全てのエロゲーの頂点に立つにふさわしい作品
ゲーム性とシナリオの融合。
完成された世界観。
ゲームとしてのエロゲー、AVGの頂点に位置すべき作品。
この作品と比較できる作品は『街』くらいで
『ever17』や『蒼色輪廻』は所詮できの悪い二番煎じでしかないといえる。
逆を言えば、この作品の登場でAVGはゲームとしての可能性を終えたと思う。
そういう意味では歴史的作品。
ただ今やるにしては不向きな作品。当時はコマンド総当り、画面総クリックが当たり前の時代、ユーザーはAVGにはある程度の解く楽しみ、シナリオは自分で答えを探すと言ったものに抵抗がなく、それゆえに楽しめたという時代背景がある。
いまのユーザーが劣っているというわけではない。ただユーザーの趣向が変わっただけのこと。大体忙しい社会人がクリアに50時間もかけてられるかってのが本音になるだろう。
ただそれでも、確実に、今やっても面白いって感じる人間はいる。ただ、昔に比べてエロゲーユーザーにその人間の数は減ったであろうと思われる。