「悔しいっ、でも、感じちゃうっ! びくびくっ」 が90シーンくらい
■良くなったところ
前作『淫堕の姫騎士ジャンヌ』が小説っぽかったのに対し、
本作はかなり美少女ゲームらしい文体になりました。
ヒロインのセリフが、卑語まじりでそれなりにエロエロです。
(前作は、セリフが手抜き気味だった)
元々、描写が細かい作風のシリーズなので、
調教されるヒロインの心情を事細かに知って楽しみたいユーザには、
より、完璧な布陣になったといえます。
■微妙だったところ
繰り返し作業度が高いです。
「イヤなのに、体が勝手にっ!」みたいな心境でエッチシーンの9割が進行するため、
その手の描写が死ぬほど好きでないと、途中で飽きてしまうかもしれません。
あと、『乳改造』『サキュバス化』の設定が活かしきれていない気もしました。
悪堕ちシチュを期待してたのですが、今回そのような描写はほとんどありません
でした。
濡れ場でのロリヒロインの活躍は、ほとんどありません。
(あるエンディングにて、堕ちた状況で1回登場)
■総評
テキスト的にはかなりの高レベル。
しかし、煮詰めきれていないストーリー構成が足を引っ張っている印象です。
いかにユーザーを飽きさせないかという方向性のアプローチが皆無なため、
ともすれば金太郎飴的なシーンが続くように見えてしまいます。
『堕ちそうで堕ちない強気なヒロインを、快楽で延々いたぶり続けるゲーム』
↑の内容に、琴線が触れたら、購入候補に。
※7月29日に加筆。