルートでの最後の発言とかからして割りとありえそう。星メモ的な何かを想像する。
それかなんか病気で寝込んでる誰かが意識飛ばしてるみたいな感じの。
共感能力に関しては落葉の能力だけじゃなくて雪々も持ってそう。河川敷での雪の琴里の反応からして。
雪々と陸のつながりが不明。
P.Sフィンブルの冬

・りんね
エロゲでいうぺたんこはどうせぺたんこじゃないと思ったら、"エロゲの割には"ぺたんこだった。(ナイチチとは言ってない)
お風呂あがりのCGのやつ見た時はナイチチっぽく見えたけど他のCG見たら若干あったよね。

飛び抜けていいっていうポイントはない買ったけどここまでのルートだったら多分一番好き。
付き合い始めて兄妹問題また引き伸ばして中だるみするかと思ったら結構スッキリ片付けてくれたのが割りと大きかった気がする。
大体どのルートも中だるみが問題だけどそれが割りかし何とかされた感じなので。
付き合い始めてからだけの長さで言えばあっさりし過ぎかもしれないけど、そレまでの積み重ねもあるのでその辺は気にならないかと。

あと(落葉後の追加分の共通込み)割と新しい情報落ちるし、雪々周りについてもうちょっと色々考えられる。

・コロナ
なんだかんだ一番可愛かった。癒やしキャラというか小動物的な可愛さ。
他に比べて軸になる人物が若干違ったりするので微妙に新鮮さがある気もするのも合わさってかだいぶ楽しめた。
あと、家族周りのタッチが若干薄い(方向性が違う?)ような気もするけど個人的にはこっちのシナリオのほうが好み。
宇宙センター行くときの橘家の送り出しがだいぶ心に染みる。

最後のところで念動力でそんなこともできるのか、万能すぎぃとか思ったけど、基本の能力だからこそ応用範囲がと考えると納得は行くね。
最初のうちは使えなくても応用やってるうちに発火能力とか使えるようになりそうとかさえ思う。
そもそもコロナの万能すぎ問題。
落葉もそうだけどエムパシーは原初の(ryというのは一体なんだったのかぐらいの感じがする。むしろアポーツのほうが少ないんじゃないかとか思ったりするレベル。
不可視能力だかは言うまでもなくきっと雪ちゃんですね。


あと、星天宮周りでの私これ星メモでみた!っていうがものすごくある。EHやってないけど。
宇宙とか辺り絡めて正体不明の小さい子がいるってどうせまた病気の女の子出てくる予感がすごい。

・雪々
予想通り病弱(とはちょっと違う気もするけど)な女の子出てきて期待を裏切らなかった。
前半は今までの整理+2ndOP以降の準備編みたいなもの。
むしろここままでの他ルートが準備編と言っても過言ではない感じはある。グランドエンドみたいなものだし。

ルーン≒雪々と考えると、それに感謝して還していく部分は特にやばかった。(私的メモ:ルーン、宇宙、地球、命、母)
ルーンを嫌うエルフィンも多いような感じだったが、もっと本質に気づけていたりできてればまた違ったのではないか。
あるいはルーン自体が許容されるような世界(人間と妖精の共存世界)だったらまた違ったのではないかと思う。
曲自体が特にその雰囲気を強めてる節があるけど、舞台に限らず色んな意味で壮大なのでやってみれば、言葉にはできなくても感じるものは色いろあると思う。
渡しの場合は感じたものを言語としてアウトプットするのが苦手なだけな節があるけど。





まとめ。
雪々ルートなければくっそ長くて中だるみするキャラゲー。
ここまでの流れがあって雪々ルートなので、そこまでのしんどさに耐えれるかどうか。
終わりに辿り着くまでに中だるみして投げる人もでそうなので、その辺り大丈夫な人なら勧めていきたい。
ちなみに私は落葉までの3ルートで毎回長すぎ投げたいとか度々思いながらやってました。絶対投げない主義だから頑張った。
あと終盤若干プレイヤーの理解や感覚に投げてるところもある気がするので、脳死で文章読んでの方はよくわからんで終わるかもしれない。

P.S
北欧神話も面白そうなのでこれを機に一回読んでみたい。