ドタバタ学園ラブコメ+α
作品としての感想は、デザイン、キャラ、音楽、シナリオ共に良かったです。
王道な学園ラブコメから始まり、段々と現れる違和感とシリアス。
といっても難しい考察は無く、プレイしていれば自然と勘付けるようになっている。
序盤の日常パートが平和そのもので、シリアスな展開もエロシーンもいらないからだらだら学園ラブコメを見ていたかった程。
ただ、中盤以降の展開がだれ気味なのと不必要な選択肢が多いかなと感じた。
各ルートもある程度攻略順があり、何も考えずにお気に入りキャラから攻略しようとすると別ルートのネタバレやいきなり物語の核心を付くことになってしまう可能性がある。
世界観的には全てのルートがIFストーリーだが、最後のルートである隠しヒロイン(あまり隠れてない)が最終的な正史と取れるのもそれ以外のヒロインへの愛着があると少々悲しい。
色々マイナスな面も書いたが、考察も出来るストーリー、魅力的なキャラ、邪魔しないエロシーンと初心者におすすめ出来るエロゲだと思う。