序盤からヒロインの精液好き発言とフェラシーン、本番の後には短めのお掃除フェラが付いていたりと、これは久々の良作フェラゲーかと思ったが、結果から言うとそうではなかった。手堅い作りの年上ヒロインとの王道趣向のエロゲー。あとは声優の好み次第
冒頭からおよそ関わりのない人物(スーパーの客や店長)に対する
主人公の若干の上から目線な言動を感じるものの、一応許容できる範囲。
エロまでのヒロインとの関係性の構築は時間にすれば短めだが、エロシーンに突入するまでに
キーとなる会話があり、また資料集めという体があるのでそこまで突貫工事感もない。
エロシーン中にも会話によるある程度の関係性の進展が見られ
「とりあえずエロさえ詰め込んでいればいい」という感じではないのはプラス点。
一方で気になる点としては、
エロシーンの最中に邪魔が入ることが多い。
誰かが来たり、不意に物音が鳴ったりとパターンは幾つもあれど
そんな余計なパターンはいらないのではないかと。
誰かに聞こえるかもしれないというある種のスパイスを入れたいのは分かるのだが
そんな偶発的な展開は1シーンあれば十分だろう。
本番等のエロシーンの後に高い割合で付いてくる
お掃除フェラに関しては、それを用意してくれたこと自体には賛辞を贈りたいが、
どれもシーン尺がヒロインのセリフに限定すれば5クリックほどと
かなり短いのでおまけ程度にしかなっておらずとても勿体ない気持ちになった。
フェラを描いたエロシーンの数も序盤の1つ以外は
シックスナインx1、パイズリx2(うち一つは声のみのエアフェラ)
後は他のシーンの合間に短いお掃除フェラが繋ぎとして入る程度で
フェラゲーを期待してプレイすると肩透かしを喰らうことになるので注意が必要。
せめて絵は使い回しでもいいので終盤にあと一つ長尺のフェラシーンがあれば評価も変わったのだが
上記のフェラには連続して本番シーンが必ず用意されていることから
やはり「フェラはおまけ」という観念から脱していないのかなと。
声優に関してはとても聴きなれた方なので安心感はあるが
もう少し若い感じの方が合っているかなぁという気がしないでもない
そこは好みの問題だろう。
同学年のサブキャラ上倉雛のエロはクリア後に解放されるオナニー1シーンのみ。
UIに関してスキップがやや重いのが気になった程度
日常シーンでテキストウィンドウに表示される顔グラは果たして必要なのかは疑問だが
エロシーンではちゃんと非表示になるのでそこは心配ない。
イベント絵に関しては崩れもなく安定している。
お掃除フェラのシーンで目立つのだが差分絵がカクカクと変わるのでそこはフェード式でも良かったかもしれない。
精液表現はもう少し多めにして欲しかったが、作中で
ヒロインが「漫画みたいには出ないんですね」と発していて二律背反に。
また、エロシーンで主人公の顔が映り込むことが2、3回あったのはマイナス点ではある。
余談だが、
美人女同人エロ作家がイベントで若い男と二人きりで座ってたら
ファンとしてはガン萎えもいい所だと思うのだが、そこはツッコんだら負けなのだろうか……。